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ベリーどうでもいいこと

なんかね、水星の魔女24話のスレッタと子供が戯れるシーンで「あれはライ麦畑でつかまえて」だよって話を見たのさ。そして感じる違和感。あれ? そうだっけ?

「ライ麦畑でつかまえて」自体は読んでなかったりするのだが……これはライ麦畑で遊んでる子供は周り見たりしないから、崖とかに落っこちちゃう、僕はそんな子を捕まえる仕事をしたいんだ云々って筋で出てくるんだよ。しかし、誠に真面目な事に水星の魔女では麦の背丈が子供より低い。余所見しなきゃ子供でも崖があるか否か分かるよね?

ここに技術革新があったりする


古い時代の麦の収穫を描いた絵画を見てみよう!

別にこのおっさんが異様に背が小さい訳ではない。実は麦類、結構背丈高いんだよ!(特に窒素化合物から作る化成肥料が開発されてからは!)

1960年台かららしいのだが、麦の背丈が高いと倒れやすくなるので品種改良して「肥料与えまくっても草丈が伸びない品種」作ったのさ。そして「ライ麦畑でつかまえて」はこの短稈品種が出始める前の作品であり、子供が麦畑で「麦が生い茂る中」走り回ると、草丈の方が高いから周りが見えないのだ。だから「崖から落ちたりする」可能性がある。

うん、麦の品種改良のせいで「キャッチャー イン ザ ライ」という仕事は成立しなくなっちゃったの!

誰かさんと誰かさんが麦畑ー
チュッチュしているいじゃないかー

何てのもだな、麦がガンガン育って中にいる若者?の姿が見えないから「誰かさんと誰かさん」で、【誰か分からん】のだ。チュッチュしている音はするけど姿は見えない……内容的に20世紀前半だってはっきりわかんだね!

こちらは19世紀末の麦刈り風景。農法が改善されて栄養状態が良くなり、麦の草丈は長くなっているが20世紀初頭程ではない。

もしもあのコメントがナノ河内のネタバレだとしたら……

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!