【頑張るあの子の不器用な日常。 】気にしいで落ち込んで、自分だけの世界に語りかける。

【ブランドマガジン　頑張るあの子の不器用な日常。 とは？】
「うまくいくことばかりじゃない」この世界で、背中を押して前進させるのではなく下からグッと支えて「お尻を3ミリ浮き上がらせる」物語。頑張るあの子の、愛おしい不器用な日常集。

今回お話をお伺いしたのは、頑張りたいのに頑張れない、”不器用なあの子”に届ける癒しブランド「Purna Chandra」の代表、小林ひかりさん。人想いで行動力のある姿が印象的な彼女ですが、実は日常や仕事の中での苦悩は多く。そんなひかりさんの「今」や「自分だけの癒し」をお聞きしました。
特有の、ちょっと変わってて可愛い「ひかり節」も入っているので、お見逃しなく！

多忙に、やりたいことを。

ー本日はよろしくお願いします！まずは、自己紹介をお願いします。

Purna Chandraという不器用な方に向けたライフスタイルブランドを作っています、山形県立保健医療大学保健医療学部看護学科４年の小林ひかりです。
他には、他メディアの広報活動などに携わっています。

ー沢山活動されてますね…！各活動について具体的に教えてください。

大学のことからお話ししますね。
4年生なので授業は終わっていて、主にラストスパートの実習をしています。保健所で実習をしたり、学校で保健について教えたりする実習もあるんです。それと、卒業研究と国家試験の勉強もですね。やっと重い腰を上げました。あ、明日模試があるんですけど、全然勉強できてないです...（笑）

（ちょっとレアな「学生」のひかりさん。なんだか眩しそう...笑）

他メディアの広報活動っていうのは、ロゴデザインを考えたり、広告物を作ったり、SNSの運用をさせてもらっていたり、ですね。
2~3年前に、学生団体でパンフレットやTシャツを作ったりとデザインを幅広く担当する機会をいただいて...これをきっかけにデザインの面白さを感じましたし、周りの人にもちょこちょこご縁をいただき、今のお仕事に繋がっています。

ー想像以上に活動されてるんですね。Purnaの方はどんな感じですか？

今年の3月にブランド設立のためにクラウドファンディングを行っていたのですが、今はその返礼品の発送作業をしています。部屋が、返礼品で溢れてるんですよ（笑）少しずつ商品をお届けしていて、幸せな時間です。
あとは、ブランドのWebサイトの構築とかSNSの運用準備とかをしています.ECサイトでの販売開始が直近の目標なので、それに向けて動いているという感じです。

ーそんなに活動を並行してるって、すごいですね。

並行できているのかは分からないです。上手く舵取りできていないと感じるときの方が多くて。

頑張るけど余裕が無くなり。でも「気にしい」な不器用さ。

ーどんなときに「上手く出来てないな」と感じますか？

1番は、ブランドに関わってくれている人たちとのコミュニケーションですね。
お金が発生するから、自分の要望も伝えつつ相手の意見も聞いて、お互いに「丁度良いところ」を見つけ出すのが難しくって。初めての経験だったというのもあるのですが。
特にクラウドファンディング中は、私が時間や発信に追われていっぱいいっぱいになってしまったんです。焦りから、相手のことを考慮しない納期を設定してしまったり。確認不足で、動画を作り直してもらうことになってしまったり。自己中な判断をしてしまったなぁと、苦い思い出です。

ーうーん、仕方のない部分もありそう…。その人たちとはその後どうなったのですか？

いっぱいいっぱいになって自分本位な行動をとって、その後さらに「気にして落ち込む」というところに不器用さがあるなぁと反省しまして（笑）対処法として「伝える」ようにしました。自分本位な行動を取ってしまっても、後で丁寧に電話で気持ちを伝えなおしたりとか。
というのも、私のブランドはアーティストさん初め、関わってくれている人がハッピーにものづくりができることが、ビジョンを達成することにつながると信じているので、常に相手への「感謝とリスペクト」を忘れないことを大切にしています。
そうしたら、相手の気持ちが相違なく知れましたし、自分の気にしいも小さくなりました。

夜中のサンダルと缶チューハイで、自分を開放して。

ーそんなひかりさんの、自分なりの癒し方ってありますか。

めちゃくちゃあります（笑）
ちょっと行儀悪いんですけど、落ち込んだときは「夜中にサンダルで、缶チューハイを片手に散歩」にかぎります。本当にいいんですよ。おすすめは23時頃で、人通りも少ないし、静かだし。
イヤホンで好きな音楽を聞きながらもおすすめなのですが、そうすると「自分しか地球上にいないんじゃないか」っていう不思議な気分になるんです。誰も気にせず自分を表現していいんだ、て感じかなぁ。鼻歌歌ってもいいし、スキップしてもいいし、一回転してもいいし（笑）

（散歩するひかりさんから見える世界。はだしで歩くこともあるのだとか。）

ー「気にしいだ」って言ってましたし、解放感をいだくのでしょうか。

そうですね。抑圧されていた感情が、ぶわぁぁぁって。
散歩してるときは周りに誰もいないので、空に向かって独りごとを言ったりもしてて（笑）「今日は1日なえなえな日だったね。けど、明日も頑張るわ」みたいな。誰に言ってるのか分からない誓いを言ったりして。酔ってるから、ではないですよ（笑）
私にとって、自分の心の中を「きちんと言葉にして発散する」ことはすごく意味があるんです。日常を過ごしているだけで、たくさんの情報が頭の中に全部入ってきちゃうので。頭の中に壁がないのか、選べないんですよね。そしたら情報過多になって、頭の中に蓄積された情報が腐ってしまうと、キャパオーバーになるという。
「夜中にサンダルで、缶チューハイを片手に散歩」は、そんな私の頭の中を誰も気にせず開放できる、特別な癒しなんです。

自分にしか分からない内側を、豊かに。

ー最後に、みなさんへメッセージをお願いします。

日常を過ごす中で、みんなに見せる外側の部分と自分にしか分からない内側の部分と、色んな側面がありますよね。私が1番大事にしたいと思っているのは、内側の自分にしか分からない部分です。
この記事をのぞいてくれた方には、その自分にしか分からない部分を「どうやって豊かにしていくか」を探ってみてほしいなと思います。私の場合「夜の散歩とチューハイ」なのですが、みなさんだったら「アイスやケーキを食べる」「深夜にポップコーンとコーラ飲みながらの映画鑑賞」とかかもしれないですよね。
そういう自分にしか分からない癒しというか、ご褒美みたいなものを自分の中にたくさん集めていって。理不尽なことも多い世の中だけど「よりハッピーな日常を自分から作り出していく」ってことを一緒にやっていけたらなぁと思っています。

ーひかりさん、ありがとうございました！

ライター：財前　穂波（zaizen honami）
ぼんやり考えることが好きで、夢見がちです。マイブームは「あの物陰から小人が出てきたら...」と考えること。とりあえずポッキーをあげようと思います。褒められたいタイプです。みなさんが私の文章いいな、って感じてくれたら月まで飛んで喜びます。

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