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20200605

6/3に梅酒2瓶とレモン酒1瓶を漬け込んだ。

寝ても覚めても看護のことばかり考えている最近。仕事はとても楽しい、早起きをしなければならないことを除けば。
新人とペアを組んで動く機会が増えて、色々質問されたり、色々と教える度にこの根拠で合っているのだろうか?と昔教わったことを思い出したりまた新たに覚え直したり。更に新人に主体的に考えさせるような指導をしなければならなかったりとかなり忙しい。常に行動を見られているというところにも緊張するので疲れる。
家に帰ってもあれなんでだっけあの看護の根拠、あの手術ってどうやっているんだっけ、あの薬の副作用ってなんだっけ、あの検査後に気をつけること他にもあったよな、みたいな感じで色々調べたりしていて他のことをやっている余裕が正直ない。
ただ、学ぶのは楽しいので刺激的な毎日、その分疲れ果てて家では尸のようなのだが。

そんな中でも最近は「アニマルウェルフェア」について学んでいるところ。立て続けに食の安全や食の倫理に関する映画を観たことが、今まで燻っていた食への問題に改めて火をつけたと言える。特に、肉を食べる、ということに関してだ。
何気なく口にしているその肉は、どんな育て方をされてきたのか?飼育環境は?その動物が食べている飼料はどこからきた?その飼料はどうやって作られた?その飼料を構成する大豆は遺伝子組み替え?遺伝子組み変え大豆にかかる環境への負担とは?その大豆を作るための労働力はどこから?どれくらい化学肥料を使っているのか?その生産者の生活は?その生産者を支配する大企業の実態とは?その大企業を支配するものとは一体?・・・・

自分の体重の重みで自身の体を支えきれず歩けない鶏、昼も夜もなく高栄養の飼料を食べさせられ続ける鶏、身体の負荷に耐えきれず心筋梗塞を起こして死んでしまう鶏。
新たに子供を産ませるために小さな檻に閉じ込められ身体を動かすことも叶わずに人工授精させられて効率よく出産させられて一生を終える豚。
豚らしく過ごすことが生育に影響するからと、麻酔なしに歯切除、尾切り、虚勢をされる豚。
放牧され草を食んで悠々と育てられるとばかり思っていた牛は、一生を牛舎に繋がれて過ごし、高脂質の飼料を与えられ、運動不足のために、足を痛めてしまったり関節炎になり足を壊死したりするらしい。
衛生のために尾を切られ、安全のために鼻環をつけられる牛たちもまた麻酔をせず処置が行われ、苦痛を与えられている。

『100億人-私達は何を食べるのか?』『フード・インク』という二本の映画を鑑賞し、全く想像もしていなかったあらゆる問題が浮き彫りになったとともに大きなショックを受けた。
そして、たしかNHKの番組で「買い物は投票」という言葉を耳にして、その言葉を深く心に刻みこんだ。何を選んで、何にお金を払うのか。お金を払うということが、その商品を通してわたしたちが生産者さんへ敬意や同意を表することのできる唯一の手段。応援の手段。
勿論何も考えずに物を買っていた訳ではない、が、わたし1人の何気ない買い物が小さな生産者を虐げるような大企業に少しでも加担することになるのなら、やめなければならない。その大企業が作るものがどれだけ環境を破壊しているのか想像する必要がある。わたしは環境破壊に加担し続けていた。無知は恐ろしい。

そして、命をいただくわたしたちはこのままでいいのだろうか。
わたしは、動物が、動物らしく一生を終えるような過ごし方をさせることを選んでいる生産者を支援することから始めていきたい。
そして、必要以上の肉食を避けていくことからはじめる。まずはここから。

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