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人見知りじゃない人の方が少ないのに

ずーっと思っていることだけど、
「私、人見知りなんです」って、みんな言い過ぎじゃない?
今の会社で、私が所属しているチームは9人中8人(私以外全員)が人見知りらしい。
1人が「私、人見知りでー」と言い出すと、
「え、私も!」「私もー」ってどんどん連鎖していって、ぷよぷよかと思った。
テレビを見ていても、大体の人は自分のことを「人見知り」だと言い張る。
これたぶん、日本人の8割以上が人見知りってことでいいですね?(私調べ)
そうなると、わざわざ人見知りであることを
申告する必要なくない?と思うんですよ。
だって、ほとんどの人が人見知りなら、
全然、多数派なわけですよ。
だから、それをわざわざ発表するのって、
「私の家って屋根があるんですよー」
「ごはん食べるときお箸使う派です」
「外出するときは服着るようにしててー」
みたいなレベルだと思うんですよね。

「いや、みんな大体そうだから!笑」
っていうツッコミ待ち?
たぶん違いますよね。

そこで私は考えました。何故人々は、人見知り宣言をしたがるのだろう、と。

考え出して10秒で思い付いた1つ目の理由は、
「人見知りだから、○○なことを許してほしい」ということ。
○○には、例えば「無愛想」「無口」など
「上手く話せない」系の言葉が入る気がしています。
免罪符、ということでしょうか。

2つ目の理由は、「人見知りな自分が好き」だから、みんなに発表したい、ということ。
これはそんなにないかも?

3つ目の理由は、「会話の糸口」。
相手が人見知り宣言をすると、
「へぇ、そうなんですねー」
「私もそうなんです!」
「だからあの時(主に初対面)、ぎこちなかったのかぁ笑」
みたいに、多少は会話が広がりますよね。
それが目的なのかな、と。

その他の理由としては、「周りに共感してほしい」、「話すのが面倒だから人見知りということにしておこう」、などが思い付きましたが、
まぁ大多数の人は1つ目の理由なんじゃないでしょうか。

これまで私は、人見知り宣言をされる度に、
表面上は「へぇ、意外ですね!」などリアクションをとりつつ、内心は「またか…」と飽き飽きしていたのですが、考え方を少し変えて、
「この人は、なるべく人に嫌われたくないから、人見知り宣言をしているんだなぁ」と思えるようになれば、なんとなく健気に感じ、愛おしく思えるかもしれない。

よかった。じっくり考えたことで、人見知り勢を愛することができそうです。

もう少しで、「人見知り宣言していいのは、知らない人に抱っこされて泣き出しちゃう赤ちゃんだけ!!」という法律案を出すところでした。

さて。今日も1日、愛すべき人見知りな人たちと一緒に、お仕事頑張りますか!

お風呂入ろっと。

いなみ

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