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ジムスナイパー2改造要点

あくまで私が見た限りの、だけど。

1.概要

モールドが浅いのとモッサリしてるのがちょい問題。後はこのぐらいの時期のジム系にありがちな安易な脚長処理によるバランス破綻をどう扱うかがキモですなぁ。

全体バランスに関しては、大腿部を上で1mm程度延長、脛を「後ろ側パーツのみで」1mm短縮。

ズバンと切れ。ここだと前側パーツ嵌め込み部は相対位置変わらないからそのままハマる。
接着後に整形。

脛切断ラインはここ。

赤いラインで切るのが良さげ。

薄刃ノコとかで「真っ直ぐ」切断して、断面を荒目ヤスリで整える。慣れない内はノギス使って長さ確認しながらヤスリを掛けよう。また、平面削れない人は板ヤスリ用意すると良い。押しがけしたらかなりヘボい人でも平面出せる。

造形(モデリング)するなら、まず直線・平面・直角・平行出す為の治具を揃えれ。これが出せなきゃ話にならぬ。組み立てしかしないならまな板だかのニッパー買えば良かろうが……

荒目で切断面荒らすのはムニュ消しの時にムニュが出やすい様にする為の処置。まぁ上手く消えなかったらラッカーパテで埋めて塗装しちゃえ。

接着時、速乾流し込みは使わない。私は流し込みタイプを23回塗布してから貼り付けてる。位置出しに時間かかるからだ。その間乾いてもらったら困るんよ。

接着剤は複数用意して使い分けよう!

位置が決まってる時とか決め打ち出来るなら速乾でもいいんだけどな。
ちゃーんと平面出したり直角出せるなら切った貼ったしても余りパテや隙間埋め資材は要らない。ただ真っ直ぐ切り平に均すだけの基本中の基本なんだけど、普段から意識してそういう作業してないといきなり詰むである。

脛の前パーツは短絡してないから脛下部のラインは繋がらなくなる。ヤスリで削って整形しよう。また脛裏側の段差の修正とスラスターカバーの下側嵌合部が短絡により干渉するのでニッパーとデザインナイフで削っておく。

あと、脛下端のここを軽く削ると足の接地が改善される。

下のノーマルと比べてみよう!


2.他の方の改造ポイントとの差異

肩の軸を下げて相対的に肩位置を上げる工作と腰伸ばしは「しない」

お手元に未改造ジムスナイパー2が有れば見て欲しいのだが、未改造状態で肘の可動軸位置は「胴体胸側濃い青パーツの下端」とほぼ同じ位置にある。もし肩の軸下げするなら上腕を下げ量に併せて延長しないと肘位置が狂う。腹部延長の場合は下腕を同長伸ばさにゃならん(拳の甲の下端位置がほぼ股間下端に揃ってるため)
肩の位置に関しては確かに低めではあるのだが、バンダイがよくやる「ポージングの魔技」により誤魔化しが効くから無視して良い。
踵の可動軸に関しても、基本としてガンダムは「マルイチモールド」位置が関節の可動軸を示すので、実はこの位置が正解と言えば正解なのだ。高く感じるけど。これもポージングの魔技で回避できるから「素立ち」させるだけなら回避できる。

2.1.肩位置

確かに肩位置はぴったりぴったり肩を胴側に寄せると位置低いんだけど……
肘を引いて肩を前傾させた場合、肩パーツに「奥行き」がある関係上、概形としての肩が僅かに上に上がった様に「見えてしまう」

実際の肩位置ではなく、見かけ上の肩位置を考えると「アウトラインとしては」おかしくない様に見えるのね。ポージングを勘案せずにただ位置を見ても「良いバランスに見える」とは限らない。

2.2.足首関節位置

足首の魔技はバンダイのヒサツワザである。
上記の真っ直ぐ状態から足首曲げると、関節位置が高い場合足首骨折してる様に見えるんだな。これは正面から見た脛の中心軸の延長が足裏接地面の外にある時の問題だ。足首関節が脛下端内部にあるモデルで頻発する。
それを回避するために、バンダイの完成品写真では「足を外側に捻る」というポージングを多用する。これにより見かけ上脛中心軸がフットプリント内に収まるのと、錯視によら
脛下端ライン(あるいはアンクルアーマーのライン)と足の横ラインが平行に近く見えて「違和感が消える」
バンダイが完成品写真で足を捻ってたら用心せぇ。大体そのモデルは足首に難がある。

3.デティールアップ

プラ板貼ったり筋彫りしたけりゃおやりなさいな。ただ、成形の都合で以下の部分は筋彫り彫り直しや追加した方が宜しいかと。

ここ、一体整形とは思えないのだが。筋彫りして別パーツに「見せかけよう」
肩のスラスター基部が一体整形なんで彫り込んで別パーツの様に見せる。
腹横など。モールドが甘い。
腰後ろ。やはりちょいモッサリ
下腕のモールド。凹み部のキワも軽く筋彫りした方がいーよーな。
ここを両方ともガッチリ直角出せたら筋彫り要らんけど。

兎に角浅くてモッサリモールドが多過ぎる。下手に整面したらみんな消えて行ってしまうンゴ……特に塗装するならこの辺の処理超気を遣わねばならぬ……

細い筋彫りはデザインナイフの背というか峰?側で切削。めちゃ細いから底が平らかどうかとか分からんべ。太いのはデザインナイフの刃を上下逆に差し込んで掘ってる。こちらは底面平らになるね。私は基本某タガネとか使わないのだが……そんなに劣って見えるかなぁ? まぁ、好きにしたら良いのではないでしょうか。(デザインナイフの刃先角度どんなもんよ?)
私はこういう「仕方なく一体化してるパーツを別パーツに見せる加工」は無視して「装甲部品に安易に線刻む」アクションに関しては否定的だ。チハたんかよ……(戦車とかの防弾装甲は鋳造したり苦心しながら溶接して一体化させる。防弾性が落ちてしまうからだ)

九七式中戦車はWW2時代の日本戦車。歩兵随伴して塹壕戦とかやる戦車であり、戦車同士の撃ち合いとかはあんまり考えてない。その為防弾性はWW2時代の戦車としてはかなり低い。
そういう前提ならパネルラインあってリベット打ちも分からんではないが……

機械の整備やメンテナンスもする関係上、私はガンプラのパネルライン見ると「こんなデカい装甲板、どーやって着けたり外したりするんや……」とか「こんなメンテナンスハッチ(装甲済み)、人力では開かなく無いですか?」「ははぁ、さては装甲が車のボンネットぐらいの厚さだと思ってんな!」とか考えてしまう。誰がどんな方法でそれ付け外ししてメンテナンスするか考えような!(メンテナンス考えずに設置された家電とかでめっちゃ苦労してたりする)

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!