公認会計士の就活事情

こんにちは!公認会計士受験生だったぷりんです。
論文生の皆さんは就活が一旦落ち着いたころでしょうか?
今年度から監査法人の就職活動の形態が大きく変わったのでどのように就活を進めたらいいのかより不安になると思います。

そこで今回は私の就活体験談をお話し、どのように法人を選んだのかをお伝えしたいと思います。
いくら転職するのが当たり前の時代、転職しやすい業界だとはいえ、一度自分の人生の軸を決めるといっても過言ではない就活。その基準などは本当に人それぞれだと思うので一例として参考になったら嬉しいです!


私の就活体験談(23年合格)

私は2023年11月合格目標でした。
23年合格目標代は、まだ大手の就活が9月から11月までほとんどフルで行うことができた年です。スケジュール感はあまり参考にならないかもしれないですが、記録として残しておきます。

◎23年8月 論文式試験終了
早速8月末の予備校の大規模イベントに参加。大手中小問わずに様々な方とお話をしました。
◎23年9~10月
法人説明会とオフィスツアーに参加
オンラインも対面もありました。
→その後の個別相談会や事業部ごとのイベントで様々な事業部の方々や職階の方からお話を伺いました
◎10月頭から合格発表まで
接触禁止期間、ESを考える期間にしました
◎合格発表後
ESの書き上げ、面接対策→面接
合格発表から内定受諾までは約2週間。結構ばたばたします。
◎12月 内定受諾

私の就活軸

私が就活で大事にしていたなあと振り返って思ったことは3つあります。
①その法人でやりたいことや頑張りたいことがあるか
②長くいたいと思えるか
➂自分自身の成長に繋がると思えるか

①その法人でやりたいことや頑張りたいことがあるか
 仕事のイメージを持つのが難しくそんなすぐにやりたいことなんて分からないというお気持ちも分かります。しかし、やりたいことがなければなんのモチベーションにもなりませんしどのような指針で法人を選べばいいのか基準をつくることもできません。やりたいことはXX社を担当したいという具体的なことでもいいですし、この業界の監査がしたい、IPOやりたいといった幅広めなことでもかまわないと思います。なんとなく、今のところでもいいので、その法人でやってみたいと思えるものをまず探しましょう。
 これは就活を進めるなかで変わってもいいと思います。話を聞く中で思っていたのと違うということも多々あるので。ただファーストコンタクトとして誰から話を聞くかなどを担当リクルーターと決める時に法人でやりたいことがあるとコンタクトをとりやすいです。

②長くいたいと思えるか
 これは人によって様々だと思います。早く独立したいという方やコンサルに転職したいという方にとってはあまり関係ないかもしれません。
 しかし、私個人としては仮に結婚や出産をしても働き続けられる、キャリアを途絶えさせない環境に身を置きたいと思っていました。そのため、長く働きやすそうな制度はあるか、居心地の良い職場環境かは重視していました。

③自分自身の成長に繋がると思えるか
 Big4どこに就職してもまず2,3年することは監査業務。社会人を想像すると、毎日PC作業などで刺激のない仕事生活はなんとなく嫌だなあと思っていました。
 日々新しいことに触れ、学び、自分の身にしていくことが毎日やりがいを持って働くにあたっては刺激になりますし、私にとって必要なことだと思いました。そのため、変化の多い業界や新しいツールを積極的に監査に取り入れている法人を選ぼうと思いました。

私なりの就活でしてよかったこと

私なりに就活でやってよかったと思うことを挙げます
①上の職階の方々とコンタクトを取る
②職階や事業部問わずに必ず聞く質問をつくる
➂最後は直観を信じる

①上の職階の方々とコンタクトをとる
 就活では就職して働くようになってからは関われないようなパートナーやシニアマネージャーの方に自分の聞きたいことを遠慮せずに聞くことが出来ます。(最低限のマナーやプライベートすぎる話はNG)
 もちろん自分自身の立場と近い学生非常勤や年次の低い方からリアルな話を聞くことももちろん重要ですが、せっかくの機会です。年次の高い方から仕事のビジョンやキャリアプランのお話を聞くことをおすすめします。実際、その話を聞いた方が希望する法人でなくても、今後どのような働き方を自分がしたいかを考えるにあたっての視座が高まると思います。

②職階や事業部問わずに必ず聞く質問をつくる
 これは自分の就活の客観性を高めるために心がけていました。
どうしてもリクルーターの方は自分の法人や事業部に都合のよいことを話したくなり、その方向性に懇談を進めていきます。
そこで懇談で客観的な判断が行えるように必ずする質問を1つ持っておくと後からよい判断材料になると思います。
 ちなみに私が用意していた質問は、「お答えしづらい質問で申し訳ないのですが、お仕事をされる中で嫌な思いをしたことやつらい経験談があればお聞きしたいです。それをどのように克服されたかも教えて頂けたら嬉しいです。」と聞きました。リクルーターの方にとっては少しマイナス要素があるため答えにくい質問だったと思います。しかし、この質問の答え方によって私は法人に対する信頼性を判断することができたと今振り返って思います。

➂最後は直観を信じる
 就活を進めているうちに、色々とお話を伺っていると何が正解か分からなくなってきます。また、一度下した決断に本当にこれでいいのかと悩んでしまうこともあります。
 特に就活の終盤になっていくと、大手法人による取り合いが始まり、OOとXXで悩んでいます。とOO社のリクルーターにお伝えすると、「XXはちょっとねえ~」なんていう批判を受けることも、、
 しかし、決断は下さなければなりません。最終的にはご自身の直観を信じて大丈夫です。たくさん悩んで自分の目で確かめてきたことを信じてあげて下さい。
 私はそう周囲に励まされて自信をもって決断することができました。


以上が私の就活体験とそれを経て学んだことになります。就職先を決めるってかなり大きな決断です。悩みに悩むと思いますが、試験勉強もたくさん頑張った皆さんならあと少し踏ん張れるはず!適度な息抜きを忘れずに、気を負いすぎずに就活をすすめて頂けたらと思います!

ではまた!


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