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店選びの違和感

日本料理が好き。
きっかけはコロナ前に一人旅で京都に泊まったことだった。

京旅籠むげん。外国人観光客が半数近くを占めるホテル。
おかみさんが蔵で夜になると客を集めてBarをするイイ感じのホテル。
ご夫婦で営んでいて九州出身。鹿児島だったかな。
朝食がめちゃくちゃ美味しかった。
風情もあった。
そこの女将さんが素敵なレストランを教えてくれたのがきっかけだった。

一万円少し超えるくらいのコース料理。
びっくりしたのよね。ただ、美味しい、ただ、雰囲気がいい、ではなく、
コースの流れ、おもてなし、お店の雰囲気や大将、おかみさんの仕事、そういうのがすべて調和がとれたと言えばいいのかな。素人ながらにそういうものを感じ取って感動したのを覚えている。


好きがこうじて他人に体験してほしい気持ちにもなって、
パートナーにちょっとイイ和食をプレゼントしたこともあるぐらい。


最近は全然お店に行けていない。
だからパートナーの誕生日に
行ってきた。


3万円超えの飲食店。。。。
うーん。美味しいのだけどねぇ。
リピートはしないかなぁ。

何が違うかと言えば、期待を裏切るような仕掛けがなかったとしか言えないのよね。何がダメということもなくて。こんなこと言われたらお店も困ってしまうしたまったもんじゃないと思うからもちろん店名を公表するつもりはないのだけれど。

肉料理、うまい。
魚料理、うまい。
ごはん、うまい。
で、高いなぁと感じる料理。

自分ではなんかよくわからないけどどことなく不快。気持ちよくお金を支払えない自分がいる。。。
単純に店が合わないと言えばそれまでなのだけどなーんか違うのよね。
自分が求めているのはきっと希少性も、接客も、食事の驚きも、そして全体の調和も、そしてきっと文化を求めているんだと思う。

そうなると今回選んだお店はどうすれば選ばなかっただろう。
それはきっと、お店をリサーチする時点での違和感なんだと思う。
どれも美味しそう、どれもいい感じ、でもここなんか違う。そんな直観が実はお店選びって大事なのかも。


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