殿堂入りたちに蓋をして

私は手放すことが苦手である

賞味期限の切れた約束

ほんの少ししか光のない可能性

思い出しても心の動かない記憶

些細な会話

もう連絡することのないだろう友達


全て自分から手放すことが出来ない

実家の部屋には生きてきた全てが詰まっている

全部を抱え込みすぎて本当に大切なもの

きっと捕まえきれてないと思う


手放すことを怖がらないでいたい

初めはすぐ拾い集めに行って

取り戻そうとしてしまうだろうけど

きっとどうなってもみんな生きていける

そこで生きていくしかないしね

どんな状況で生きていたいかを考えて

その状況を作り出すしかないらしい

そうしないと人は変わらないらしい


何事も面白がる心

考えても仕方ないことを考えないこと

いい感じにこの2つを取り戻せてきてる

次は手放す強さだ

あと人に自分を批評させる余裕と


手放すことと捨てることは違う

過去にはそっと蓋をして

心の奥底、

記憶の届かない場所へしまっておけばいい

殿堂入りは一つとは限らないから

集めに行くかあ、この世の殿堂入り



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