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次回機体は

ガンプラ界で買ってはいけないガンプラの中でもかなり上位にランクインするパワードジムカーディガンさんでーす!

ガンダムビルドファイターズ系のガンプラはね、大体既存モデルのリデコ版なンだ!プラモって金型を作るコストがすごーく高いのね。特にバンダイさんは無駄にスゲェテク使って金型作るから(まぁ、中国で簡単にパクられると困るからな……)、多分金型コストは更に高いんだネ☆

で、このお高い金型もブームが終わるとあんまり使われなくなっちゃうんで、その金型を再度使い回して原価安めの新パッケージでお金儲けするゾ☆ と言うのがビルドシリーズの真意だ(真顔)

で、だよ。

カーディガンの原型機であるパワードジムは、古いキット(2006年生産)である事を念頭に置いても「出来が悪い」

まぁ、パワードジムからジムカス辺りまで、これと同系統の内部構造持ってるジムシリーズ(確かジム改、ジムストライカー、ジムカスタム辺り)は

軒並み出来が悪い


のだが、最初に作ったパワードジムがボリュームバランスとち狂ってるから構造を流用したこれらが連鎖的にコケたである。

基本として、この系列は軒並み

・腕が長すぎる
・肘の位置が胴体基準で見ると下過ぎる
・腰部分がボリューム過多
・足首関節部が変な位置にある
・バランス取り間違えてスネが長い
・胴体肩から前面にかけてのライン取りがおかしく首が埋まって見える

などなど。問題点に対して改善案が多数あると言うか、問題点だらけでしかもそれが相互に相関するから

「モデラー修行にピッタリだ!」


いやほんと。出来の悪いキットは工作技術や目を鍛えるんだよ。素人さんにはお勧めし難いが。

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ワイのググル写真フォルダには、なんとパジムだけの写真フォルダがあり、なんと167枚も写真が保存されている。

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中には余りのゴリさん具合にウッホウッホさせてる写真なんかもあるが、自分でも記録残さんとどこ弄ったか忘れちゃうぐらいあちこち手を入れた。

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パワードジムカーディガンは、この基本体型が破綻してる素のパワードジムに追加パーツを付けてゴツくした奴である。破綻したボリュームの上に更にボリューム盛るもんだから、その出来は推して知るべし。

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でーん。組み立てた時涙が出た。
これはバンダイのパジムカーディガンの紹介ページ画像だが、写真撮影した人物はこのモデルの破綻したバランスや構造上の問題点を熟知して、スッゲー撮影テクを駆使して格好良く魅せている。腕とか緩やかに湾曲させて「いや、ちゃんと股間辺りに拳の先来てるでしょ? 指先が膝のマルイチに届くとかそんなバカな」「膝の頭と下端の中央ラインを延長しても、ちゃんとフットプリント(足裏設置面)に収まりますって。何膝と足首の正面方向が違う? 察しのいい子は嫌いだよ!」

……いやもう、この写真撮った人を設計アドバイザーにしたらいいんじゃないかなっ☆ バランスの破綻をポージングでこんだけ誤魔化せる = 正しいor美しいバランスを知ってるって事ですからねっ!

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これなんかも足裏きちんと接地してなくて、一見手抜きポーズに見えるんだが……パワードジムとか持ってるなら同じポーズをとらせてみるといい。上記写真では足首位置の不自然さを隠せるギリギリで止めてるので足裏接地が出来んのだ。

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補線を引いてみた。本来スネの中心線は足首関節がかなり下方にあるので、足裏の接地面のかなり内側で面と交差する。で、このスネ中心線と地面が交差するポイントが足裏接地面の外に行っちゃうと、グキッと足首痛めちゃう感じになるんだわ。それを見た目で誤魔化すために上記の写真でも足首をほんのり外側に開いて違和感を消している。そしてパジムの足首は違和感感じさせちゃうぐらいよく曲がるんだなこれがw

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そうならない様に、足首内部パーツを前後でぶった切って関節を新造するなんて改造が定番だったり。これにより横のローテーション軸を下げると……

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左側みたいに自然に曲がる。てか、組み立てマニュアルにあるラフでもこーなってる。

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ガンブレモバイルの機体モデリングしてる人はかなり出来る人なんで、多分ゲーム内のカーディガンは「じぇんじぇんガンプラに似てない」カッチョイイバランスで出て来ると思います。ジムカスタムのモデリングを見る限りは安心できる。でもだからってガンプラのカーディガン買うと盛大にがっかりするから注意せよ。特に腕周りの改造でガトリング部分がアレでソレだから、直そうとするとかなり、その、な!

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ジムコマのことは忘れるんだ。いいね?

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!