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アトラクションに乗るはずが救急車に乗ってた日

はるきよです。こんにちは。今日は私の思い出話を聞いてください。内容は大体タイトルの通りです。

・ウキウキの日

それはある冬の日。私は夫と某人気テーマパークに行くため、朝早く起きました。
それはもうウキウキで、あれしよこれしよと想像しながら、朝の支度をしていました。

体調も良くて、しいて言えば首肩がいつも通り固かったくらい。特に気にせず支度をしつつ、トイレに行きました。

・突然事件は起こる

さあ行こうかな。便座から立ち上がろうとした私は、ここで異変に気づきます。

あれ?立てない?

そうなんです。立ち上がろうとしても立ち上がれない。どこも痛くはないけれど、とにかく首から下に力が入らない。手は使えました。

焦りました。どうしてこんなときに。そもそもどういう事態?

夫にも「なんか立ち上がれないんだけど」と声をかけましたが、夫も私が何を言ってるかわからない状態。私もわからないから当然です。

とにかくトイレから出たくて、手を使って床に降り、冷たい床から這ってベッドまで行きました。

本当に立ち上がれない私をみて事態を理解する夫と本当に立ち上がれない現実に直面する私。

少し休めば良くなるかもしれないと、ベッドでしばらく休むことにしました。

・二時間

それから二時間経ちました。もうテーマパークは絶望的です。夫も今日を楽しみにしていて、申し訳なくて申し訳なくて何度も謝りました。夫は仕方ないよと言ってくれて、それでも申し訳なかったです。

そろそろ良くなるかな。テーマパークは無理でもどこか出掛けようか。そんな話をしつつ、体を動かして立ち上がろうとしてみました。

全く良くならない。

立ち上がることはもちろん、寝返りさえできず動くのは手だけ。これはもう、休んでも回復しないかもしれないと強く感じました。夫は、せめて立てれば介助して病院に連れて行くつもりだった様ですが、さすがに立てない人を抱えていくのは無理があります。私重いですし。

ここで救急車を考えます。

・3時間経過

救急車は抵抗がありました。死にそうでもない、ただ動けないだけなのに救急車?と。ですが状況は全く良くならず、良くなる方法も病院に行く方法も思いつきません。
#7119 という、救急車が必要なのか聞くことの出来る電話があると知り、電話して状況を説明します。「その症状で、自力で病院に行けなければ、呼んでも大丈夫ですよ」と優しく答えて頂き助かりました。

動けなくなってから3時間、ついに救急車を呼ぶ決意をします。

・はじめての119番

電話は私が掛けました。手は動くので。
生まれてはじめて119番にかけましたが、まさか自分のために呼ぶとは思っていませんでした。

119番に電話すると、すぐにつながります。そしてスマホも緊急モードになるんですね。位置情報を発信してくれます。
私は会話はできたので、訊かれた症状や住所や名前や年齢を答えました。本当は、「こんな症状で来てもらっていいんですか?」と再度聞きたかったのですが、「すぐ行きます!」と言って頂き、お願いする事にしました。

・すぐ来てくれる救急車

10分経たないうちに、サイレンの音が聞こえました。ピンポンがなり、救急隊の方が4人ほど家に来ます。状況を説明し、あっというまにシートに移され、運ばれます。救急隊の方には夫にも持ち物の指示をして頂きました。

夫は外に出たときサイレンの音に驚いて出てきた近所の方に「うちなんです。妻がちょっと…」と説明していました。

シートにのせられ救急車に乗る私。「空が青い…」なぜか無性に思いました。

夫添乗で病院へ。動けないだけなので特に車内で処置はなく、救急隊の方に声をかけて頂きつつ病院に運ばれました。

アトラクションに乗るはずだった私は、その時間、救急車に乗っていました。

病院での診断は頸のヘルニア。C6という箇所がやられてしまったようです。検査をし、痛み止をうつとなんとか歩けるようになり、帰宅できました。

7119や救急隊の方、病院の方には本当に感謝しかないです。

皆様もヘルニアや突然の病気にはお気をつけください。それは突然やってくる!

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