エロとテクノロジー

ちょっと前にガンド天狗の挿絵をBingAIのイメージクリエイターで作ってた際、なんか警告出た事あったんよ。作ろうとしてた画像はデータストームの向こう側で信楽焼のタヌキに似た10才女児の絵を作ってた時なんだが……

作中設定として、スレッタが社会性を獲得した頃にイマジナリー妹は必要なくなるから、その頃エアリアルの設定的には「お姉ちゃんの妹」だからスレッタ11歳なら9歳ぐらい。で、ひろさちやさんじゃねーんだから9歳児と10歳児のかきわけは無理だろってんで10才指定した訳さ(ひろさちやさんはこれぐらいの差を描ける子供絵のとんでもない人である)

でまぁ、後から気が付いたんだけど信楽焼のタヌキだろ？

チンコ(性器)と身体前面丸出しやんけ。確かに10歳女児で胸から股間まで丸出しはヤバいな。逮捕されかねん(真顔)
一応書いとくとこれワイのガンド天狗で1番盛り上がる所なんよ。姿や眉毛ではなく「挙動で誰か分かってしまう」は前振りまでして準備した伏線なの。

似ているが違うと確信に至る重要シーンにエロぶっ込んだら台無しでしょうよ。

でまぁ、その時はプロンプトをAIが勝手に誤解してエロ絵になる可能性引き当てたかー、ぐらいに考えてたんだが、昨日AIの描いた絵を検索してたら「スカート自分でまくってパンツ見せてる女さんの絵を描く呪文考えてる記事」にぶち当たり、そこからAIエロ絵に皆がかける情熱を垣間見た訳さ。いやぁ、やっぱエロは強いな！　出来見てたら「そらまぁ、みんなやりたがるわいな」と納得した。

思えば、インターネットが流行り出した時もエロがテクノロジーを牽引していたな、と。また、私はちょっとだけ3D CGも齧っているのだが、これは確か地下鉄サリン事件後にPoserというソフトを使い、座禅組んだおじさんを浮かせるという遊びが仲間内で流行ってからなんよ。

Poser - Wikipedia

Poserにハマった後、ワイは清く正しい青年だったのでPoserを使い外門頂肘とか小手返しなどの3D CG動画を作成し、バーチャファイターではイマイチ分かりにくい技のモーション研究したりしてた。
(あと、オリジナル必殺技とかのモーション作って遊んでた)

何故なら当時のPoserのモデルはエロやるにしてはかなり微妙で、性欲を刺激しなかったからである。アレで頑張れるのは驚異的としか形容できぬ。

この辺からCGにハマりグラフィックスワークステーション方面のハードウェアに傾倒していった訳である。が、世の中ではどうもそういう使い方する人ばかりでないようで、かなり前に久々に最新のPoser買ったらちょいと驚いた。
裸体に性器付けるかのon/offスイッチがあったのである。また、(当時の)最新版では他者が作ったモデルやプロップの売買機能もあったのだが、かなりの割合でエロ志向だった。
ワイがバーチャのモーション模倣してウヒャウヒャしてた頃、他の人は別の形での人物の絡み合いに興じていた模様。

AIエロに賭ける情熱を見たワイの感想は「まぁ、Poserでやるより簡単だもんなぁ」である。

強烈な衝動……パトスやリピドーが叫ばないと、創作って大変だからな。同人誌がエロ本の代名詞になって久しいが、要するに創作というめんどくささを凌駕する触媒なり燃料としてエロって良質なんだよ。誰でも根源的に持ってて馬力がある。何か新しいものが流行る時にエロが牽引役になるのはこの為だ。ワイみたいに素の創作衝動がデカくてエロ抜きで昇華できる人はかなり少ない。なんせエロい事してても美術解剖学的な部分が気になったりして、実はエロに対して集中し切れない自分がいる(逆の意味で変態だと思う)
この点において、私は新しい物事学ぶのにパトスやリビドーで動ける人が少々羨ましい。エロがあるなら寝食忘れて動ける……これは才能だとさえ思える。私の場合性欲もあるにはあるが、そちらより下手したら(ガチの意味で)女体というマテリアル？　物質への興味が先走るきらいがあるからな。エロとか愛ではなく学術的な人体標本じみた見方するの、自分でも正直失礼だと思う。