行動経済学から学ぶマーケティング
人間の心が経済に大きく影響していると理論づけられたのはまだまだ歴史としては浅い話です。
私たちの身の回りには、心を揺さぶる仕掛けがあちこちに存在しています。
行動経済学とは
行動経済学とは20世紀後半に誕生したまだまだあたらしい学問です。
行動経済学は、私たちの心を基礎にして様々なことを考えます。
その心が、購買行動に大きく関わっていることが分かってきました。
例えば、自動販売機で飲み物を買うときに、
何気なく飲み物を選んでいますが、その時の気分に影響されていることが多いのです。
これらもすべて行動経済学で説明がつくのです。
つまり、人間は合理的な判断を常にしていると思いがちですが、時には心に影響をうけて非合理的な判断をすることがあるということです。
学生の頃、テスト勉強中に部屋の片づけをしたくなるのは非合理的判断の典型例ですよね。
マーケティングと行動経済学の相性
マーケティングという言葉はよく耳にしますが簡単に言うと、
あなたの商品やサービスをお客様に買ってもらうための道筋をつくることをいいます。
商品を作ってもマーケティングをしないと商品は売れません。
つまり売り上げと直結するのがマーケティングです。
ここは非常に重要です。
【マーケティング戦略で売り上げを増やす仕組みを構築する】
経営の神様ドラッガーは言います。
『マーケティングの究極の目標はセールスしなくても売れる状態を作る事』
いかにして買いたいという気持ちにさせるかが重要だということです。
このことから考えても、マーケティングと行動経済学は非常に相性が良いのです。
マーケティングの事をもっと深く知りたい人にはこちらの記事がおすすめです。
【マーケティング広告を学ぶなら読んでおきたい人気のビジネス書】
行動経済学の具体例
《バンドワゴン効果》
もしあなたが、行列ができているラーメン屋さんを見るとどう思いますか。
おそらく、
●あそこは有名なラーメン屋さんなのかな
●おいしんだろうな
●流行っているから間違いないだろう
など、根拠のない判断をしてしまいがちだと思います。
行列を見るだけで、良い印象を持ってしまうと思います。
これはバンドワゴン効果という行動経済学の一種です。
人が集まっているところに対して良い印象をもち、周囲と同じような行動をとってしまうことをいいます。
ディズニーランドの人気アトラクションも同じです。
始めてディズニーランドに行き、行列のできているアトラクションを人気があるのだろう、面白いのだろうと判断してつい同じように行列に並んでしまうでしょう。
このような心理を活かしたマーケティングは、
例えばわざと行列ができるように設計するというのもマーケティング戦略を行動経済学とマッチさせた方法の一つです。
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『マーケティング初心者におすすめの行動経済学からみた
マーケティング方法』
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まとめ
人の心理というは行動に大きく影響を与えます。
その心理をしっかり理解すればあなたの見込み客にもう一歩行動を起こさせるためのアプローチが打てるようになります。
行動経済学はあなたの商品やサービスの販売促進を大きく変えてくれる学問です。
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