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自分と和平協定を結ぶ

今、クラウドファンディングのLPページを作成しています。

今までも、note に未来インタビューのプロモーション的な記事を書いたり、私なりに仕事をしながら感じてきたことを文章という形でアウトプットをしてきました。
クラファンはいわばその集大成のようなもの。
この時期に改めて「自分が提供するサービス」という観点で、今の仕事を見つめ直す機会が与えられていることに、大きな意味を感じています。

世の中には「インタビュア」、「ライター」という職業を選んでいる方達がたくさんいるの中で、私にしかできない強みってなんだろう。
私でなければできないことってなんだろう。そんなことを毎日、あーだこーだと脳内をぐるぐるかき回しながら考えているわけなのですが、そんな中で意外なことに気が付きました。

それは、自分の中では長らく欠点だと思っていた部分が、この仕事では生かされている、という気付きでした。

私って、本当はKYなんです

私は、元来、おそらく、メイビー、十中八九、本当は、「KY(空気読めない)」なタイプ。

・・・なんとまぁ、副詞の多いことか😅

こんな歯切れの悪い言葉をたくさんつけてしまうのには理由があり、実はこれ、私の中ではずっと頑なに、認めたくなかった部分なのです。

だって、KYってねぇ・・・( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )・・・社会人として、終わってない?

例えば、自分の思ったことを、周りへの配慮なく、ポン、と口に出して言ってしまう。
そして、周りが「あれ、この人、やっちゃったね・・・」と感じていることにすら、しばらく気づかない。

まさにイタイ奴なんです😭

そして長い間、「私は違うもんね!そうじゃないもんね!」と思い込んでいました。その理由を紐解くと、こんな背景があることに気づいたのです。
私は、自分が持っている本質的な「KY」の気質を補うために、必死に「KYをカバーする技術」を身につけてきたんですよね。
だから、自分でも「私はKYじゃないもんね!」と思っていたんですね。

短所が長所を作ってくれた

コミュニケーション能力の一つとして「アサーション」と呼ばれる方法があります。アサーションとは、自分の言いたいことは主張しつつも、相手を傷つけないように配慮して、自分も相手も大切にするコミュニケーションの手段です。

ここは私にとって、得意中の得意分野。

四十数年間の厳しい訓練の甲斐あってか、相手を傷つけずに、自分の意思を伝える言い方は、いくらでも湧き出てくるタイプ。(たまに、オブラートに包みすぎて、真意が相手に伝わらないこともありますが😅)

ゆえに、今の「おくやま・ふみ」という人間は、客観的に見ると「KY」からは程遠い人間で、むしろ人当たりがよく、空気も読めているように見えるのではないかと思います。ここは側から見たら所謂「長所」として捉えられる部分でもあり。

しかーし。
そんな私を作り上げたのは、私の中にある欠点と思っていた、「KY」の部分があったから、なのです。

そして今、インタビュアとしてお客様と向き合う時に役立っているのも、この「KY」な部分でもあるわけなのです。

Ms.KYの本領発揮

「KY」って、逆の見方をすれば、自分の直感に従って、本質的なことを恐れず口に出せる、ということでもあるんですよね。

インタビューに限らず、人と対話をしている時に、しばしば相手に対してムクムクと湧いてくる想いや言葉があります。
そしてそれを「質問」という形で相手に投げかけてみると、多くの方が、はっとして黙ったり、「そうくるかぁ・・・」とちょっと考え込まれたりする一瞬があるのです。

これ、私の中の「Ms .KY」が、発動している瞬間。
そしてこの問いかけは、その方にとっては自分で向き合うことを避けてきた部分や、自分で焦点を当てていなかった部分なのではないか、と思っています。

そんなことに気づいた今、やることはただーつ。
Ms. KYとがっちりと固い握手を交わし、眩しいフラッシュライトを浴びながら、カメラ目線でにっこりと微笑む。

私:「わたしたち、四十数年ぶりに、和平協定を結びます!」

Ms.KY:「むすびまーす♡」

司会:「それではここで、お二方より、今までの長い道のりを振り返り、一言ずつお言葉をいただきたいと思います。」

私:「今まで、『欠点』だと思っていた自分の一部分が、私を構成している大切な要素だと気づけたことは、私の中で、とても大きな一歩でした。彼女がいるから、今の私がいるのです。い、今まで、ひ、酷い扱いをして・・・ごめんな・・・さい・・・・(肩を震わせて下を向く)」

Ms.KY:「まぁ、今気づいてもらえてよかったです!もう少しで地縛霊となり、彼女にとりつくところでした。こんなふうにおひさまの下に出られて、生きてる、って感じがしています!」

司会:「お二人とも、ありがとうございました。それではこれにて、本日の会見は終了いた・・・」

私:「(涙を拭きながら)あは。そうだよね。うん、気づいた自分をほめてあげよう。わたし、このタイミングでよく気づいた!さすが私!!。ていうか、なんでそう思ってたのなら、もっと早く声あげてくれなかったのよ、Ms.KY?」

Ms.KY:「・・・でたよ、KY・・・」

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