見出し画像

キャラクター設定とは何ぞや?

偶にみる奴。

小説の冒頭にキャラクターの容姿とか実は天竜(レスラーではなくw)の生まれ変わりでとかやるアレ。

汝らは大変キッチー状況なのでご自愛召されよ(南無阿弥陀仏)

キャラクターの設定というのはキャラの動かし方の指針である。髪の毛の色とか赤眼設定(それアルビノだから虚弱体質にならんか?)というのは、それを何かの話のキーにするのでもなければ「全く無意味」である。

最近終わらせたガンド天狗では主人公のガンさんの容姿についてほぼ触れてない。モブ顔だからである。
彼は死者の戸籍パクって他人になりすました「エアリアルが動かす人型ガンビット」なので目立たぬ様に完全にモブな風体をしている。作業着にワークパンツで腰に工具ぶら下げたり、安全靴履いてたりの「完全作業員フォーム」であろう。

作業員なので割と筋肉質ではあろうが、外見年齢30代として違和感を持たせず周囲に溶け込む服装を選んでるし、顔も目立たぬモブ顔モブ髪である。別にガンさんの容姿で何かバレる訳ではないし、むしろ挙動でバレるというのが当初からの構図として意識してる部分であり、終盤でスレッタがエリクトでありナディムの子であると確信を得るのも実はスレッタの動きなんである。そこを徹底する為に「容姿ではなく動きの類似」に重き置いてるわけさ(これはワザとやってるので褒め称えるが良い)
実はこれ、警察屋さんから監視カメラ屋さんに要請が来てる話で、警察は解像度よりfps重視してんのね。容姿は他人の空似と言えるがアクションパターンはそうとも言えない。動きの癖が個人特定にかなり大きな要素となるの。その話を作劇に使ってみた。そしてそれは話の頭の方から種蒔いてる。ほぅら作家みたいな事してるだろ?

で、容姿描写ほぼ無いけど違和感ないべ? 牛丼を愛して技術発展に興奮するエンジニアであり「人のフリするアンドロイド」の話になってんべ?

彼を動かすには容姿とか決める必要無いんだわ。彼は彼の考え方や動き方で個性を表現できる。実は頭もかなり良い設定にしてるんだけど、天才だと書かなくてもそれなりに賢そうに見えてない?(偶にドジかますが、それは彼が人間を良く知らないからだ)

最終話でダリルバルデを婿に迎える為に決闘するのも、まぁまぁガンさんらしく見えるのではないか。実はガンさんエアリアル操縦できねぇんだよ。プロテクトの関係で(パーメットリンク12とか行っても動かせないの)アーリエルは動かせるのだが、半ばガンビットとして。

で、基本キャラのキャラ性というのは物語の描写を通して語ればいい話で、どこぞの本編みたいに総集編で改めて解説しなきゃならんのはヘタクソムーブである。猛省せよ鬼畜メガネ(想定視聴者層読み間違えつーか、若年向けの作劇やってないよなぁ、あれ)

この辺の部分は割と徹底してやっており、実は私のオリジナルキャラというのは意図的に容姿描写を削っている。そんなものは漫画化やアニメ化する時に気を遣えばいいし、ワイはなんならラフぐらいは描く。別に描けない訳ではないので。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!