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機材紹介#5 Hiiro/Fall of Tears


「Modern gear times」
第5回目は前回同様、都内を中心に活動中の叙情ハードコアバンド、Fall of TearsからHiiroくんです!!

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写真右端

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いや〜、今回も身内の中の身内、貼れるMVも音源ももう無いね!!
普通に困っちゃった。
とりあえずHEARTBEATとamnesiaのMVでも貼っておくか...

HEARTBEAT

amnesia


FoTでは主に顔面を担当してる彼、実は「機材とかよくわかんない、弾き方でなんとかするわ」タイプのプレイヤーで、機材大好きな人間からするとちょっと悔しくなるようなスタイルです。
なんでそれで弾けるの?上手いから?悔しくて僕はいつも両の拳をきゅっと握りしめてます。
あと顔が良いたぶん20発くらい殴っても俺より良い
悔しい。

ギター本体のカスタマイズはだいたい僕が好き放題提案していて、それがそのまま採用になっています。
お得意様です、ありがとな。
あと顔が良い。悔しい。

ハイハイ、顔が良くて指弾きはなんかおしゃれやしな、モテるよなそりゃなぁハイハイ、今度殴ります。
あと手術おつかれ

私怨はこの辺にしておいて機材を見ていきましょう〜!!!

〜使用ギター〜

FGN
J-Standard IL Series JIL-ASH-DE664-M/WNF

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〜スペック〜
ボディ:LightWeightAsh
ネック:1pcMaple U-Shape
指板:Maple250mmR
PU
F:SEYMOUR DUNCAN PHAT CAT
R:SYMOUR DUNCAN GCA

あの頃のハードコア/メタルコアを思い出してしまう一本ですね。
発売された当初大人気だったのを覚えてます。
実はスケールが664mmとなっていて、出荷時のデフォルトがドロップCチューニングなんですよね。
その他ではゴトーのMGTタイプロックペグを採用、EMGピックアップ搭載といった、価格帯を考えればかなり良い一本です。


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普段のピックアップセレクト
:フロントのみ

使用弦
:ELIXIR NANOWEB Light 7弦用 10-56

『この中の1弦だけ捨てて13-56を使用してます。
なので3弦は巻弦
理由はなんかカッコいいから』

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ピック
:なんだろう、わかんない
『そこら辺に落ちてるのを使ってます。特に拘りないです。』

↑ほんとにこだわりがないみたいでビビります。
ライブハウスで突然貸して、と言われて適当なの渡してます。そして帰ってこない。まあいいが。
ピックって最低限こだわりがある人が多いので最初何でもいいって言ってたときマジかコイツって思いました。


こだわり/お気に入りポイント

:『高校生の頃初めてのバイト代で購入したギターでかれこれ五年くらい使ってる。
当時はWhile She SleepsのGt.seanに憧れて真っ黒なテレキャスが欲しかったのでこれにしました。』

『元々EMGを載せたかなりヘビーなサウンドのギターで、Fall of Tearsの音を考慮した結果シングルコイルにしよう!!となりこいでくんに改造して貰いました。なので見た目の割に優しい音してます。』

『厳つい兄ちゃんがすごい親切だったみたいな、そんな素敵なギャップを持ったギターです。』


↑ざっくりEMGが嫌いで、的な相談をされたので、いっそパッシブにしちゃえば?という提案をして、プレイスタイルを加味して僕が選んだのがフロントのPHAT CATですね。
どうせ歪は爆音だし、刻んだりとかってことも無いので、クリーンの音に全振りすべくP-90タイプのこれをおすすめしました。
音圧も結構出ます。
ダンカン製ピックアップの中ではかなりの名機だと思いますので是非!

https://bigboss.jp/store/products/detail/2893

ほぼフロントしか使ってないということだったので、リアは僕が通ってた学校で手に入るピックアップがパラレル配線でとりあえず乗ってます。

パラレル配線とは通常のハムバッカーはコイル2つが直列につながっているんですが、それを並列につないでいることを指します。
ハムバッカー両方のコイルでピックアップ一つとして見るのではなくて、2つのコイルをそれぞれシングルコイルとして見て、それを同時に鳴らしているような感じですね。
ストラトのハーフトーン状態です。
コイルタップよりは少しパワーがありノイズも少なく、ハムよりは線が細い音が出ます

あと勝手にPRSと同じ定数の181のハイパスコンデンサを追加してます。
これによって若干ハイ抜けが良くなっています。



『自分のプレイスタイルは指弾きも多いのでどんなピックでも指弾きとのトーンの違いを出さないように意識してます。
じゃないとかなり下手に聴こえてしまうので』


『基本使うのが3つ
ピック、指の腹、爪です。』

『優しく音を出したい時は指の腹、前に出るならピックや爪。FoTみたいに静と動がハッキリしてるサウンドだと最低限意識しないとダサくなってしまうので気をつけてます。』

『右手の爪は伸ばしてます』


このギター/ベースの音が聴ける音源
:『ない、ライブで聴いてください』

↑彼はRecのときは竿を借りてくることが多いです。
amnesia/tragedyのRecのときはJamillasのZenくんからSLASHモデルのGibson LPを借りて来てました。
あと僕のkieselで録ったパートもあったかな。


〜機材〜

アンプ:Kemper Profilling Amplifier

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接続順
:BOSS FC-50(MIDIフットコントローラー)
KORG pitchblack(チューナー)



Kemper Profilling Amplifier



箱の常設されてるキャビ




使用してるアンプモデル

歪み:Mesa Boogie Dual Rectifier

クリーン:Marshall JTM45

  

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MIDIでコントロールしてます。


基本使うのが5つ
①メインの歪み
②リード(リバーブちょいかけ)
③爆音(ファズ&リバーブ&ディレイ)
④クリーン(シマーモードのリバーブ)
⑤クリーン(リバーブなし)


『飛び道具的な音は一番右の⑥を踏んでバンクを切り替えてから使用してます。』


メインの歪、気に入ってるところ

:『メサの歪みめっちゃかっこいいから使ってます。ただシングルコイルでメサ使ってるの自分以外でenvyしか見た事ないからたまに不安になる』

↑結構ブモワァって感じの音が好きらしいです。
ブモワァってしてる。


語りたいこだわり

:『ケンパーはライン出しではなくキャビから音を拾ってます。理由はFoTのサウンドでライン出しだと悪い意味で音がクリア過ぎてしまうから。
キャビの状態で音も大きく変わるためその都度リハなどで微調整をしてます。』

『orangeのキャビ欲しい』

↑Kemperなんですがやっぱり便利そうですね。
音は全然デシタルっぽくないので僕もちょっと欲しくなります。
あとFoTはアンプからでかい音を出すバンドだと思ってるので解釈の一致ですね。
確か去年の2ndEPリリース企画まではエフェクターボードを組んでいたはずなんですが、トラブってから完全にKemperに移行したみたいです。
ひいろくんのKemperはパワーアンプ付きなので、キャビがあればどこでも同じ音が出せるのも強みですね。

https://bigboss.jp/store/products/detail/1050


ギター/ベース、機材を紹介してもらった上での音作りのポイント、こだわりを教えて下さい。

:『歪みとクリーンの音量差が結構あります。これは静と動を表現する上で重要な点となっており、楽器隊全体でダイナミクスの調整をする様に心掛けて音作りしています。』

『こんな偉そうな事を言っているけどぶっちゃけよく分かってない』

↑ダイナミクスについては本当にかなり音量差があります。僕も目盛り1.7倍くらい違うしな。


〜よくある質問〜

ギター始めたキッカケを教えて下さい:『中3の夏、趣味が欲しいと思い友達からギターを借りて初めた。思えばパンクスの父親に育てられたから当然だったのかも』

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↑マニパニもない時代にこの髪色ってすごいな、と、素で思ってしまいました。
ギター始める動機もめっちゃ青春過ぎてモテたくて始めた俺とは天地ですね、何だこいつ。


そんなこんなで私怨たっぷりのひいろくんの機材紹介でした!!
散々書きましたが実はプライベートでは結構仲いいです(たぶん...)
これからもFoTの顔面担当として、彼には精を出していただきたいところですね。(曲作り頑張ってくれよな)

〜リンク〜


Twitter、HP、サブスク等はこちら
https://linktr.ee/FallofTears

〜live info〜


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3/27(土)西横浜EL PUENTE

【YOKOHAMA THE UNDERGROND】
Cailn″纏う″、ILIAS / Cailn split Release Party

Cailn
ILIAS
Downward
Role
Fall of Tears

KMG diner
DJ akira(RiTTLEBOY)

30人限定

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​5/2(sut)新宿ANTIKNOCK

AUTUMN LEAVES FEST Vol,4
sunsetinfall pre.
OPEN 18:00/START 18:30
ADV¥2,500/DOOR¥3,000

sunsetinfall
AFTERGLOW
oaktails
Good Grief
UNMASK aLIVE
Fall of Tears

​food KMG diner

各日ご予約はこちら

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Fall of Tears

2017年5月 MochinagaとHiiroを中心に結成
叙情ハードコアをベースにポストロックやポエトリーリーディングを始めとする様々なジャンルから影響を受け独特な世界観を創り上げる

​2017年7月 盛岡 Club Changeでの初ライブを皮切りにライブ活動を開始する

2018年1月1st ep "landscape'' epを発表し自身初の企画Sacred Play Secret Place vol.1を
新宿Nine Spiceにて行う

2019年7月ベースmiyauchiの加入

2019年9月2nd ep "The flowers withered,their color faded away"を発売しSacred Play Secret Place vol.2を渋谷 the gameで行う
vol.1の2倍以上約300人を集めてソールドアウトとなる

2019年12月配信限定で1st single "Dead Flower"を発表

2020年1月国内最大級のハードコアイベントBLOODAXE TOUR主催のHOPESFALL/TAKEN来日ツアーに参加することを発表
※同イベントは新型コロナウィルスの影響で延期

2020年3月渋谷6会場で行われる大型サーキットイベントZephyren 5th Anniversary A.V.E.S.T project Vol.14に出演
O.A.として最大キャパのTSUTAYA O-EASTのステージに立つ

2020年5月かねてよりギターサポートを務めていたkoideの加入と同時に2020年6月に2nd single "HEARTBEAT"を配信することを発表

​現在も都内を中心に精力的に活動している

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