最高位戦プロアマクラシック2021年度GC大会 振り返り(その4)

対局の振り返り…の前に。

私と同卓した人は知っているかもしれませんが、
放送対局とは関係なく、
対局中に気を付けていることがあります。

画像1

上記の画面で出ているのですが、
それは、どこでしょう!

ソウズ(ピンズ)の上下をそろえる

スリアロでの放送対局に初めて出た時に、
牌の位置は纏まってなくてもいいですが、
上下は揃えて下さいというお願いがありました。

それ以来、放送対局以外でも
牌の上下はかなり意識していて、
分かりやすい牌だけではなく、
ソウズの2,4,6,8,9の上下も揃えていますし、
(8ソウって上下ありましたっけ?
 ちょっと度忘れw)
ピンズの3,4,5,8,9も揃えるようにしています。

…ピンズの上下って、
放送での解像度ではよく分かりませんけどねw

牌の位置をまとめる

これは、自分自身がフリテンをしないように
そもそも気を付けているからでもあるのですが、
マンズ・ピンズ・ソウズ・字牌を、
なるべくひと纏まりにしています。

ただし、なるべく対局者に悟られないように、
纏まっている位置は結構動かしています。

鳴いた牌を右端に持っていかない

日本プロ麻雀協会のあるプロが
行っていたのを見て、
これはいいなぁ…って思い、
それ以降採用しています。

なぜこれが良いかと思っているかと言いますと。

・実況、解説が把握しやすい

1回戦目にて、
門前の暗槓で50符のパターンがあったのですが、
和了が発生した段階で、
門前であることを把握できていませんでした。

Classicルールはリーチしないことも多いので、
あぁ、これはやはりこういうことは起こるよな…
と思ってそのやり取りを見ていました。

そして、2点目。
こちらの方が大事だと思っているのですが…

・視聴者さんがわかりやすい(と思うw)

例えばMリーグを見ているとき、
画面にかじりついていない場合もありまして、
その場合に、「何鳴いてるの?」と疑問に思う
ケースが出てきます。

その際に画面内で情報が完結していると、
100%集中して見ていない場合でも、
簡単に状況の把握が出来るようになります。

ただし、Mリーグに関しては、
右端までカメラが切り替わるので、
あの舞台で打つ場合は、
端に持っていった方が良いと思います。
…私にはまるで縁のない話ですが
(マルチアングル対応で見るとよく分かります。
 凄くお金をかけていると思いますww)

対局の開始前に晒し位置等を確認する

私は左利きなので、
カメラのアングルは他の方と違います。
※今回は瀬谷崎さんも左利きでしたね。
 放送対局で左利き2人は初めてでした。

対局の合間にカメラをセットし直すのですが、
スタジオの中に大きなモニターがあり、
そこでカメラ位置を確認することが出来ます。

その際、どこで牌をさらせばいいか、
リーチ後にツモって来た時に、
どの場所に持ってくるのが良いか等を、
必ず確かめるようにしています。
※本番開始前に、それらのモニターは
 裏側に向けられるので、
 当然ですが、対局中に不正はできませんw

意外と色々やってますねw

まぁ…あまり気にすること無いのですけどねw
細かいだけですねww

さて、前置きが長くなりましたが、
和了って東2局に移った時は、
Aプランじゃないまでも、
1戦目トップの酒井さんがラス目だったので、
ここまではよしよし…と思っていました。

それは、親の高橋さんがリーチして
和了れずに流局したことにより、
より良い感じになりました。
(いきなりお祈りタイムに入っていましたがw)

東3局も流局でやり過ごし、
東4局2本場、供託1本。
2巡目にこの形です。

画像2

この時、私のアンケートが読まれます。
安達さん「中井さんなんですが、
     Classicルールで意識していることは、
     【親の時の打ち方】なんですよ」

Classicに参加した初期の頃は、
親の時に遠めの仕掛けも使っていました。

…のですが、
結局仕掛けると3人の子が降りるのが早くなり、
その結果、流局がとても多くなりました。

なので、親番の時には、仕掛けを
ギリギリまで引き付けることが多いです。

あと、ダマテンも結構使います。
和了れることが本当に大きいルールなので、
降ろすよりもギリギリまで来てもらうことを、
重視する傾向にあります。

…で、写真の場面なのですが、
子の場合はひょっとしたら
6筒を切ることもありそうですが、
5、6筒の両面はやはり大きいので、
9萬を切りました。
すると…

画像3

画像4

8萬を連続で引きましたとさw
そして、2巡後にドラが重なります。

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ドラが出て行く形が嫌だったのと、
打点を見たいのと、
白を鳴けた時の雀頭固定とを考えて…

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6筒をリリース。
その後、白を鳴け、1萬、2萬と落としていくと…

その2萬が高橋さんに5200点の放銃…

親の打ち方で5200を振るという、
完全なフラグとなりましたとさw

これによって、ラス目に。
振るのはまだしも、
酒井さんの下に行くのが辛く、
南1局で配牌が、

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こんな感じで、
普通のルールだと結構チャンスなのですが、
対局中は「良くて流局かなぁ…」
…と思っていました。

実際解説も
醍醐さん「これClassicだと、あんまり
     いい配牌じゃないんですよね…」

と、私の気持ちを完全に言ってくれていますw

実際は中、發と鳴けて、

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親の高橋さんと瀬谷崎さんを
降ろすことには成功したのですが、
終盤にトータルトップの酒井さんに
七対子ドラドラを自模られて、
えー、流局にならないの??
それはしんどいな…と、
思ったのでした。

続く南2局は、酒井さんにド級の手が入るも、
何とか流局。
南3局は、終盤に酒井さんが
ツモ・タンヤオの500-1000を和了。

オーラス、ラス目の親で、
懸命に手を進めるも、
高橋さんの切った4索で酒井さんがロンの声。

まぁ2000点ぐらいかな…と思っていたら、
ドラの白が3枚内蔵の、
白、一盃口、ドラ3の8000点直撃で、
何とトップ逆転。

1戦目トップの酒井さんが連勝、
私はラススタートと、
考えうる最悪の展開となったのでした。

画像9

優勝までのスコア差は既に92.4。
この3回戦でまずは何とかしないといけません…

早くも崖っぷちの、3回戦が始まります…

(画像引用:麻雀スリアロチャンネル / Ⓒ株式会社スリーアローズコミュニケーションズ)

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