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2023冬ぷよ学会まとめ4

2023冬ぷよ学会まとめ

こんにちは。ぷよ学会主催者あやさです。
これは、2/12(日)に行われた2023冬ぷよ学会について振り返るための記事です。
ぷよ学会Youtubeアーカイブ↓

学会に参加した方、ご覧になった方、見られなかった方、今ぷよ学会について知ったという方。
大歓迎ですのでぜひ質問なり意見なりコメントを置いて行っていただけると嬉しいです。(ツイートしていただいても嬉しいです。笑)

本記事では4人目machineさんの振り返りをします。
他の発表者もまとめを作るのでぜひご覧ください☆
machineさんのTwitter ↓

4. machine ちぎりとごみぷよを減らす土台手順

ツモスピードを遅くする原因となるちぎりとごみぷよはどのように減らせるのか!!

発表スライド

始めます!!
最後まで見た方はちぎりとごみぷよを減らせるようになっている予定です!
本題の前に前提です。
こねるさんのスライドですが、今回は左3つをごみぷよとして考えます。
なんで減らしたいのか。人によっては千切らないぷよをする/しないを考えてプレイしているかと思います。これは、ちぎりをせずごみぷよをへらすことで、相手と比べ相対的にぷよ量が減るからです。ぷよ量が減ると困るのは、ここでは説明しません…!!
なぜちぎりが必要なのか、言語化できているでしょうか。
欲しい場所に欲しい色のぷよを置きたいから、ちぎるんですよね。
不要なちぎりというのは何か。「欲しいわけではないのに千切っている」のは、不要なちぎりですよね。
ちぎりを2つに分類します。千切った二つの色を有効活用できているのは左。ハチイチと言われることも多いです。片方しか活用できていないのは右のほうで、花ぷよではなく種ぷよとして置きます。これを見て、不要なちぎりを考えていきます。
これですね。作りたい形と関係ないところ。このちぎりをまず減らしていきます。
減らすためにこの二点を考えます。2個めが今回の主題ですね。種ぷよのちぎりが必要になっていないか。
千切らず置ける場所は、連鎖尾か折り返し縦置きの二か所ですね。
なければ、連鎖尾の形を増やして、wataさんの言っていたように「形受けを増やす」のが一般的な解決方法です。
では、ちぎらず置ける場所がないとき。千切らないと、GTRじゃなくなっちゃったり、ぷよ2つとも有効活用できない形になってしまう。どうすればよいのか。
では、そこまでの手順に目を向けてみましょう。1の形は1縦する人も多いかと思います。その1縦、そんなに早くなくてもいいんじゃないか?2の形は、ハチイチのちぎり。これは必要なちぎりですが、自然発生ではない。3列目の形が完成していないからこそ、3列目3段目の色を花ぷよにできるのです(4列目の色が逆で上が緑下が青なら、ハチイチのちぎりはできなかった)。そもそもこの場合では、2列目と3列目でそれぞれ「未完成の形」がないとハチイチにならないのです!3の形は「未完成」を残す場合。「あと赤一個」の状態とすることで、赤入りのぷよを置くことができるようになる。
二列目の黄色がなかったら、赤黄のハチイチ以外の黄色は「ちぎる」ことになる。このように、種ぷよのちぎりを発生させてしまうような形づくりをやめるのが、必要ないちぎりをなくす一つのポイントということです。
一般化すると、「隣の列が完成したら作りたい列が残り一個で完成する」手順にしようということです。
ハチイチ(花ぷよ)としたい。受け皿をフィールドに用意しておく必要があります。
ご存じGTRの形を使って説明していきます。
完成形を目指す場合、この4ぷよを置いた後どんなツモが来るとこの形を作れるのか。だいたいこれですね。想定している連鎖尾のレパートリーが多い人はもっとあるかもしれませんが、今回はこの形にしていきます。
仮に黄色緑が来てこのように置くと、黄色を含めるツモがハチイチとして置けるようになります。
ここで、もし5列目に置くと、置ける種類は変わらないですが赤黄を34列目横ちぎりで置ける。ネクネクを考慮した場合に、赤黄を寝かせたからこそちぎらず置けるぷよなのかを、一手一手確認しながら手順を見ていく。地道ですが、これが「ごみぷよを手順で減らす」方法だと考えております。wataさんのツールが解放されれば、さくっと調べられるようになるかも…。
まとめです。

感想コメント

こねるちゃんの定義使いやすい
不定形だと端が低い形を拒否するのが難しいもんねぇ
段差がないのは大事。段差がないとちぎりにならない。

質問コメント

Q. 来るぷよすべてを手順考えて形を決めると、積みが完璧になるのではと考えたことがあります。
→A. つぶしていく以外の解決策は連鎖尾や形のレパートリーを増やしていくことなんですけど、そのアプローチとはまた別の、「手順から」変えるのが今回のポイントでした。
Q. ネクストに色がいっぱい見えたらそこは後回しでもよいとかありそうですね…!!
→そうですね、さらに、ちぎりを減らすもごみぷよを減らすもぷよ量を増やすのが目的なので!
ちぎりを減らすためにごみぷよばかりになったりごみぷよ減らすためにちぎりばかりになったりは良くないですね。
Q. GTRを組む理由として、単純化することで安定できることが挙げられると思うのですが…。受け入れを広くする/ちぎりを減らすと、柔軟性を求めるために不定形にしたほうが受け入れが広がりそうと考えました。どうでしょう?
→A. 確かに受けが広くなることはあるかと思います。GTRは受けが広い形であるから、ごみぷよも出にくいしちぎりも生じにくい。どちらあ強いかというと議論の余地がありそうです。
→昔ぷよぷよ同士の動画で、GTRにこだわらないのに戦略的に強いものがあったので、気になりました。戦法を統一化したほうが人間的にやり易いのでしょうか。
→来る形を決めたほうが、バリエーションを減らせる。数万通りまで減らせるというところにメリットがあると思います。ただ今回の話はGTR以外にも柔軟に考えられるものだと考えているので、人間として無理のない範囲で扱えるようになるのかと思います。

発表者の感想

【machineさん本人より】
どんなプレイヤーでも自分の考えを忌憚なく述べる事ができ、それを多くの人が真剣に聞く場は非常に貴重で有意義なものだと思います。そのような場で発表の機会をいただけたことは非常に嬉しかったです。

あやさの感想

ぷよぷよの手順は数えるときりがなく様々に存在しますが、今回machineさんにお話ししていただいた「手順からのアプローチによるごみぷよとちぎりの考え方」はとても勉強になりました。こねるちゃんのごみぷよ分け表が使われているのが嬉しかったです。笑
私も最近ぷよの置き方が固定されてきましたが、他の人を見ると違う部分も多いです。なぜその一手?を説明できるような、自信のあるぷよができると成長できそうです。天才はそれら全部含めて「なんとなく!!」でやっているのかな……..笑
machineさん、ありがとうございました!

見ていただいてありがとうございます。精進します!🌸 ぷよミニ大会/ぷよ学会は春夏秋冬3か月おきに開催しまとめるので応援よろしくお願い致します!!!