安全ってタダじゃないんだな
先日,京王線の調布駅で降りたところ,改札前に制服のお巡りさんが2,3人で立っていた.
年末年始に京王線に乗った際にも車内にALSOKの隊員がせわしなく巡回していたのを見たことがあったが,お巡りさんとなると印象が変わってくる.
お巡りさんがいる.
それが「頼もしい」とも思うし,同時になんとなく「息苦しい」と思ってしまう.
何年か前に中国に滞在したときには,地下鉄に必ず黒い服を着た武装警官が憲兵みたいに乗っていて,駅や博物館の出入り口で空港みたいな物々しい荷物検査を受けて「物騒だな〜」と他人事と思ってた.
でも,去年のハロウィンの事件以来,なんとなく京王線には緊張感が漂っている気がする(リモートなのであんまり乗らないけど).
たった1人があんな事件を起こしたことで,そこから4ヶ月ずっと厳戒態勢を敷いているのかしら?
「オウムの事件の後には地下鉄に乗るのを控えた」という人の話を聞いて,怖いな〜と思いつつやっぱり他人事として聞いていたけど,ひとたび日常が崩れたら,コロナとはまた別の緊張感が駅構内や車内に漂っている気がしてならない.
そして,警備につく人やお巡りさんを動かすには,お金がかかる.
つくづく,安全って「当たり前」じゃないんだ,「タダ」じゃないんだって思った今日この頃です
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