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設定を上書きする

今日は週に一度の太極拳レッスンの日。

私が通っているやまだひろこ先生の太極拳教室では、太極拳の事だけではなく、「氣」のこと、身体の仕組みのこと、身体の使い方、メンテナンスの方法など、「身体と心を整える」ためのあらゆる知識を、いろいろな角度から学ぶことができて、毎回、目から鱗が落ちることばかり。

そして今日のレッスンで、不思議な体験をした私。

私は18歳の時に、交通事故で左足首を脱臼するという、大きな怪我を負いました。
つまり、一度、左足首が「かぽっ」と外れ、その後のリハビリでだいぶ改善はしたものの、左足首が人より曲がらないのです。

足の裏をぺたん、と地面につけるしゃがむ姿勢ができないまま、二十数年間、ずーっと過ごしてきました。

ということで、私の中では、すっかりこんな設定ができあがっていたのです。

「私は交通事故で左足首を怪我したので、足首の可動域が悪く、普通にしゃがめない」

実際に、左足首の可動域は右足首より悪く、動きも硬い。
寒い冬の朝は関節が硬くなり、足をひきずることも。
しかし、日常生活ではなんら問題なく、10年前にはフルマラソンも完走しています。

そんな設定を自分の中でがっつり持っていた私が、「しゃがんでください」と言われた時に、まず思ったこと。
それは、「ああ、私はできないんだよね」というあきらめでした。

事実、しゃがもうとすると左のかかとが浮き、無理やりかかとを地面につけようとすると、ころん、と後ろへ尻餅をついてしまう状態。

と・こ・ろ・が❗️😳

ひろこ先生のレクチャーを受け、お尻を後ろに引くように重心をおろしていくと。

あ、あれ?・・・あれれ??

後ろに転がることなく、深い姿勢でしゃがむことができたのです。
しばらく私の頭の中には「???」マークが。

どゆこと?まぐれ?

そう思って、何度かやってみても、結果は同じ。
明らかに最初にしゃがんだときとは、体のバランスの取り方が違っており、深くしゃがめるのです。

この瞬間、私の中の設定が上書きされました。

左足の古傷があっても、しゃがめる😳

急に足首の可動域が大きく広がったわけではないと思いますが、明らかに身体(股関節)の動き方を変えることで、足首が深く曲げられるようになったのです。

家に帰り、何度トライしてみても同じ結果でした。
そして明らかに、足首が今まで動かしたことのない領域まで動いている感覚が、若干の痛みと共に感じられました。
・・・この感じは、手術後、リハビリでゴリゴリ足首を動かしていた時の感覚に似ている・・・。

今回は自分の身体の「設定」に関する気づきでしたが、実は身体だけではなく、自分の性格や認識、行動にも、日々様々な「設定」を無意識でかけているのかもしれないなぁ、と思ったり。

それを外していくことで、もっと軽やかに、もっと自由に、心も身体も生きていけるのかもしれません☺️

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百聞は一見にしかず。
今回のレッスンの様子は、やまだひろこ先生のYoutubeチャンネルから見ることができます。
ご興味のある方はこちらをご覧ください。
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