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#17 中重度者ケア体制加算について

こんにちは
tatsuyaです。

 本日は、通所介護における介護報酬の中の5つ目「中重度者ケア体制加算」について整理していきたいと思います。


1.中重度者ケア体制加算


 中重度者ケア体制加算とは、
中重度者の受け入れ促進ケアを充実するための支援策です。

1)算定要件

  • 人員基準に加えて、看護職員又は介護職員常勤換算法で2名以上配置

  • 3ヶ月の利用者総数の内、要介護3以上の利用者が3割以上を占めている

  • 専従看護職員を1名以上


※常勤換算法(FTE;full-time equivalent)2名以上とは、

 例えば、常勤者が8時間の週5日勤務(週40時間)である場合、

①常勤者1FTE(40時間/40時間)
②看護師パート10時間/40時間;0.25LTE
③介護士パート30時間/40時間;0.75LTE

1+0.25+0.75=2

ということになりますね。

※利用者総数の3割以上が要介護3以上とは、

 例えば、定員15人の地域密着型で平均利用人数が12人であった場合、

4人以上利用していることになりますね。

要介護3以上であると、多くは車椅子を使用するでしょうし、対応できる入浴施設も必要になりますよね。

1日45点の加算となるため、平均利用人数が12人であった場合、

45点✖️12人✖️20日✖️10=108000円(約10万円)


 当施設では、要介護2以下の方がほとんどですので、通所介護において要介護3の状態以上が3割というはなかなかハードルが高なぁって感覚です。

 もし算定するなら、要介護3以上の方を多く受け入れる方針にしないと難しいのかなという印象です。
 
 そうしたときに要介護3以上となると特別養護老人ホームの入所対象にもなるため、自宅で生活している方を確保するのがどこまでできるかというところにもなってくるのではないでしょうか。

 皆様の施設・地域は、どうでしょうかね?
よかったらコメント欄にみなさんの施設・地域の状況についてご意見頂けるとありがたいです。

2.まとめ


1.中重度者ケア体制加算とは、要介護3以上の方をの受け入れ促進とケアの充実を支援するための加算
2.算定には、人員基準に加え常勤換算2名以上が必要


以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は、「生活相談員配置等加算」について整理していきたいと思います。
介護報酬を追い風に。
ではまた。

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