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国家反逆罪と戦った件 その11

病院に到着した後も、◯ーチンさん
との会話は続いていましたが
待合室で診察を待つことに
集中していました。

その間、幻聴様を無視し続けたので
低周波マッサージ攻撃の強が
ずっと襲い続けていました。

ようやく名前が呼ばれ、
私の診察が始まりました。
診察の最中、どんな内容を
話したのか、記憶が無く
詳細は覚えていませんが
私が自殺を試みた話は
母がしていたと思います。

当然その時も自殺しようとした
ふりなんてことは言いません
でした。

その後、どうなったかというと
即入院です。

いきなりですが、私はタバコを
吸います。
病院に向かう車内からタバコを
吸っていなかった私は
何とか一度家に帰ることが
できないか(タバコを吸うため)
看護師さんに荷物をまとめるのに
一度帰りたいと話をしましたが
結果、そのまま病院に
監禁となってしまいました。

精神病院って、健常者の皆さんは
入った事がないと思います。
私の入院した病室は4人部屋で
私は窓側のベッドが割り当てられ
ました。

間取りは窓側に二つベッドが
あり、反対側が廊下側で
そこにもベッドが二つ
廊下を挟んだ反対側にも
同じ間取りの病室が
あるような造りで
そろぞれがカーテンで
仕切られる様な
3階の部屋でした。

見た目やイメージは
一般的な病院の大部屋と
変わりはありません。

入院した時刻はだいたい14時
位だったと思います。
朝から何も食べていなかったのですが
精神的に疲弊し切っていた
私は食欲があまりありませんでした。

それは、父が死んだ話や
次は母だとかいうワードが
頭の中を駆け巡っていたから
だと思います。

病室に監禁されてしまった私は
母が無事なのか、そればかり
考えるようになりました。

もし、自殺でもしていたらどうしよう。

そればかり考える様になり
どうにかこの病室から抜け出せないか
考えていましたが、ここは3階
出入り口も鍵が掛けられている
ため抜け出すことは不可能でした。

そうです。
入院したことがキッカケとなり
更にマイナスに考える様に
なりました。

それは自由に行動できなくなった
ことと家族が目にみえる距離に
居なくなったことが原因だと
思います。

私は病室に案内されてから
1度もベッドから離れることなく
うな垂れて座り込んでいること
しかできなかったのです。

何もかもが心配となり
居ても立っても居られないはず
なのに何もする気力が湧かない
状態となりました。

母は私が急遽入院になったため
着替えなどの荷物を取りに
自宅に一度帰り、再度荷物を
持ってくることになっていました。

2時間後位に母は荷物を届けに
来たようですが、会うことは無く
そのまま自宅に帰ったと
看護師の方から話されました。

そこからです。
かなり精神的なダメージが蓄積していた
私はよからぬことを真剣に考えるように
なりました。

それは「自殺」です。

母が心配な状況になっていた
私に更に追い討ちをかけるように
こんな声が聞こえてきたのです。

『母が自殺した』

え?本当なのか?
母までもが息子(私)を守るために?
ここからの話はよく覚えています。

どうやら母は川にかかる橋から
車で飛び降りたという幻聴が
聞こえてきたのです。

あり得そうな話なのです。
精神病院に向かう道中には
一級河川が流れており
その橋を渡らなければ
ならなかったからです。

え?おかん???マジなのか?
確かめる術がありませんでした。
精神病院では携帯電話すら
ある程度回復した人でなければ
持たせてもらえないからです。

当然、私の携帯電話も
取り上げられている状況でした。

唯一、公衆電話があったので
私は自宅に電話を掛けましたが
繋がることはありませんでした。

何故なら、私の実家は
居留守を使うので電話は
留守電になってしまうのです。
この時ばかりは電話出ろや
と本気で思いましたが
これも更に心配を
加速させました。

母が自殺したとか、父が死んだとか
そんな声しか聞こえない私に
更にこんな声まで聞こえてきました。

『なぜ死なないのか』
『早く◯ね』
『ここから飛び降りろ』
『◯ぬ勇気すらないのか』

こんな声しか聞こえなくなり
最悪な状況です。

私は耐えきれなくなり
目を閉じることしか出来なく
なりました。
その後、飛び降りれるのか
確かめるため、病室の窓に
手を掛けたのです。

病室の窓は開けることが
できました。
ですが、全開にはならず
わずか10cm程度しか
開けられないように
ロックされていました。

そもそも自殺できない仕組み
になっていたのです。
どうすることもできない
私はそのまま夜を迎えたのです。

この続きはまた手が空いた時に
書き記します。
読んでいただいた方、ありがとうございます。

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