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InThe Cave#12 Message in a Bottle

洞穴からこんにちわ。

私の名前は、聖書から失敬したそうで
見た目が劣っていても心がキレイな女性の
名前からきているとか。
挙げ句、使っている漢字は「素直は美徳」ときたもんだ(真ん中辺りが私の名)

名は体を表さず。
不素直で気紛れ、飽き性な人間になってしまった。両親のお墨付きですよ。 
そんな私なのですが、たまには素直な気持ちになる時もあります。
今回は届かないであろう手紙を綴ろうかと。
読まれないし、読まれたとて返事は来ぬ手紙ですけど……

無駄な事してんなー。


眠れぬ夜にネット海で見つけた
同じ「眠らぬ同士」だった人へ

コロナ禍に入ったばかりの頃
街は静まり返り、電飾は落とされ薄暗くなり 
私の楽しみであるライブ通いも、ままならず
ライブハウスからの配信も、まだ試行錯誤の段階で、配信するライブハウスより
ライブを中止、もしくは延期とする事が多かった。

何せ槍玉にあげられてたしね。

そうなると、もうテレビを観ながら
夜をやり過ごすしか無かった。
それでも歌を歌いたい、ライブをしたい
何かを発信したい
そんな人達が独自路線で配信を始めたのだ。

ありがてえ

その一言に尽きた。
その日の夜、私の気紛れは度を越していた。
が、それが功を奏した。
元々気になっていた人が配信を始めた。

なんでこの人は、こういうモノの言い方を
するのだろう?と、その人の言動をチラ見しながら思っていた。
人を近付けず、人に近付かず、わざと誰かの
眉を八の字にさせるような…眉間にシワを寄せさせるような。

でも、ちゃんと礼儀はわきまえてるな。とか
ほんとそーだよな!と共鳴したり。とか
ヤな奴だなぁと思えど、嫌いという感情には
ならなかった。
その人の手がこしらえたモノに、惹かれていたからだ。

その人の配信を観ていて、なぜ自分は
その人がこしらえたモノに惹かれるのか
理由を見つけた。
と、同時に自分が何を必要としているのかも
改めて理解した。

眠らない夜を幾夜越えたのか思い出せない
配信を通して友達が出来た。
そのキッカケを作ってくれて、ありがとう。

私が、音楽という得体の知れないものに振り回されていたのを、更に振り回し翻弄してくれて、ありがとう。

眠れなくて、適当なストーリーズを上げて
もう、みんな寝てるよなぁって諦めかけると
その人の既読がついた事があって
起きてるのが、自分だけでないという安堵で
再び眠りにつけた。
ありがとう。

ただ、オカルトちっくな事いったら
殴ると言われた事は根に持っている(笑)
貴男の周りのオカルト好きを
ちゃんと殴ってもらわんと
その時の私が浮かばれない。祟るぞ!
大人なので、その場の雰囲気を壊さぬよう
ただ黙って受け入れていた。
良くも悪くも大人である私ゆえ、私も
傷付けてたと思う。ごめんなさい。

近くにいる人達との差が出ないように 
気を使ってくれてた事
この時間を終わらせたくなくて、私の我儘で
引き伸ばしていたら朝まで遊んでくれた事 
観ていた他の視聴者さんが寝落ちして
たまたま、私だけコメントしてた時
ノラ猫を見つけて見せてくれたあの日
全て忘れてても、構わない。
私が覚えてるから。
他にも色々、目に見えぬ何かを受け取っていたのに、言葉で返す事が出来なかった。

How's your sleep?
返事を聞かずとも分かる。
眠れてるならいい。

私は相変わらず、白々とした空を見る事が
あるよ。

ポリス好きで、一時的よく聴いてた。
奇跡の三人といわれたバンド。
特にドラマーのスチュワート・コープランドは、ほんっと凄いと思う。
生スチュワート・コープランドは、見たことある。初期のポリスもパンクの類だったね。


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