見出し画像

[レビュー] 友達の妹が俺にだけウザい1巻

批評→分析→褒め(稀になし)
の流れになります。ぜひ、最後まで読んで貰えると嬉しいです。

まず、このラノベはイラストに95%助けてもらっている作品。
まず、ウザい点がない。ヒロイン(友達の妹)がレベチの美女ならダル絡みされてウザいと思う男はいない。
ガッキーにダル絡みされたらもう俺は猫になる。ニャンニャン言うてって……バカヤロウ!
まあ、いろいろと無理があるところは合ったし、部屋を勘違いさせる描写とか。
あとシンプルに鈍感主人公に腹が立ったり、売れたラブコメの一部分をパクったような作品と感じた。
真白ちゃんのイラストに関してはレムかおもたわ。

[分析] ① ストーリー 3点(5点満点)
読者が求めていた展開かと言われると疑問は残るものの、主人公、友達、友達の妹、担任でゲーム作ってて、そこからのラブコメ展開は物語として広がりやすく将来性のあるストーリーだなと感じた。
タイトル詐欺という声もあるが、それは読者の勝手なエゴ、理想なのでまあ無視するとして。
問題は笑えるポイントが無かった。笑いと取りに行っていた割には笑えるポイントが無かった。
まあそれくらい。

② キャラクター 4.5点
彩羽ちゃんがウザいかどうかは置いておいて可愛いさは満点。色気満点。キャラクターとしてハッキリしていて強いと思う。担任の先生が教室では女王キャラでちょっとキツイな……と思ったが、ゲーム作っているメンバーでイラスト送れた時に頭が低くなる感じ、キャラ立ってて、いいネタ枠的ポジションも取れ、恋愛要素も絡めていけるスーパーサブ。
主人公の根暗なのに無駄に女子に優しかったり、真白ちゃんが突然強気になったりと首を傾げてしまう点はあったが、表紙である彩羽ちゃんを皆目的で見てると思うし、彩羽ちゃんのキャラがしっかりしていたので、キャラクターは良かったのではなかろうか。

③世界観 3点
ゲーム作っているメンバーが全員同じマンションの5階に偶然集まって、物語を進めていくって所と担任の先生がそのメンバーにいると言った点は個性的で好き。
ただ、ゲームを作る類の話や、偽物のカップル関係はもう使われ尽くした展開ではあるので、巻を進めるごとに独特の展開に持っていかなければ厳しい作品になっていきそうである。

④ 読みやすさ 5点
勿論、好き嫌いの読みやすさ読みにくさはあると思う。ただそれは仕方がないのでフラット見て読みやすさを考えるとかなり読みやすい作品に思える。
展開がスピーディーで無駄な点が少なく、大事な箇所はマークしてあるため、先の展開に予測を立てながら読むこともでき、部分部分で物語を理解しながら進むことができる。また、話数が細かく区切られているため休憩も入れやすく。結局のところ物語を理解しやすいと言った部分に繋がる。

[全体を通しての感想]
まず、「全然ヒロインウザくないやないか!」と文句を言う人へ。
ではあなたは俺の妹がこんなに可愛いわけがないを読んで「どっからどう見ても可愛いやろ!」と文句を言うのですか?
大切なのはヒロインがしっかり可愛らしく描かれているか。そこだと思う。
先ほども言った通り、思っていたのと違うというのは間違った感想と思う。
むしろ、内容自体はちょこちょこ良い意味で裏切りがあって今後に期待できる部分がいっぱいあったように思える。
読みやすさ、イメージのしやすさも申し分ない。
後はもっと笑えるポイントが必要。それだけ!

人気作品になることを願ってます!