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この世に「忙しい」なんて言葉はない

福岡に住む友人から、連絡があった。

『来週ちょっとだけ兵庫に帰るんだけど、どこかで会おう』と。

ただ、提示してもらった日程は、全部ぼくの予定が埋まってしまっていた。

一瞬、今回の帰省では会えそうにないかな...と思ったんだけど、彼といろいろ話したかったぼくは、事前の予定の時間を再調整して彼と会うことにした。

そして、どうにかその友人との時間を確保しようとする自分をみて『ああ、この世に”忙しい”って言葉はないんだな』ということを再確認した。


ときたま『オレ最近忙しいんだよねぇ』や『ゴメン!今月は忙しいから難しいかも!』という言葉を聞く。

ただ、予定なんてものは結局『優先順位』の問題でしかなくて、ぼくたちがもし忙しいと感じるなら、それは『優先順位の高いものからスケジュールに組み込まれている』だけの事象に過ぎない。

今日の最初の話だと、ぼくは『ごめん!予定が入ってる...!』と断ってもそこにまったくウソはなかったんだけど、『その友人と会うこと』の優先順位が高かったぼくは、どうにか時間を見つけようとした。

安倍首相も、部屋で1日中スマホをいじってる大学生も、与えられた時間は同じ1日24時間で、安倍首相にとっては『国会で答弁すること』、その大学生にとっては『インスタのストーリーズを眺めること』の優先順位が高いだけの話だ。

そこに『忙しいかどうか』の差異はない。

だから、もし『ごめん!忙しくて!』と断られた側になったときは、脳内で『ごめん!あなたとの時間の優先順位は低くて...』と変換して、望むなら、自分との優先順位を上げてもらえるよう精進するしかない。

逆に『ああ、自分最近忙しいわ〜』とすこし心に余裕がなくなりかけているときは、『あんなに暇だったときも忙しいと感じているいまも、1日は同じ24時間だ。いきなり忙しいときだけ1日が30時間になったり、能力が覚醒してさばけるタスク量が増えるわけでもない』と割り切って、目の前のやるべきこと1つ1つと丁寧に向き合うことが大事。

というか、それしかできない。

ただ、この今日の話は1個重要な変数を抜いていて、それは『その時間が自分の時間か、相手の時間か』というもの。

自分から能動的に設けた時間だと『忙しい』と感じにくく、相手からの依頼によって設けられた受動的な時間は『忙しい』と感じやすい。

ただ、これはあくまでも相対的な話(=自分の時間でも『忙しい』と錯覚しないわけではない)のと、『優先順位』とはまた違った観点の話なので、またどこかの機会で。

とりあえず今日言いたかったのは、もし『最近忙しいなあ』と感じたら、その『忙しい』という単語を脳内辞書で『優先順位』に変換するだけでも、多少は気が楽になるかもしれないよということ。


▼『最近忙しい!』関連だと前にこんなのも書いたので、ぜひ読んでください!


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