最高位戦プロアマクラシック2021年度GC大会 振り返り(その6)

さて、この記事を読んで下さっている方は、
麻雀を楽しんで打っているのだと思いますが、
どんな時でも、方針を変えずに打つってことは
出来るモノなのですかね…

私なんかはすぐに動揺してしまうので、
打ち方が日和ったり、逆に暴走したりとか、
そういったことはよくあります。

結構バレず、その間に
冷静を取り戻すこともあるのですが、
的確にカウンターを当てられると、
その傷を更に広げることにもなりかねません…

いつでもどこでも、状況が激変しても冷静に。
心に刻まないと…

南1局3本場

前局で7700は8300を振った私。
しかも、振ってはいけない場所に振ってしまい、
この局はかなり動揺していました。

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親の酒井さんは第一打9索切りです。
ジュンチャンを見ようと5筒切りから入ります。

次巡、8萬をツモり…

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七対子をちょっと視野に入れた、2筒切り。

更に次巡、

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ドラは3萬なのですが、
縦を重視しつつ…ということで、
1枚切れの1萬切り。

無駄ツモが続いて、6巡目。

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南が重なりました。
ここですよ、ここ!!
1枚切れの白をリリースするのは良いとして。

酒井さんからツモ切られた9筒に、
ポンの声が出てしまいました。

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南バック、トイトイ、
まさかの三色同刻諸々を見て、
1枚目から鳴いていったのですが、
この時には既にもう、焦りMAXだったのです。

面前では和了れなさそうだったのもあります。

ブラフも兼ねているので、
その後中張牌をツモって来るたびに、
「これは酒井さんがツモるはずだった牌です~」
…と、心で言いながらツモ切っていると…

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4回目にツモ切った6萬で、
酒井さんから「ロン」の声。
タンヤオドラドラの7700は8600。

やめようと思っていれば、
いくらでもやめられる巡目だったかと思います。
ただ、ブラフ込みで行っているのもあり、
切り替えが出来ませんでした…
ちょっとおっかなビックリ
切っている6萬ではあるのですが、
これが当たるんだな…って思い、
しかもまた7700なんだな…ってなると、

心の中では鳴いて…いや、泣いています。
流石にちょっとしんどいな…って思ってました。

次の局でようやく流局し、
長い長い南1局が終わりました。
あまりに長いから、note1つ跨いじゃったww

南2局 流れ5本場

トータルトップの酒井さんの点数は47600点。
4200、8000、8300と十分すぎる加点。
かなり抜け出されてしまいました…

一方、100点になった中井さんw
ここまで来ると、
点数状況上リーチ打ち放題ではあるのですが、
そこまでの手が来るのかな?
…というのが悩みどころです。

そんな中、タンピン、
上手くいけば三色みたいな中で、9巡目に…

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タンヤオが崩れた聴牌。ドラの東は、
直前に酒井さんから切られています。

小山さん「ピンフ聴牌」
安達さん「さぁ(ドラの)東は今切られました。
     6筒切る選択もあるのですか?」
小山さん「ドラ単騎リーチか
     悩んでいると思います」

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6筒切ってリーチ!
安達さん「打点が欲しい!」

そうなんですよね…
ツモって2000-3900はClassicで相当偉いので、
1枚切れならむしろ狙っていきたいところです。

この局は、ドラの東を切っていた酒井さんが
タンピンの聴牌だったのですが、
酒井さんの切った1索を
ZEROさんが中の後付けで仕掛けて、

切られたのが東でした。
酒井さんの当面のライバルから出る5200は6700。

はっきり覚えているのですが、
この時の「ロン」って
結構小声だったかと思いますw
(放送には声は聞こえないですね…)

もちろん出たら和了るのですが、
酒井さんのアシストばかりしてるわ…
微妙だなぁ…と思っていました。

南3局

さぁ、絶対に落とせない親番です。

手なりで進めていて…11巡目に…

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カンチャン、両面のイーシャンテンから、
両面2つのイーシャンテンになりました。

場にはマンズが結構安くてソウズは高く、
6萬を安全度が高い牌で持ったうえで、
678の三色同順への渡りを兼ねて、
9索を切ろうかとちょっと迷いました。

ただ、2枚切れの2索をツモって来ると、
一気通貫で親跳まで見える状態で、
9索を切り切れず。

7萬ツモなら迷わず9索を切ったんですけどね…

そしてこの瞬間、
ZEROさんからのリーチを受けます!
うわー…残ってしまったよ9索…って思いながら、
ツモ山に手を伸ばします。

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↑イーシャンテンの勝負手で
リーチを受けた時の渾身のツモモーション!
中井さんあるあるですww

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切れなかった9索に7索が繋がり、
ソウズがいい形になりました。
…が、結構切るところには悩みます。

マンズは場に相当安いので、
本当は9索7索と切りたいところなのですが、
安全度とは変えられず、
4萬、3萬と落としていくと…

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うむ、知ってたぞ。お主がいるのは。
そして次巡。

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これよねぇ…
いや、リーチ打つんだけどさ…

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私からは5索が4枚、
2索が3枚見えている状態でのリーチ。
この時の私の気持ちは…

ZEROさん、7索か9索が待ちであってくれ…

2巡後…
ZEROさん「ツモ! 4000-8000」

リーチツモチャンタ三色中ドラ1。
発中待ちのシャンポンでした。
※ちなみに、9索は入り目でした。

ZEROさんがリーチに来ていなかったら、
和了があったかもしれない…と思うと、
この局は結構やられた感じでした。

振ってもいないのに、リーチ棒込みで
9000点の支出ですww

どうも、リスクを負うことが出来なかった、
ちょっとでも安全を買おうとしていたところが、
構え方として良くなかった気がしています。
酒井さんへの3回の振り込みが、
平常心を狂わせていたのかもしれません…

オーラスもZEROさんがツモり、トップ逆転。
酒井さんが2着で、私は-3500点のラスという、
聞いたことのない点数になりましたw

※3回戦終了時のスコア

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次回は、4回戦からです。

(画像引用:麻雀スリアロチャンネル / Ⓒ株式会社スリーアローズコミュニケーションズ)

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