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Quiet Zero関係ね。

考察における前提というか、仮定

1.21年前のヴァナディース事変はプロローグの事件では無い
2.エリクトはスレッタ
3.ルブリスからエアリアルへの変更はQuiet Zero計画への路線変更によるもの

1.ヴァナディース事変とは？
ガンド技術の前駆となる「セイズ」を用いたドローン兵器の開発計画があった。元々は平和利用を目的に開発が進んでいたのだが、辺境域での利用の為に強力な電磁波ノイズ対策が組み込まれており「ドローン兵器に転用されるとノンキネティックによる行動阻害が出来なくなる」という問題があり、ヴァナディースは地球側軍事組織に強襲された。この強襲を鎮圧したのがデリング率いるドミニコス隊の前身。このセイズを用いた広域通信網確立システムがQuiet Zeroだが、未完成のまま廃棄された。簡単に言えばQuiet Zeroはパーメットの「共有」という性質を使ったマシンtoマシンの通信機能。但しその制御にはAIなどによる高度な操作が必要。
この後、ヴァナディースはパーメットを用いた通信システムの別転用としてガンド技術の開発にシフトする。

2.ルブリスで何のテストしてたのか。
プロローグ考察。ガンドアームによる廃人発生は大量のパーメットとそれに伴う人体への過剰なデータ転送によるものなので、ここの克服の為に「低パーメット、低データ量」の高次パーメットリンクを確立しようとしてた。
この際にテストとしてカルド博士はエスカッシャン利用時にデータ量削減できるかなとQuiet Zeroシステムを転用した。
そしてこの事がヴァナディースに送られてたデリング配下のスパイによりデリングに伝わり、プロローグの惨事となる。

3.大いなる誤解
エルノラやヴァナディース残党はQuiet Zeroの事を知らされていない。禁止技術だからカルド博士は研究員にもダマでこの実験をしていたのである。また、Quiet Zero関係の技術はテスト用ルブリスにしか搭載されておらず、研究所探しても痕跡が見つからない。よってプロローグの事件はデリングの先走りという話になり、ヴァナディース残党は釈放、事件は闇に葬り去られる。
エルノラ・サマヤはこの事件により恩師と旦那を失っており、スパイである魔女を探し出して血祭りにあげようとしている。彼女の復讐対象はプロローグの事件を引き起こした「魔女」である。
また、水星に到着してスレッタを育て始めた際に気付くのだが、スレッタは先の襲撃事件を完全に忘れ、カルド博士やナディムパパを覚えていない。これを彼女は「ルブリスにエリクトの記憶を吸われた」と誤解して、エリクトの記憶を取り返すべくルブリスの解析に着手する。
実はルブリスは記憶を吸い出したり消去したりはしていないのだが、ルブリスの中に宿るAIはエリクトのイマジナリー妹として自己定義をしており、これをたまたま見つけてしまったエルノラ(プロスペラ)はナディムパパの記憶をスレッタに返すというなんか無茶な話を実現するべく各種技術開発をするなどした。

巷間の噂の否定要件
1.エリクトの意識はルブリスに吸われて消えた。

パーメットの性質は共有である為、エリクトの脳内データのコピーは出来るが消去は出来ない。記憶とは神経細胞の接続による物理的構造だ。事実、人類はかつてロボトミーというやり方で物理的に脳神経切除したりする脳外科手術をやっており、記憶どころか思考機能や情緒まで外科的に機能抹消できる事が臨床的に知られている。



2.ルブリスの意識はスレッタの中にある。ルブリスとエアリアルの自我が入れ替わっている。

脳にパーメットをしこたま流して共有機能で上書きしたら出来る様な気もするが(でも、それだと混じり合うよーな……)、それやるとデータストームで死ぬんじゃ無いかな的な。短時間で脳内データ全部入れ替えたら多分死ぬ。精神入れ替わりネタなら尾道の神社の階段で転げ落ちる展開を入れるべきであろう。

転校生 (映画) - Wikipedia

3.劇中でプロローグの事件が21年前と明言されている

されてない。実際にはプロローグの事件は何年前か明言されていないのである。ヴァナディースで騒動があったのが一回しかなく、それが21年前というのが誤解なのだ。別に2回事件があり、それが21年前と13年前だとして誰が困るのか。21年前にも争乱・事件があったのなら、13年前の「あの場所」がやたらボロっちいのも当然であろう。なお、私はワンチャン「プラント クエタがかつてのフォールクヴァング」という可能性があると睨んでいる。スレッタが初めて来たクエタで謎の抜け道知ってるとかあるんじゃないか？　そこでナディムやカルド博士の事思い出してプロスペラが超ビビるとか。