黒い点

楽しい記憶と黒歴史って常に比例している

何も恥ずかしくなんてない無敵モードに入ると

とても楽しくて本当に無敵になれるのに

翌日になるとバキバキの体に黒い点が付いている

悪い薬を飲んでハイになってしまったように

(飲んだことないから分からんけど)

山場を超えて反対側の麓に着いた時

心を含めた体の重さが3倍程に膨れ上がっている

思い出せば頭を抱え暴れ出してしまうほど

目を背けたくなる事ばかりだ

最近の私は目を逸らすことに必死になりすぎている

今の私の体は黒い点だらけだ


バカみたいに自分の感じたまま

舞い上がって落ち込んでできたらいいのに

なんで私はいつでも

こんなに難しく考えこんでしまうのか

まあ考えこんだ末に曲が完成するから

私が音楽をやめない限り

私はずっとややこしい人間のままなんだろうな

そして私がややこしい人間である限り

私はずっと音楽をやめられないんだろうな

ひねくれた天邪鬼でありながら頑固な自分との

上手い付き合い方が今だによく分かっていない


こいつはこう言っておけば喜ぶ、と

思いながら言われてることって分かるよね

確かに嬉しいんだけど

その優しさの皮の下に見え隠れする

「相手を思い通りに動かしてる自分」に

酔っている顔が世界で一番嫌いだ

被害妄想かもしれないけど

その顔が見えた瞬間とても怖くなる

同じ空間にいられなくなる

被害妄想かもしれないけど


私はいつでも気遣いのフリをした

臆病のループにはまって抜け出せない

とても弱いな

もっと胸を張れ、自分に酔え、

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