何故ガンプラ写真は棒立ちが多いのか問題
簡単に申せば、今のガンプラは良く動くが、動かすとかっちょ悪いからである。
まず第一に、ガンプラと人体は関節構造違う。立ち姿ではバランス良かったりバランスの破綻が目立たない様になっているんだけど、アクションポーズ取らせると関節間距離や構造の違いによりバランス変わるんだわ。1番顕著なの体幹の関節なんだけど、人体は背中側にある背骨を軸に曲がるから身体を前に倒した時に背中側の表面はあまり伸びずに腹側が畳まれる様に収縮(折り込み?)される。身体後ろに反らすときは腹側が伸びる。
ところが体幹前後に関節軸あるガンプラは可動軸が構造上背中側には無く、前屈させると大抵腹側の上下の丈が変わらずに背中側が思いっきり伸びる。
動かすと人体バランス大幅に崩れるから、そういうポーズの時はアングル固定して粗を隠さないと物凄く格好悪いのだ。良く動くは気にする癖に動かした状態でのバランスは気にしないのだからバンダイさんもなかなか抜けた仕事しよるな!
また、いつまで経っても通勤カバン握るような手しか付けないから……
40年以上経ってもビームサーベルとかリーチを活かした持ち方出来ない。剣道やれば竹刀の持ち方は最初に教わると思うんだけど、バンダイのガンプラ設計部署には剣道経験者居ないんだろうか?
鍔迫り合いぐらいしか出来なくね?
と、いう事でガンプラは立ちポーズとか極めて限定的なポーズでなければ動かすと不細工になる。
良く動くように設計するが、動かした時の格好良さは目指さない。それ故に良く動くガンプラでも棒立ちやヘンテコポーズが花盛りになるっちゅー……関節可動範囲の拡大って、
かっこいいポーズ取らせる為
にあるんじゃ無いですかねぇ?
更に更に、可動部分が増えたせいでただ立たせるだけでもあちこち調整しなければダサいっつーか、ピッとした姿勢にならない。
肘や膝が二重関節の時は「どちらを深く曲げるか」とか、分割されまくったスカート部とか細々と角度調整してやらないとボロ出るし。動かないなら動かないで「仕方ない」になる所が、動いて調整出来て、格好悪い方にも盛大に動くから気が抜けない。割と真面目にポージング初心者は「動き過ぎるガンプラ」に手を出さない方がいいぞ。適当にやると動き過ぎて全部調整しないとダサくなるから、実は初心者にはおすすめし難い。
結局飾る時には棒立ちにするしか無いなら、別に関節可動域気にする必要ないんじゃ無いかなぁ? 見るに、ポーズ取らせた時のバランスは見てないじゃない。動けば良いだけならキン消しにクリップ伸ばした擬似骨格入れた方が自由度高いぞ(古のワシらはそんなことしてキン消しにポーズ取らせてた)
でも、ガンプラ好きはこんなに動くすごいすごーいばかりで「動かした時に不細工」には口を閉ざすのである。多分これも「裸の王様」現象であるかと思う。
半世紀近くガンプラ作り続けてこれじゃーなー……
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!