「き・く・あ」な世界

ふと、だいぶ昔に読み終えた本を、手に取ることがあります。
本を開くと、たいていはどこかに栞がついており、そこから読み始めると、まるで天の啓示かのような言葉に出会うことが、たまにあるのです😳

今回、手に取った本は高島亮さんが書かれた、小林正観さんの「ものの見方」についての本。

すべては見方次第 小林正観さんに教わったこと

そして、栞がついていたページに書かれていたのは「き・く・あ」の話でした。

きそわない。
くらべない。
あらそわない。

当時、勤めていた出版社の社長から「リストラ通告」を受けた亮さん。
そのことを正観さんに相談すると、自分の会社を作り、そこで講演会やセミナーを主催したらよいこと、またその講師として「き・く・あ」というコンセプトで、そういう生き方や考え方をしている人を招けばよい、とのアドバイスを受けるのです。

正観さんは、さらに、こうもおっしゃいました。

ほとんどの自己啓発セミナーは「がんばって、努力して、必死になって」という方向に人を向けるように構成されているが、その方向性では人を壊してしまい、幸せにはなれない。

この話を今、あらたに読み返してみると、ああ、そうなんだよね、と自分の中で深く腑に落ちた部分がありました。

プロモーション用に未来インタビューの広告を作成しているのですが、ビジュアル的な画像＋本文に何を記載するのかについて、毎回、頭を悩ませています。。。

広告は、商品やサービスを買っていただくためにお金をかけて出すものですが、私の中でどうしても「買って買って！」というオーラが強すぎるものや、人を脅したり、煽ったりする言葉を使うことに、いつも違和感を感じていました。
とはいえ、未来インタビューが素晴らしい、と思う点は伝えたいし、インパクトや説得力がなくてはスルーされてしまう。

ゆえに、毎回毎回、頭を悩ませるわけなのです🤔

この広告を通して、何を伝えたいのか。
私はあえて「パーソナルライター」というちょっと変わった肩書きを名乗り、「未来インタビュー」という、これまたちょっと変わった企画インタビューをお客様に提供することで、お客様に何を届けたいのか。自問自答する日々が続きます。

今回の広告に関しては、ビジュアルの画像はなんとか決まったのですが、肝心の本文がなかなか書けずに、数日間、放置していました😓

そしてふと「この本を読み返そう」と手にとった高島亮さんの本に書かれていたのが、「き・く・あ」の話だったのです。

他人より、常に優秀でいなければ、と、競わなくてもいい。
自分なんて、あの人に比べたら大した能力なんてない、と、比べなくてもいい。
競合を出し抜き、一人でも多くのお客様を勝ち取ろう、と、争う必要もない。

そんな世の中になったら、どんなによいでしょう。
他人基準で自分を見ることなく、ありのままの自分が好き、このままの自分でいいのだ、と、多くの人がそう思える世界になったら、世の中の生きづらさは、ほとんどが解消するのではないでしょうか。

理想論と言われても、私はやはり、そういう世界の住人でいたい、と心から思うのです。
そして、私の大切な人たちにも、自分を受け入れ、大切にすることができる環境で、生きていて欲しい、と願うのです。

未来インタビューでは、その方の中に眠る望みや想いを、ベールを一枚一枚剥がすように、探していきます。
全ての方が、核となる深部まで必ず辿り着ける、という保証はありませんが、第三者との対話を通すことで、その確率は一人で取り組むよりも、格段に上がると感じています。

足したり引いたりしない、等身大の自分の中に、自分の本当の望みや、未来そのものがあることに、気づいたら。
自分を卑下せず、けれど奢ることもなく、他人と比べる必要もなく、自分のやりたいことにむかって、淡々と生き続けることができるようになるのではないでしょうか。

未来インタビューは、今の自分が、かけがえのない大切な存在で、その自分が思い描く未来こそが、最高の未来であることを改めて認識するためのツール、だと思っています。

人によっては、それが未来インタビューでなくてもいい。
でも、私が提供できることとなると、「聞く」「書く」ことを柱にする今のスタイルがしっくりとくる。

このことは自伝作成にも通じるのですが、長くなるので、それはまた次の機会に書きたいと思います☺️

最後まで読んでくださり、ありがとうございます🙏

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