関東の悪龍sの力

こんなの見て。

関東が何故平かというと、坂東太郎の「利根川」と、捻りも何もない暴れ川「荒川」の二大悪龍の仕業なんである。

今は割と安定した流れのこの川、実は昔は氾濫するたびに流れを変えるというとんでもない川だった。高地が無い関東平野だから一回川が氾濫すると人が万単位で死ぬ。上流から押し流された土砂と家屋の残骸と死体と悲しみが積み重なって出来たのがその平野である。

あんまりにもキッツイのでアホ程人間使って二大悪龍は整備された。宛ら悪竜退治ですわ。元々二大河川は共に東京湾に注いでいたが、確か利根川は渡良瀬川系に接続されて太平洋に、荒川は入間川系に接続されて今の流れになった。共に江戸が栄える前の話というか、利根川は徳川関係なく工事され、荒川の西遷は家康最初の治水工事だったよーな。

そんだけやっても昭和の時代には川口とか結構浸水被害が出た。今も荒川を渡る京浜東北線の線路辺りが堤防低くてちょい危険だったりする。あの辺決壊したら北区から浅草方面にかけて水没するやで。その為春日部辺りに超巨大地下水利施設こさえたり、ウチの近所にも多重に遊水池が作られている。下手すっと首都が半壊(というか、霞ヶ関辺りが沈むので国家中枢が機能停止する)してまうからな!

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これ、池の写真ではなく普段広場としてサッカーとかしてるとこに水が溜まった写真な(これで水深7〜80cm、遊水池はこの4〜5倍くらいまでは貯水可能)。逆にいうと遊水池なしの場合この水が下流域に放出される。ウチの近所の辰井川なんて僅か幅2〜3mの川にこんなもん流れてみーや? 水の出る事知ってる住民はこれが怖くて盛り土をして家の床面上げたり1Fをガレージスペースにしてたり。私が当地に住んで30年ほどになるが、過去には普通の長靴が浸水しちゃうぐらい道路に水が溢れた事もある。悪龍はただ眠ってるだけで、一度目覚めたら関東を更に平らに均す事であろう。


方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!