凝らす(詩)

孤独に凍え 思考は固まる
また知らぬ間に 赤く染まる

理想を追いかけ 焦燥に追われ
日々 疲弊しては 命は擦り減る

拘りに固執し 矛盾が生まれ
屍の上に 理由を求める

視線を逸らす 境界を超える
あの夢の続きを 見ることも叶わず

いつか は訪れず やがて記憶も途切れ
喧騒に掻き消され 音もなく去り逝く

全て わからず 全てが 足りない
不変の正解を 果てのない線路の
上を歩き続け 振り返ることもなく
連鎖を断ち切る 終わりが見える

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