リクルートスーツ
リクルートスーツを着て出かけると、周りからの視線がいつもよりも気になってしまう。
周囲の視線を気にしがちなのは私のデフォルトだけれど、リクルートスーツを着ている時はそれがさらに何倍か増幅される。…書いていて嫌になる。
どうしてリクルートスーツの時だけ?
いやリクルートスーツに限らず特殊な格好をしているから、というのが本質かもしれない。でもこれが浴衣やこの季節なら袴など(今日も見た)ならこんな「嫌」な気持ちにはならないんじゃなかろうか。見られて嬉しいことはないだろうけれど、リクルートスーツのときよりもも少しポジティブな気持ちになれるのでは?
リクルートスーツを着ている、周りから「あぁ、あの子就活生なんだな」と思われる。そこが多分、私は嫌なのだ。「就活生なのに髪型が…」とか、「就活生なのにスーツに皺が…」とか、見ている側の心にそんなことが思い浮かんでいる状態を妄想して勝手に気分が悪くなる。それに、型に嵌った「就活生」だと見なされるのも何か不愉快だ。必死に面接練習とかしてるんだろうなぁ、なんて勝手に同情を寄せられることをまた妄想して胸が悪い。
私たちの世代が親世代となって、その子供たちが仕事を求めて活動をする頃には。
就活生の制服たるリクルートスーツなんてもの、無くなっていればいいのになぁなんて、そんなことを考えながらリクルートスーツにアイロンをかけるのだ。
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