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十、ガチ恋お客様

女風では様々なお客様がいらっしゃいますが、中には客とセラピストの枠を越えて、本当にセラピストさんを好きになることもあると思います。

遊びとはいえ密室で肌と肌を重ねるのですから致し方ないと思われます。

私もこの商売をやっていた者として気をつけていました。
ともすると結婚詐欺と言われ兼ねないので具体的に、付き合おう、結婚しよう、などと言うことは誰に対しても言いませんでした。

ただ、褒めるところがなければ足の裏を褒めろをモットーに、お客様のことを最大限褒め称えるのは一生懸命やっていました。

そして、誰に対しても褒めまくるということをやっていたら、恐縮ですが、ガチ恋されるということはありました。

それはそれで良かったと思っています。「付き合う」や「結婚」などの言質はとられていなかったので、言い方が悪いですが、好意は利用させていただきました。

好きになって下さったお客様にわざわざ、君との未来はないんだからもう指名しないでと言う義務はありませんから。

ちなみに、なぜ色恋をするのか。
それは楽だからです。色恋をすればするほどマッサージなどをしなくても良かったり、貸し切りしてくれたりするからです。

以前のブログでもお話ししましたが、ガチ恋のお客様のほうがセラピストとしての仕事感を嫌うのです。

今まで恋人みたいに過ごしてたのに急に、それじゃ始めるね、とオイルボトルを取り出すのって確かに自然ではないですよね笑

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