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国家反逆罪と戦った件 その5

実家での暮らしを始めた私は
パワーアップした幻聴と
体感幻覚に悩まされることになりました。

かなりおかしなことを書き始めますが
これは実際に経験したことなので
素直に理解できないかと思います。
ですが、ありのまま且つ、できる限り
分かりやすく書き記していきます。

私の実家は築30年位立っている平家で
いたる所、家屋に痛みがきているような
家です。

私の部屋は襖で仕切られている
部屋でおそらく押し入れ込みで
10畳ほどの広さがあり、何故か
部屋の蛍光灯は蛍光灯の傘が
外されているような状況でした。

あとで母に何故、蛍光灯の傘が
外されているのか聞いたところ
『傘があると暗くなるから』
とのことでした。
まぁ、なるほどな。と納得した
のを記憶しています。

家の間取りはリビングとダイニングの他
部屋が3部屋あり、以前はここに
私と妹2人、父と母の5人で暮らして
いましたが、私以外結婚しているため
この実家には父、母、私の3人だけ
となります。

そんな実家で初めて経験した幻聴は
ある音でした。

その音は私の部屋の窓付近から
聞こえるもので初めは声では
ありませんでした。
何かが『コッ・・・』と叩くような
非常に小さな音です。
この音は私が何か言葉を発すると
それに応えるように鳴るのです。

初め、たまたまなのかなとか、家が
ボロいからと考えていましたが
タイミングよく鳴るその音が
誰かの意図で鳴らされているもの
だと考えたのです。

そうです。
今思えば幻聴なので、自分の良き
タイミングで鳴るに決まっていますが
何度も書いたように、その当時は
幻聴とは考えもしなかったので
実際に起こっている出来事だと考え
疑いもしませんでした。

鳴るタイミングは想像を絶するほど
よいものでした。

例えば、テレビで何かを否定する
コメントが聞こえ、それに同調する
ような考えを頭の中で想像すると
その直後に『コッ・・・』となるのです。
想像しただけで鳴るこの音が
不気味であり、考えを声に出した時は
その音量も僅かながらに上がるのです。

何だこれは?
本気でそう思いました。
誰がこんなシステムを作った?
え?こんなことを家に仕掛けるのって誰?
というか、一般人がこんなこと仕掛けられるはずがない。
ということは、テレビ番組でよくあるドッキリか??

こんなことを考え始めた私は
まず初めにテレビ番組のドッキリだと
確信したのです。

そこからの行動は、今思うとかなり
ヤバいものでした。

タイミングよくなる音が、考えるだけでも
鳴っていることから、監視されていると
考えたのです。

どこかにカメラが仕掛けられている。
マイクも仕掛けられているはず。
何故なら、声に出してもあの音が
聞こえるから。

次の瞬間、私は不自然に傘の取れた
蛍光灯に目が行きました。
なんと、その蛍光灯には不必要だと
思うような3mm程度の穴が空いて
いるではありませんか。

私は徐にリビングに行き、そこに
あったガムテープを5cm程ちぎり
ました。
その後、勝手口から脚立を手に取り
部屋の蛍光灯に空いていた
3mm程度の穴目掛けて
貼り付けたのです。

あの、多分その穴は機能上において
不必要なだけで、単に空いていただけ
です。

その穴の中に隠しカメラがあると
信じ切っていた私は、その瞬間
やってやったぜ!と少しだけ
ドヤ顔だったと思います。

はい。
その行動自体、間違いだらけで
今思い出すと赤面の思いです。

ただ、それだけでは『コッ・・・』の
音は消えませんでした。
消えるどころか、システム的に
バージョンアップしてきました。

その音が聞こえた当初、その音は
コッと鳴り、こちらの思いや声に
アンサーするだけだったのが、
向こう側から話しかけたい時に
『コッ』と鳴るように
なったのです。

一方方向だったやりとりが
幻聴との双方向に変わった瞬間です。
あ、別に望んでいた訳ではありません。。。
この時点でテレビのドッキリではない
と考えを改めました。

それは、何か幻聴サイドから伝えたい
ことがある時にコッとなるもので
その音が聞こえると私は
こう返事をしていたのです。

『はい。何でしょう』

言わずもがなで分かっています。
私壊れていました。。。

ただ、相手は幻聴なので、向こうの
言いたいことも聞こえて
くるのです。

『何か謝らなければならないことは』
↑幻聴サイドの言い分です。

この意味がわからなかったのですが
その時点で思い当たることが1つありました。

駅前叫ぶ事件で叫んだあのことです。
私は真剣に考えこう声に出して
謝罪しました。

『あの時、周りのビジネスホテルで
休んでいる方もいるかも知れない中
大きな声で叫んでしまい
申し訳ありませんでした』

そういえば、このバージョンアップした
システムには誤った答えを言った際の
罰も加えられていました。

それが体感幻覚です。
この体感幻覚は、低周波マッサージ機を
当てられているような感覚のもので
強度は3段階あったと思います。

駅前叫ぶ事件のことを謝罪した際は
その罰は降りかかってきませんでした。
多分、答え的に正解だったのだと
思います。

その低周波マッサージ機が加わった
ことで更に酷い被害妄想を呼び
非常にキツイ数日間を
味わうことになったのです。

この続きはまた手が空いた時に
書き記します。
読んでいただいた方、ありがとうございます。

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