見出し画像

京都国立博物館

 辰年の特集展示「辰づくしー干支を愛でるー」に行ってきました。平成知新館のほうのみ開いています。

現在は閉鎖中の旧館

 十二支のうち、龍だけは想像上の生き物です。実際には見ることのできない存在ですが、様々な姿で表現されています。日本の龍の言い伝えではヤマタノオロチが有名です。中国では皇帝のシンボルとして用いられていました。アジアの歴史には関わりの深い存在です。
 展示作品の中で一番記憶に残ったのは狩野山楽筆の龍虎図屏風です。嵐とともに現れた迫力のある龍が描かれています。対に描かれている虎も強そうな雰囲気たっぷりです。

 現在の展示は他にもあります。3Fには東アジアのやきものをテーマにした展示室があり、中国で作られた大きな人や馬をモチーフとしたやきものの馬俑、立俑や、茶碗などの茶道に使われていた道具などがありました。

 1Fには装飾が施されている仏教の経典を展示しているエリアもあります。書には知識が無いのでうまい言葉が出てこないのですが、数百年前に書かれた楷書体が今でも読めるというのは便利だなと思います。

 青銅器や仏像の土曜講座も予定されていて、聞きに行きたいと思う展示でした。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?