20200807

夏休み突入。
あまり大きな声ではいえないが実家のある北海道に帰ることにした。
ここ最近は2年付き合っていた彼と別れることになり(ようやく)、引っ越しの段取りなどで疲れ果てていて精神があまり安定していなかったし自宅に居るとしんどいので友人の家に夜な夜な入り浸り浴びるように酒を飲んでいた。限界だった。それもあり帰ることにした。
主に北海道の山に登ることが目的。北海道に友人はいない。ひとりも。

飛行機の中で武田百合子『富士日記(上)』を読んでいたらなんとなく日記が書きたくなった。どこまでも単純な脳。笑える。
今は空港から札幌に向かうバスの中で、道路の両脇の緑が目に潤いを与える。緑は見飽きる事がない。空気は澄んでいて多分気温は25度くらい。あまりに過ごしやすくて東京での日々は拷問かとすら思う。何と引き換えにしているのだろう。引き換えに、とか考えてしまうのがよくないのだろうなわたしは。生きていくのに損も得もない、そういう次元からはやく脱したい。
北海道に降り立った帰路ではいつも色々なことが頭のなかを渦巻く。これまでのこと、これからのこと。妙に悲しくなり焦燥感が湧くのはいつものこと。これをノスタルジーと呼ぶのだろうか。
はやく山に登って何もかもから解放されたい。わたしに今一番必要なことだ。

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