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誰もがありのままの自分でいられる場所、安心して過ごせる世界を目指して

スピリチュアルコーチ、自然のありのままを心に映すフォトセラピストとして活躍されている之貴しきさん。

どんな運命にも抗わずにしっかりと向き合い、地に足がついている人。

数回にわたるインタビューを通して、私が感じた「之貴さん」という女性を一言で表すとするならば、こう表現するでしょう。

ご自分の人生の中で感じてきた大切な想いを、カウンセリング、セラピー、ヒーリングを通して一人でも多くの人たちに届けたいと願っている之貴さん。

そんな彼女の人生は、決して平坦ではありませんでした。

ご家族を襲った突然の出来事に、大切な人たちをなんとか守り抜こうと闘い続けた結果、必然的に「自分の人生を生きる」ことと向き合うように導かれた彼女の人生。
無我夢中で、二人のお子さんたちを育ててきたシングルマザーとしての生き方。
そして、穴口恵子さんとの出会い。

ご自分の人生に起こった出来事一つ一つを静かに振り返り、自分の言葉でしっかりと語ってくれた之貴さん。

今、彼女の口から語られる言葉には、愚痴や恨言は一つもありません。

当時を改めて振り返り、全ては自分にとって気づきや学びを得るために必要な出来事だったのだ、と静かに語るその言葉一つ一つから、彼女がその時々に感じてきた様々な想い、感情が伝わってくるのです。

「あの頃は、ポジティブに生きようとすればするほど、自分の中で目を覆っていた様々な想いが溢れ出し、苦しんでいました。
『どうしてこんなことに・・・』と呆然としながらも、自分を責めていた日々。
どん底に落ちてしまった自分への悲しみ。
自分の選択が子供に寂しい想いをさせてしまっているという罪悪感。
これから先の未来に対する漠然とした不安。
『こうだったはず』という理想の家族像とのギャップにもがいていた自分。
一方で、母親として弱音を吐いている暇などない、とにかく前へ進まなくては、と、必死で自分を鼓舞しているところもあったのだと思います。
当時の私は、ポジティブに振る舞う強気の顔とは裏腹に、心の奥底では色々な感情が渦巻き、愚痴もたくさん吐き出していました。
その混沌とした状態から抜け出すきっかけを与えてくれたのが、人との出会いと精神世界の学びを通じての体験でした。
その一つ一つに対して目を背けずに見つめ、捉え直しながら、自分の心と正直に向き合い、光をあててきた時間と経験が、今の平和で穏やかな日々へと繋がっています。」

そして今、過去に自分が感じたような、体や心の痛みを抱えて苦しんでいる人たち、どうにもならない現状に諦めを感じながらも、諦め切れずにもがいている人たちに、彼女が心から伝えたいことがあると言います。

自分一人でがんばりすぎなくてもいいんだよ。
もっと人を頼ってもいいんだよ。
いつか、超えられるから。

大切なことは、自分の感覚を信頼し、心と身体の声を聞くこと
被害者意識に気づき、自分を犠牲にするのをやめること

そんな之貴さんからのメッセージを伝える場所が、彼女が思い描く新しいスタイルのカフェ。
彼女はこのカフェを✨光のカフェ✨と呼んでいます☺️

本来の自分に戻ることができる、心からくつろげる空間。
身体に優しく、丁寧に作られた料理。
様々なワークショップや人との交流を通して、広がっていく繋がりと、自分自身の可能性。

一人一人がフラットに戻り、いろいろな想いを昇華させて軽やかになれば、目の前にある当たり前の日常を幸せだと感じる時間が増える。
そして、自分を大切にする人たちが増えれば、優しい世界が訪れ、ゆくゆくは平和な世の中へと繋がっていくのだ、と彼女は語ります。

自分の人生と真摯に向き合ってきた之貴さんだからこそ、紡ぎ出すことのできる新しいカフェのスタイル。

たくさんのことを乗り越えた先に、自分が心から望む新しい道を見つけた彼女は今、次のステップへと大きく歩み出そうとしているのです。

正義感が強かった少女時代

長崎県で生まれ育ち、幼い頃から海、山、空、花、宇宙が大好きだった之貴さん。
正義感が強く、曲がったことが大嫌いな彼女は、理不尽な事には決して屈せず、へこたれない、泣き寝入りしない芯の強さを持ち合わせた少女でした。

そしてその強さは、寂しさや弱さを他人に見せまいとする彼女の苦しい胸の内の裏返しでもあったのです。

クラスメイトがいじめの対象になると、いじめる側には決して迎合せず、自分の正義感を貫いた之貴さん。
その結果、やがて自分自身もいじめの対象となり、無視や嫌がらせを受けるようになってしまいます。

辛い思い出も多かった中学時代。
中学を卒業した彼女は心機一転、地元の女子高へと進学し、新しい生活をスタートします。

魅せられた写真の世界

高校で写真部に入った彼女は、写真の世界に魅せられ、夢中になっていきます。

マイカメラはペンタックスの一眼レフ。
暗室の赤ランプの中で秒数を数えながら、浮き出てくるモノクロの画像に心を躍らせた青春時代。

就職した印刷会社では、学生時代に培われた写真の知識やセンスを見込まれて写真部門の立ち上げを担当するなど、彼女の人生の中で写真は切っても切り離せない大切な存在となっていました。

今でも日々、たくさんの写真を撮っているという彼女は、ご自分のインスタグラムやブログに素敵な写真を掲載しています。

彼女の写真は自然の息吹や生命力に満ち溢れ、見る者を惹きつける不思議な魅力があるのです✨

木漏れ日✨✨✨ 深呼吸☺️✨✨✨(Instagramより)
「写真とは、普段は見過ごしてしまいがちな大切な瞬間を残すもの。その一瞬一瞬を撮ることが、自分の気付きと向き合うことにも繋がるのです。
宇宙全体の大きなサイクルの中の細部、目に見えないところまでを映し出す瞬間だと、感じています。」

青い空、白い雲、植物、花、キラキラと輝く太陽。
自分が地球の一部だと感じられる瞬間が好き、という彼女は、心洗われる風景を見た時に、シャッターを押したい衝動にかられると話してくれました。

「之貴さん」というフィルターを通して切り取られた一枚の風景。
そこには、彼女の心を捉えた美しい地球の営みが写されているのです。


☘️之貴さんの写真📷はこちらから🍀
https://www.instagram.com/maple_hotcafe.s/


家族を守るために

高校を卒業し、社会人となった之貴さんは、通勤電車ならぬ「通勤船」で運命的な出会いを果たし、結婚。
二人のお子さんを出産し、順風満帆と思っていた矢先のこと、穏やかな生活はご家族を襲った思いもかけない出来事を機に、予期せぬ方向へと転がりはじめるのです。

私がしっかりしなければ。
私がなんとかしなければいけない。

激しい混乱と恐怖の中で、精神的にも極度の緊張状態に追い込まれた彼女は、家族を守りたい一心で、日々の生活をなんとか立て直そうと気丈に振る舞い続けます。
しかし、一進一退を繰り返す状況に、之貴さんの心の中はさらにかき乱されていくのです。

このままではいつか、子供たちも守りきれなくなるのではないか。
しかしこの状態のまま、投げ出すことはできない・・・。

そんな葛藤を繰り返す中で、眠れない、食べられない状況が続いた彼女は、遂に自らの心のバランスをも失いかけ、心身ともに追い込まれてしまいます。

そんな時に、彼女を見守り続けてくれた医師からの言葉が、思いもよらない新たな道があることを示してくれたのです。

「母子家庭という選択もありますよ。今は様々な制度も充実しています。
それぞれが自分らしく、安心して生活することが、今の最優先事項なのかもしれませんね」

その言葉に、初めて「離婚」、「母子家庭」という選択肢が頭に浮かんだ、という之貴さん。

しかし、離婚という決断は、彼女にとって決して簡単なことではありませんでした。
幼い子供達にとって、この選択が与える影響の大きさは計り知れない。
長い間、専業主婦としてやってきた自分は、どうやって経済的に自立していくのか。

もう少し自分が頑張れば、もっと自分が我慢できれば、状況はよくなるのではないか・・・。

緊張した生活の中で疲れ切り、衰弱していく身体とは裏腹に、彼女の頭の中の声は「離婚」という選択肢を避けようと、必死に抵抗を続けていました。

そんな時に、彼女のお母様からかけられた一つの言葉が、彼女の心を大きく揺り動かすのです。

自分の人生を生きる

自分にも他人にも厳しかった之貴さんのお母様は、どんな時でも「有言実行」を貫く、強い女性でした。
その彼女が当時の之貴さんに伝えた言葉。

「人生は一度きり、あなたの人生を生きなさい」

そして、お母様をきっかけに出会った穴口恵子さんからの言葉が、彼女の言葉に重なります。

「自分の真実は一つ。自分を信頼して真実を生きて」

之貴さんの心に大きく響いた二人の言葉。

これらの言葉をきっかけに、「自分の人生を生きる」とはどういうことだろう、と自らに深く問いかけはじめた彼女は、自分を大切にする、自分を信頼する感覚を徐々に取り戻していくのです。

それからまもなく離婚を決意し、「自分の人生を生きる」ための第一歩を勇気を持って踏み出した之貴さん。

自分をすり減らしながらも、ご家族を守るために必死に戦った時間を、今の彼女自身はどう捉えているのか、改めて聞いてみました。

「当時は、『いったいこの現象はなんなのだろう・・・』とずっと考え続け、答えは出ませんでした。
今振り返れば、全ては「〜しなければ」、「〜するべき」という思考にがんじがらめになっていた自分を、解放するために起きた出来事だったと思っています。
ここまでの混沌とした家族の状況を見せつけられなければ、おそらく『離婚』という選択肢は選べなかったのではないかと思います。」

大切な家族を守るため、そして自分の人生を生きるために、悩みに悩み抜いて出した彼女の結論。
そして誰を恨むこともなく、自分の人生に必要なことだったと受け入れて、凛として前を向く姿。

その後ろ姿を見て育った二人のお子さんたちは今、それぞれの道を自分の足で、しっかりと歩み始めています☺️

そのことからも、母親として、また、一人の女性としての彼女の素敵な生き方が、伺えるのではないでしょうか。

導かれたもう一つの道

離婚後、二人のお子さんを育てるために会社員として忙しい日々を送っていた之貴さん。
もともと精神世界に深い興味を持っていた彼女は、何かに導かれるように「もう一つの道」へと踏み出します。

「精神世界への興味は昔からずっとあって、様々な本を読み漁っていました。
人の運命や宿命とは、何のために生まれてきたのか、自分とは何なのか魂の声を聴きたい、そんなことが頭の中を巡っていました。
そして子供たちが独立し、これからの人生を見つめ直そうと改めて自分と向き合った時に、ずっと心の奥でくすぶっていたあきらめきれない想いが、日に日に強くなるのを感じていました。
これまでの人生を振り返ってみると、それぞれの節目で周りの方たちに助けていただいたこと、背中を押してもらった言葉を思い出し、自分が経験してきたことを生かして、本当の自分を生きたいと思っている人たちをサポートしたい、と思うようになったのです。」

そのための専門的な技術を身につけたいと感じた彼女は、穴口恵子さんの元で本格的に学ぶことを決意します。

それから約一年の間、平日は会社員として働きながら、講座を受けるために毎月、長崎から東京へ通う生活を続けた之貴さん。

将来カフェを開く夢を持っていた彼女は、勉強のための費用を捻出する目的もあり、平日の仕事が終わった後、カフェでのアルバイトをこなすという実にハードな日々を送るのです💪

そしてこの世界に真剣に向き合えば向き合うほど、自分のやろうとしていることは、他人の人生に影響を与える重要な役割だと感じた之貴さん。

その役割を果たすために彼女は、自分を捉え続けること、自分がどうありたいのかを、真摯に向き合いながら、対話を続けていくのです。

そして学びの中で得たもう一つの大きな宝物が、同志たちとの出会い。
彼らとの関わりの中で之貴さんの方向性がしっかりと固まっていくと同時に、迷った時にはそっと背中を押してくれるような、大切な存在となっていきました。

こうして彼女は「自分の生きる」道のヒントを、スピリチュアルな世界に見出したのです✨

✨光のカフェ✨への想い

その後も様々な学びを通して、人としてのあり方、生き方を深めていった之貴さんは、かつての自分のように悩みを抱える人たちに対して、カウンセリング、セラピー、ヒーリングを通してサポートする活動を始めます。

そして活動を続けていく中で、彼女のこれまでの学びや人生経験を生かした、✨光のカフェ✨への想いを、日に日に募らせていくのです。

将来的には本物のお店を持ち、「カフェ」という形で営業することを目標にしていますが、「光のカフェ」に込められた本来の意味は、「誰もがほっとできる居心地の良い空間」。

そこがお店ではなくても、之貴さんと、之貴さんを通じて集まった人たちが繋がるその場所が「光のカフェ」そのものなのです☺️

そしてその場所は、人間関係に悩んだり、生き辛さを抱えている人たちが肩の荷を下ろし、ありのままの自分でいられる場所。そして、夢をカタチにしていく場所。

一杯の珈琲を飲んで、美味しい、と感じる。その背景や繋がりに思いを馳せる。
野の花を見て、かわいい、と心を動かされる。

五感を研ぎ澄まし、今あるこの肉体が感じる感覚を大切にすることで、目の前にあるいつもの日常に、「ありがたいなぁ」、「恵まれているなぁ」と気づくことができれば、「ないもの」ばかりを見ていた自分に気づき、平和で穏やかな世界に目が向くようになる。

必要な人にはセラピーやヒーリングで、心を落ち着け、本来の自分に戻る手伝いをする。

そんな場所が✨光のカフェ✨なのです。

そしてもう1つ、之貴さんが大切にしていることが「食べる」こと。

自分の身体は、自分の食べる物で作られる。
無農薬や無添加、身体に優しい素材を使った手作りの丁寧なお料理を、カフェを訪れるお客さんたちに楽しんで欲しい、と語る之貴さん。

そもそも幼い頃から、お母様の手料理や、お祖母様、叔母様の手作りのお菓子を食べて育ってきた之貴さんは、ご自身も大のお料理好き。

家族や友人からも「何を食べても美味しい!」と太鼓判付きの腕前なのです😋

自分が作った料理を「おいしい!」と言って食べてもらえることが何よりも嬉しい、と語る彼女は、自分で無農薬の野菜を育てたり、ナチュラルフードコーディネーターの資格を取ったりと、すでに様々な角度から実践を始めています。

心と身体に優しいご飯をいただきながら、本来の自分と繋がることができる光のカフェ。

抜群の傾聴力で、ふんわりと、どんな人でも優しく包み込む之貴さんの朗らかさ。様々な葛藤を乗り越える中で培われた、凛とした芯の強さ。
そして、時として物事の本質をズバッと捉える、鋭さ。

そんな彼女の人間としての深みが、このカフェを訪れる多くの人を癒し、導いてくれるのではないでしょうか。

「目の前の出来事(起きている事)は魂の成長のため」
「人生、何も心配しなくていいんだよ」

そんな彼女からの優しいメッセージが溢れている光のカフェは、まさに本当の自分に還れる空間。
思い通りにいかない人生の中でもがき、苦しみ、葛藤するたくさんの人たちが、之貴さんの作り出す、あたたかくて優しい場所を待っているのです✨


✨之貴さんのブログはこちらから✨

👉ameba blog
未来は自分で変えられる!心とからだの声を聴いて今日から叶え始めよう!


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