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世界平和への地図と自作自演による超訳
こんにちは。プテゴリラといいます。
本マガジン「世界平和はいかにして可能なりしか」は、人間の徳性に期待することなく、経済的合理性の積み重ねによって世界平和を実現する方法を、その実用的方策まで踏み込んで考察していこうという結構野心的なマガジンです。
とはいえ、思考をまとめて文章にするというのは難しく、なかなか更新頻度があがらなくて四苦八苦しています。
しかし、考えてみるに、それなりにカロ
右派と左派の対立を統合するための視座について――ゲーム理論の簡単な説明から、世界平和が可能な理由を考える・後編
はじめに
さて、前回の記事において、ゲーム理論から、インセンティブ構造が変化した現代においては、世界平和が理論的に可能になっているのではないかという筆者の仮説を述べました。
この「インセンティブ構造の変化」というキーワードは、現代社会において、なにかと対立を引き起こし、深刻な分断の原因となっている保守とリベラルの争いについても、一定の理論的理解を提供するものではないかと考えており、今回は、それ
ゲーム理論の簡単な説明から、世界平和が可能な理由を考える 前編
世界平和というと、高尚な理想に基づく自己の利益を超越した固い信念によって、その努力がなされるものだという一般的なイメージがあるかと思います。
しかし、そのイメージとは裏腹に、実際には、信念もなく自己の利益を優先するような人間にこそ、世界平和は可能になるのだということを、簡単なゲーム理論からみていきたいと思います。
まず、ゲーム理論における囚人のジレンマとナッシュ均衡の基本的な考え方です(ご
「フェミニズム論争が争いを生み続ける本質的理由」という記事が書いてて長くなりすぎたので、一部を別記事にしてみた。
この記事は当初、「ジェンダー論争が争いを生み続ける本質的理由」という記事の一部として書かれたものですが、あまりに長くなりすぎたので、別ページ扱いにしたものです。
ですから、この記事だけを読まれても、筆者の意図を誤解されるかもしれません。
できれば、上の記事から読んで頂くことをお勧めします。
本論
それでは、早速、女性の競争原理軸の引き上げが男女平等にならない理由についての詳細を書いて
脳の認知機能から考える性善説と性悪説
この記事は世界平和について、筆者の私的な考察をまとめた一連の記事の第三回目になります。各回完結した内容となっていますが、続けて読むと、よりわかりやすい内容となっています。過去分の記事はこちからから
脳は世界を理解するため、物語を欲する 突然ですが、筆者の趣味は読書です。
本を読むのはもちろん、本が並べられた空間も好きで、本屋や図書館によく行くのですが、しばしば圧倒されることがあります。
そ