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ペダリングについて【その2】

重力、引力を意識するの続き

引き足が大事と書きましたが、引き足だけを推進力にするわけではありません。
上死点から落とされる踏み込む側の脚に余計な仕事をさせないように、脚を引き上げるのです。
シーソーをイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
両端に同じ重さの重りを置いたら釣り合って水平になります。
片方の重りを取ったらストンと落ちます。
それを左右交互に繰り返すのがペダリングです。
そこがペダリング理論の出発点になると考えます。

ケイデンスを意識する

脚の上げ下げによってペダルはBB軸を中心に回転運動となります。
チェーンリングとスプロケの間に張られたチェーンを介して後輪が回されて推進力となります。
自転車は重いギヤを高回転で回すことでスピードを得ます。
高回転で回すのは人です。
人の脚で回します。
脚の上げ下げを高速で行う必要があります。
私もそうでしたが、高速で脚を上げ下げ出来ないから重いギヤを力一杯踏みつけて速く走ろうとしてしまいます。
なので、膝や腰を壊してしまう。
大事なのは、力が強い事ではなく、重いギヤを早く回してあげることなので、その分の力があれば良いのです。
一般的にはケイデンスは90回転で走るのが良いと言われます。
1分間にペダルが90回転ですよ。
0.666秒でペダルを1回転させるのがケイデンス90です。
脳から送られた信号が末端に伝わるのに0.2秒掛かると聞いた記憶があります。
0.666秒でペダルを1回転させる中で、脚を引いて踏んでなどといちいち考えている暇はありませんし、左右交互で違うことをやっているわけだから頭は混乱します。
重いギヤを使えばケイデンスを下げる事が出来るので考える余裕が出てきます。
初心者のうちに身に付けたいスキルは、ケイデンス90でちゃんと走れる事。
スピードはその次です。
頭で考えなくても脚の上げ下げを高速で出来るようになることが大事です。

また後ほど、続きを書きます。

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