歌詞考察 カルチャーショッカー編 


高校生の時にアメリカに短期研修に行った。


その際出てくる食べ物の全部が全部、3Lサイズでびっくりした記憶がある。あと、米が知ってる米じゃない。


まさにカルチャーショック。


最初はびっくりしたものの、ジャンキーな食べ物大好きJKだった私は出てくる食事を完食。


見事、2週間で3キロ太って日本に帰ってきた。



前置きは置いといて(笑)、今回はsumikaの1st mini album "新世界オリハルコン"に収録されている"カルチャーショッカー"だ。


フェスの本気リハやライブの盛り上げチューンのこの一曲。



「ダンスをするよ♪」「タンタンタタタン!」

意識しなくても、手拍子をしたり、ジャンプしながら手を振ってしまう。楽しい。


この楽しい楽しいカルチャーショッカーのプリン的歌詞考察にお付き合いください。


1.カルチャーショッカー

カルチャーショック(英: Culture shock)または文化的衝撃とは、異文化に見たり触れたりした際、習慣・考え方・異文化の実像について、母国文化の常識と大幅に掛け離れていたり、自身が学校教育などで習得したその異文化に関する知識・情報と乖離しているため、心理的にショックを受けたり戸惑うことである。 引用 Wikipedia

Wikipediaからの引用はレポートだったら怒られちゃうね笑


カルチャーショックとは異文化間の常識や価値観にショックを受けること。


なので、この曲のタイトルのカルチャーショッカーとはカルチャーショックを受ける人のことであろう。


なるほどなるほど!!!


じゃあ曲を聞いてみた感じ


『金色の髪、青い目のハーフ系彼女と純日本人主人公くんがカルチャーショックを受けて翻弄される曲ね!!!!』

なんだ!そのまんまじゃん!!!!

歌詞考察するまでもねえやん!


と思いながら、曲を聴き続けていると


あらあらおはよう 
黒い髪をした黒目少女が言った


???


誰、お前?急に出てくるやん。




と最後の最後に新たな登場人物が出てくるのだ、、、


この誰お前論争を解決する1つの説として、この後をお楽しみいただけるとありがたい。


2.同一人物説 part1


1番のAメロで出てくる

金色の髪ほどいて青い目をした彼女

と、最後のフレーズで出てくる

黒い髪をした黒目少女


私は同一人物だと思う。



この曲の8割型、ダンスをしている。つまり、ハーフ系少女に誘われてクラブなどのイベントに行ったのだろう。


踊りもお酒も好きじゃない主人公君。



しかしながら、惚れている彼女のためにならショットをグッと飲み干す。ダンスをする。


"ショットをグッと飲み干して"

"君の好きを何でも飲んで"

"君の世界を取り込むのさ"


読書やお茶が好きなインドア主人公くんが、異文化に触れて、異文化を受容したことがここらのフレーズから読み取れる。


つまり、今まで理解できなかった彼女の趣味を、原体験に落とし込むことで価値観を共有することができるようになった。ということだと思う。


なので、もはや異国の世界にいるんじゃないかと思うほどの偏見で理解できなかった彼女だが、それを受容することによって理解することができたのではないかな?

主人公くんの視点で見て、金髪青い目に見えていた彼女は、偏見から目覚めてみると黒髪黒目少女だった、という歌詞だと私は解釈している。


2.同一人物説 part2

また同一人物説かよ!!!!!!


同一人物説には変わりないんだけど、自分の中のちょっと違う解釈も話したい。


(というのも、カルチャーショッカーの秘密本ライナーノーツを友達に見せてもらったことがある。


そこには

"さまざまなコミュニティに属しながら人は成長していく。だからこそ、オリジナルの価値観なんてなくて誰かの影響を受けながら、その人それぞれの価値観が完成していくのではないか"  


と書かれていた。(曖昧))



いやあ、間違いないねえ。ダンスするだけの曲だとだと思っててごめん。


主人公くんは、彼女に誘われてクラブを体験した。新たな経験をして、彼の価値観はアップデートされた。


じゃあ金髪青い目の彼女もまた、主人公くんと過ごすことによって価値観がアップデートされたのではないか?


その結果として、彼女の外見が、黒目黒髪少女という主人公君よりに変化していったのではないか? 


というのが片岡健太ライナーノーツを受けて考えたアナザーストーリーだ。


3.まとめ

ただただ楽しいだけの盛り上げ曲じゃなくて、多様性という激重テーマがあるのが実に面白い(福山?)


"ショットを飲み干す"、"君の好きをなんでも飲んで"
に、惰星のマーチの "うだつを呪う前に飲めよダイバーシティ(多様性)" というフレーズとの共通点を感じる。

価値観のアップデートをしていくために、色んな人の色んな考え方に触れていきたいな。

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