自分がやりたいこと、自分ができること、社会が求めていること
あまり知られていないとおもうのですが、山形県に東北芸術工科大学という美術系の大学があり、その中に、コミュニティデザイン学科という、面白く、珍しい学科があります。
その一年生のカリキュラムの合宿の内容を学生さんが、伝えています。興味深かったのでシェアします。
【一年生スタートアップ合宿】
こんばんは!スタートアップ合宿の料理番長、なぎこと草薙陽太です!
一昨日に引き続きスタートアップ合宿の内容をお届けします。
今回は、2日目についてです!
2日目は、次のようなプログラムで進んでいきました。
1、チェックイン
2、マイプロを考える
3、昼食
4、マイプロのブラッシュアップ
5、マイプロの共有
6、チェックアウト
2日目は、一年生が自分自身の「マイプロジェクト(マイプロ)」を考えました。
マイプロとは、自分の中から湧き出てきた想いをプロジェクトにして、行動することです。マイプロを考え行動することで、自分の好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことを知ることができます。一年生のこの時期にマイプロをすることで、新たな視野を獲得し、様々なことに挑戦するようになります。
今回の合宿では、will、can、needの三つの輪を参考にしてマイプロを考えました。
will、can、needの三つの輪とは、企画を生み出す際に使う道具です。
Will:私がやりたいこと
Can:私ができること
Need:社会が求めていること
仮に、三つの輪の中で、willとcanの二つが交わる部分があるとします。その二つが交わる部分は、自分の「趣味」になり得ます。同じように、canとneedの交わる部分は「労働」。needとwillが交わる部分は「夢」となります。
マイプロジェクトを考える場合このwill、can、needの三つの輪が交わる部分が理想のマイプロです。
一年生はこの三つの輪を元に、このプロジェクトは私がやりたいプロジェクトなのか。私じゃなきゃいけない理由はなんなのか。誰かの役に立つ、喜んでもらえるプロジェクトなのか。一人一人自分と向き合いながら考えました。
真剣に考えれば考えるほど、いまの自分にはできないんじゃないか、失敗するんじゃないかと考える学生が増えてきました。
そんなときに、全体に向けて教員の矢部さんが「失敗しないのはマイプロじゃねえ!」と仰いました。ここで初めて一年生は、失敗は悪いことじゃないと理解したように見えました。失敗は新たな気づきを教え、その気づきからまた次のステップを踏むことが大事だと知ることができました。
また、卒業生から貰った「とにかく場数をふむ」「何事も知る」という言葉を胸にこれから一年生は失敗を恐れず、マイプロに取り組んでいくと思います。
そんな一年生が取り組むマイプロの中間報告会が9月20日にあります。どんな失敗をし、どんな気づきを得て、どう成長していくのか楽しみにしています。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1360263394117949&id=415524355258529
タイトルにもした、「自分がやりたいこと、自分ができること、社会が求めていること」は、ビジネスをする場合にも大切だなあと思ったのでした。
自分がやりたいこと
「自分がやりたいこと」というのはビジネスでは、必須ではないのですが、自分がやりたいことの方が良いことは間違いありません。やりたいことだと、一生懸命出来るし、付随するあまりやりたくないことも、なんとか出来るだろうし。
自分ができること
「自分ができること」が、ビジネスに含まれてないと、自分に報酬が入らないので、ダメですね。人に頼む部分は、もちろんあって良いのだけども。
社会が求めていること
「社会が求めていること」これは、皆が求めていることではなく、誰かが必要としているということですね。
これも凄く重要で、必要としている人がいないと、ビジネスは成り立たないのです。「何を当たり前な!」と思うかもしれませんが、社会に求められていないことを一生懸命やってしまうという状態がビジネスにおいて良く起きがちです。
わかりやすい指標としては、物凄く儲からない場合は、社会に求められていない可能性が高いと思ってください。凄く利用しずらかったり、お金を払ってまで欲しくない、利用したくない場合も儲からないという事がおきますが、、、
何かを始めたいひとはモチロン、何かをやっている最中のひとも改めて考えてみると良いのではないでしょうか。
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