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直感的に

ベリーダンスの件で、小学館側のノーリアクションが解せぬのである。と、同時に「この事件で」無闇に声をあげる奴は「何らかの釈明しなきゃならない、後ろめたい事」があるのかなぁ、などと勘繰るし(シナリオ・脚本協会だかのアレはこっちかね?)、日テレの声明があの程度なのも「何らかの意図があって」だろう。

で、業界的に著作権者がメチャクチャ強い権利持ってるのに「そこに触れていない」話が多い。

ふむ。

つまり、そういう話してる奴は「著作権がフルパワーで行使されると困る」人であろう。じゃなきゃセクシー田中さんで最大の権利を持っている原作者が死ぬ訳はない。だって「お前にはやらせん」だけでプロジェクトや企画止められるんだぜ? 金積んで土下座して新宿のホストクラブ貸切で接待したってバチは当たらん。多分それを「主演女優がもうベリーダンス練習してます」「放映枠押さえてます」「なんなら脚本も既に……」とかで押し切ったんだべ? 本来ならこの時点で

嫌ンゴ


で終わる話ですわ。準備したとか金かけた、今更許諾貰えないなんてプロデューサーの私が困る……

知らないンゴ


でえーんですよ。バカが苦しむとか死にたくなるのは原作者の責ではない。勝手に苦しめば良いのである。


しかしそうはならなかった。何でだろう?

小学館側から圧力かかってない?


何故小学館から……と思う向きもあるだろう。ワイは一連のカクヨムBANされた周りでちょっとだけ今の出版社の収益モデルについて調べているのだが……

小学館、著作隣接権を包括的に行使して、日テレから収益上げてない?


実は今、出版社は「出版社が著作隣接権を持てる様に」ロビー活動してたりするの。

誠に不可解な事に、出版社は著作隣接権持って無いんだわ。だから漫画の海賊版がネットに流れてても一々著作権者(漫画家や小説家)に確認取らなきゃいけない。レコード会社とかは著作隣接権持ってるし、放送局も持ってるのに出版社だけ持って無いのは確かに不可解である。

上記の記事でも触れたが、KADOKAWAがカクヨムであげてる「著作人格権を行使しない」などのビミョーな規約は、後々著作隣接権を国会で成立させる際に、出版社は原著作者に断りなく作品をメディアミックス展開して利益を得る権利を盛り込む布石なのではあるまいか?

そして、法律として成立する前に小学館と日テレが「小学館から出ている作品の映像化権」について、個別にではなく包括的に権利ビジネスしてる可能性は無いだろうか?

契約ではなく密約とか口約束かもしれない。実情も「原作者がゴネたら出版社側が圧力掛けて善処する」ぐらいかもしれない。

その様なものがあると仮定する

セクシー田中さん原作者は最初ドラマ化を拒否した。勿論彼女は密約の存在は知らない。プロデューサーは密約を知っており、小学館側の窓口経由で「何とかしろ」と打診する。
そこで原作者と原作者付きの編集者は「こうしたら条件満たせないから契約不能」な条件を出す。しかしプロデューサー側は気にしない。

原作に忠実にドラマ化する。

さて、この「忠実さ」はどの様に規定されるだろうか?

こんなフワッとした条件は如何様にもなるし、日テレ側は出版社上層部抱き込んでて「出版社側から圧力掛ける事が出来る」


うん、小学館側が原作者と同じ側に居ないと考えたらいいんだ。そうなら今のこの状況に対して辻褄が合う。

それに原作者が気付いたとしよう。実際担当編集は原作者側に立ったくれているが、その上が日テレとつるんでた。ハメられたんだ! 味方なんて居なかった!

そりゃ、ダム行くわ。

で、日テレ側は密約を小学館が明かせないの知ってるし、実は圧力掛けたのは小学館だから「あんな声明だけで済ませた」
勿論脚本屋はプロデューサー指示受けただけだから事を重く見ていない。密約も知らんし原作者と会って無いし。
小学館は何らかの圧力掛けた当事者だから何か言える立場じゃ無いし、ぶっちゃけダムにドボンは予期してなくて(泣き寝入りすると考えてた?)ドン引きではあるまいか。


本件、なぜ終息しないかだが、これは正義感の暴走と「何故人が死んだのか」という部分が不明だからだ。今必死にネットで火消ししようとしてる人々は先に挙げた「正義感の暴走」には着目してるが「何故」の部分のエクスキューズが無い。創作者視点で見たらスゲー単純な話で「どう見ても伏線なのに謎が開示されていない」のだから、収束に必要なピースはアホでも分かる。つまり、合理的な説明だ。

それが開示されないなら、多分次に来るのは「隠してる側の脆弱部の破断」で、まだ若く重積を負っているのに経験が少ない誰か……のぶひろ君(仮名)辺りではあるまいか。小学館の体質的に「この人切るわけにはいかない」のは自明だけど。
同族経営は辛いンゴねぇ……


聖ジョルジュの精妙なる野次馬は野次馬魂炸裂させて事態の推移を見守っています。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!