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In The Cave#9 チン事件

洞穴からこんにちわ。

気付くと、いつの間にか争い事や面倒な事に
巻き込まれている、要領が悪い人って
居るじゃないですか。
それ私….という、お話。


これまでの登場人物
私→  たぶん私
秋元きつね氏→  後の師匠
写真家 Aさん→  キーパーソン的な知人
ドラマー K氏→  ザ・腐れ縁

mixiで、秋元さんとマイミクになり
数年越しでやっとライブを観て
あれこれ話が出来るようにまでなっていた。
私は秋元さんを、秋元のダンナと呼び
秋元さんは、私のアカウント名から
一文字とり、私を“への字“”と呼んでいた。
今にして思うと酷い(笑)

そんなある日のこと
以下の内容のメールが届いた。

「これから本格的に音楽活動を始めたいけど
一緒にやるMさんがKとは やりたくないって
言うんだよねえ…
話しにくいんだけど、Kに関して余りイイ話を聞かなくて。
オレは友達だから、ジャッジが甘くなるし
程よい距離感の への字なら客観的にみる事が
出来るんじゃないかと。
率直に聞くけどホントはあいつ、裏で何してんの?」

読み終えるなり頭を抱えた。
完全に真っ黒だったから。
真っ黒も真っ黒、ドス黒ですわ…
問題になっていたのは、ドラマーKの
女癖の悪さである。

なんせ、私がマイミク申請した時の返事が
デートの誘いだったしな。ハッハッハッ!
私が社会人として、連絡事項の管理や
接客がそこそこ出来ていたので重宝され
kが企画したイベントのスタッフとして
良く招かれていた。

勿論、Kに関する話は私の耳にも
届いていた。
再三、注意も忠告もしたが
そんな噂話を信じるのか?と突っぱね
Kの女癖の悪さは、ヤ○ザまで絡むチン事件へと発展していた。

Kが、ヤ○ザの娘に手を出して恨みを買い
襲撃されるかもしれないなんて
本当の話ならば、警察沙汰である。
当の本人が何も知らないのは問題だ。
私は、思い切ってKに話してみた。

最初は、知らぬ存ぜぬを通してたkの顔色が青くなり、口数が減り、手が小刻みに震えだした。


いい気味だ。

ただ、私も全てを鵜呑みにするほど
馬鹿では無い。
なぜなら、この話を持ち込んできた女の子もKと遊んでた子だったから。
恨まれちゃったんでしょうな!

そんなこんなの後に届いた、秋元さんからの
メールだった。

私は何故、こんな事に巻き込まれてるのか…
全てがどうでもよくなった。
秋元さんは、周囲から「そんな奴を容認してる、こんなバンド」と、こんなバンド扱いされる事を恐れていた。
バンド=秋元さんの作品の1つであったから。

秋元さんの作品を守らねば。

結果、秋元さんは音楽活動を止め
mixiも退会してしまった。

せっかくライブを観ることが出来たのに
これまでか…


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