ガンプラ粘流修行過程

ガンプラ作りに流派がある模様なので、粘流を立ち上げて修行科目を設定してみんとすなり。

粘流とは?

立体物の面構成を美しく作り出し、ジムの膝前面の滑らかな曲線が創り出す陰影やザクの三次元球面が創り出すテカリとか影を美しいニャーとか愛でて、ウホウホする流派です。

(剣術流派の「念流」をモチーフにしてます)

やらない事

筋彫りは機能的にどうしてもあった方が良い時のみ追加する。この筋は何だ?と問われて答えに窮する場合は筋彫り追加しない。
デコレーションのプラ板も、意味が無いなら貼らない。つうかモビルスーツは合理によりデザインされるもので意味の無い凸凹普通つかんだろ……きみんちの自家用車のボンネットには意味なく出っ張りや凹みがあるのか?

例えばここにファルクラムというヒコーキがある。

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ロシアの戦闘機だ。機体上面に吸気口がある。普通飛行機は前面に吸気口があるのだが、ロシアの飛行場は荒れ放題なので滑走路走ってる時に異物吸い込むことがあるんだと。その時異物混入避ける意味で上から吸気するらしい。決してデザイナーがシイタケモールド使いたくてこんなところに吸気口を付けた訳ではない。


まぁ、この辺の話はおいおいやろう。

で、まず修行だが……最初に2体ガンプラ買います。出来たらHG推奨。MGやPGでもいいが後で泣くぞ。あとニッパー買っといて。バンダイのエントリーグレードでいい。

https://www.yodobashi.com/product/100000001004214951/

500円のニッパー買ったら腕が500円並みになる訳でも、2000円のニッパー使ってもウデが1500円分上がる訳でも無い。ていうか、最終的な仕上げ面作る為の工具以外は高額なもの要らないとちゃうんか……

キットは「貴方の機体」と「ライバルの機体」を想定して買う。寒ジムとハイゴッグとか、ジムとシャアズゴとか。これは機体デザインが直線主体のものと曲線主体のものを選択させる為なので、必ずデザインの異なる2機を揃えよう。

1段目

まず、説明書通りに組み立てよう! ニッパーで2度切りしてパチパチ組むやで。1段階目では接着不要。ダボ切りとかも無しだ。シール類は貼らず、とりあえず組み立てれ。で、自機とライバル機でタイマン勝負やってるシーンを作ってみよう!

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意図があるからブンドドせーと言っている。必ずやれ、恥ずかしがらず。

で、組み立てたガンプラでズガンバキューンしてると不満点が出る筈なんだ。脚が上がらねえとか、腕が曲がらんとか色々と。作り上げた物に対する不満が次のステップに進む原動力になるのであり、カッケーっスね、最高だわ!だと進展は無い。また、多くのガンプラは静立してるだけだとプロポーションや可動域の問題に気付きにくい。だからブンドドせーと書いている。

2段目

ゲート処理や合わせ目消しをしてみよう。プラモ屋行って接着剤買ってくるべし。逆にいうと1段目終わらすまで接着剤は買うな。これはこれからも続くが、必要になるまで工作機材は買わないこと。

で、接着剤は流し込み系速乾がおすすめだが……

先ずは近場で入手可能な奴を選べばいいぞ。この時店員さんにどの接着剤がいいか聞くのも良い。とりあえず店に通う癖を付けろ。そして行ったら何か買え。回数増えたら店員も顔覚えてくれたりする。初心者の内から、いや寧ろ初心者なのだから少しづつ何回も通え。

で、接着して乾燥待つ間にまた店に行き、今度はかなヤスリと耐水ペーパーを買え。お勧めはミネシマの油目3本組(ヨドバシカメラ系統の主要店舗なら置いてる筈)と、タミヤのフィニッシングペーパー。

https://www.yodobashi.com/product/100000001001294838/

なんなら先ず油目買って、然るのちにペーパー買っても良い。ダイヤモンドヤスリは買うな。必ず複目か単目を買うこと。ミネシマのだとこれ以外に細目や中目が置いてあり、そっちの方が良く削れるが……良く削れる=下手したら削り過ぎるという事だ。初心者の内は必ず何かしら失敗する物であり、だから失敗を予期して「大失敗」「酷い失敗」にならないようにする。筋彫りでも塗装でも改造でも、必ず貴方は失敗をする。これは残念だが確定した未来であり、失敗は避けられない。だから失敗を最小限にする工夫をせよ。

上手い奴は安い工具でも使いこなして美麗な作品を作り上げるが、下手な奴は高額な工具を持たせても「使いこなせず」無駄にする。ゴルフや釣りでもそうだが、下手でどーしょーもない奴ほど高額なツールに拘る。修練をして使いこなせるようになる、或いは工具に不満が出るようになったら買い替えれば良い。その時までは、利き手に握った「それ」がお前の得物だ。

で、ヤスリがけは基本的には800番までやる。将来的にサーフェイサー吹いて更に塗装までするなら……「サフ吹いたら1000番相当まで完了する」「塗料吹いたら更に平滑な表面を作れる」からであり、無塗装成形色仕上げとかしないならこれぐらいでいーんだわ。ミネシマの油目なら実はペーパー必要なかったり

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我が粘流では4000番まで磨いてツヤテカまで最終的には磨くのだが、最初はこんなもんで良い。

3段目

風呂に入る時にガンプラ持ち込んで、洗え。然るのちに湯船に浸かりながらガンプラのポージングを研究せよ。

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風呂場は暖色系の照明だからモデルの色味が違って見える。場合によっては居間や自室の白色灯では見えないものが見えるかもしらん。様々な角度、照度(明るさ)、ポーズ、見てる人の精神状態により見え方が変わる事がある。どんな時に自分のガンプラがどう見えるか頭の中に叩き込め。

その様な自問の先に見えて来る事がある。

で、脛なげーなーとか思い出したら「いつの間にか」修正しちゃう様になったら中級よ。

続くかも。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!