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VRCビザールで発生したスタッフ大量脱退について【2022年5月30日】

 この記事は、VRChat上の人外RPイベント;人外RPダイニングバー『ビザール』にて2022年5月30日以降に発生したスタッフ大量脱退についてまとめたものです。
 この件について、脱退したスタッフらが主催の私に関する誤解や悪評を起こしている様子が見受けられましたほか、「ビザールで何が起きてしまったのか気になっている」という皆様のお声に応える必要があると感じましたため、今回の件をまとめて外部の方も確認できるようにすることとしました。
 ビザールそのものに関心のない方にも、VRChatイベントを開催・運営するにあたっての失敗事例としてご参考になさって頂ければと存じます。

[2023/2/27追記] 後日談をUPしました【お気持ち】スタッフが大量脱退した後日談とお気持ち~H氏E氏のイベント勝手に死んでて草~
概要:ビザールは復活したけどH氏E氏A氏のイベントは勝手に即死しました。せっかくですので死体蹴りしてます。

概要

  • イベントスタッフの大量脱退があった

  • 一人の裏方スタッフB氏に辞めてもらうよう通知したことがきっかけ

  • そうしたところ別のキャストスタッフH氏が激昂し、ほぼ全メンバーの出席した緊急会議の場で、主催の私一人を貶める内容を長時間にわたって金切り声でまくしたてた

  • 会議中・後に16人中14人が脱退し、イベント休止に追い込まれた

  • 本件以前にH氏は自分の人外RPイベントを立ち上げており、そのイベントの中核メンバーとしてビザールスタッフ6人を引き入れていた

  • その6人全員が本件でビザールを脱退している

  • H氏のイベントは後日、ビザールが開催されていた曜日時間帯と全く同じ時間帯に開催された

 2022年5月30日夜、VRChat上のイベント;人外RPダイニングバー『ビザール』にてイベントスタッフの大量脱退がありました。きっかけは、一人の裏方スタッフB氏に辞めていただいたこと。
 理由は、B氏に精神面・対人の大きな問題があり、コミュニケーションをまともにとることができず、適宜合意してきたことも覆されてしまい、在籍させることによるグループへの負担が大きすぎると判断したため。これについては、B氏の精神疾患などの個人情報が絡む問題だったこともあり、そもそもB氏を加入させることを推薦した、B氏をよく知る幹部メンバーA氏との協議を通じて決めました。

 そうしたところ、緊急会議を開いて全員に事情説明しましたが、B氏とは別のキャストスタッフH氏が激昂。
「私、B氏のこと、大好きだったのに!ショックです!」「採用人数を変えることやコラボポスターを掲載することについても自分たちに相談なく勝手に決められた」「(時間をとって相談して決めた)YouTubeの(チャンネル運営方針の)件だって本当は納得していないんですからね!」「(自分は辞めることにしたが)どうせ『キャストが一人いなくなるんだけだ』くらいにしか思っていないんでしょう」などと、緊急会議に集まったほぼ全メンバーのいる場で、主催の私を長時間にわたって一方的に糾弾した。
 その後、H氏に便乗する形で他のメンバーらも私を糾弾し、即座に4人が脱退。A氏も「そんなにすぐに辞めさせるとは思わなかった」などと発言し、翌日に脱退。後日も脱退がつづき、16人いたメンバーが最終的に2人となり、イベント休止に追い込まれました。

 こちらとしては、私自身がメンバーとして過去に経験した2つのVRChat RP組織と異なり、イベント方針を幹部だけで決めることなく、全員の意見を聞く全体会議を独自に設けるなどして、他のスタッフらのやりたいことを最大限とりいれて支援し、ひとりひとりの意見を尊重して進めてきました。
「私が相談なく勝手に物事を進めた」と主張されましたが、これはまったくの言いがかりで、特に幹部メンバーにはかなり細やかに相談していたにも関わらずそれらを「無かったこと」にされたり、YouTubeチャンネルの件については時間をとって話し合ったにも関わらず、結局H氏の思いのままにしなかったから「納得してないんですからね」と叫ばれたりしました。
『VRChatをより楽しく遊びつつ、より多くのメンバーに挑戦と経験の機会を提供する』ことを主催の私が基本方針としていたのに対し、Vtuberとして黒字化できずに引退したH氏は『予期せず知名度が高くなったビザールを自分のものとして活用し、なんとしても知名度や何らかの成功・特別感を得たい』と考えていたのか、私からの相談の有無がどうというよりは、ビザールを自分の思い通りにできなかったことが不満だったと推測されます。

 実際、H氏がビザール加入後に立ち上げた、H氏主催の新たな人外RPイベントの中核メンバーには6人もの元ビザールスタッフがいるほか、休止に追い込まれたビザールと全く同じ曜日時間帯にてそのイベントが開催されました。緊急会議後に即座に脱退した4人全員が、大量脱退以前からそのイベントのスタッフでした。なお、”H氏の大好きな”B氏は、H氏主催イベントのスタッフに迎えられていませんでした。
 そのイベントについては、ワールドを初めて作るというH氏からの依頼に快く応じ、ワールド制作サポート役として運営Discordサーバーに招待されたことがあり、私自身の目で、ビザールと重複するスタッフの多さとB氏の不在を確認しました。

 H氏が裏でどのようなやり取りをしたかは分かりませんが、多くが学生である若い他の脱退メンバーにも『VRChatで成功や特別感を得たい』気持ちが強くあり、私よりもH氏の方に共感したと推測されます。
 あるいは単純に、エンジニアの私より元VtuberのH氏の方がトークがうまかったから、フルタイム労働者の私と違ってH氏は昼夜問わずいつでも遊んでくれるから、というだけかもしれませんが。

 まっとうな社会人の大人として、イベントを通じて縁のあった若い皆さんに「成功や特別が欲しいなら、VRChatやDiscordで遊んでばかりじゃなく、地道な勉強や練習を積み重ねないといけない」「講義中はVCじゃなくて講義をちゃんと聞いて」「手軽に得られる成功や特別なんてないんだよ」と伝える・注意する機会を永遠に失ってしまったことは、非常に残念でなりません。
 ひょうきんに謙虚に振る舞うだけではなく、私がどれほど長い間、地道で日の目を見ない研鑽を重ねて今の評価を得ているのか、もっとちゃんと話してあげるべきだったかもしれません。Unityを1年しかやっていないのは事実ですが、履歴書が真っ黒になるくらい多くの情報系国家資格を取っていること等、その下にある積み重ねを教えてあげていませんでした。

 今回の出来事は非常に残念でしたが、幸い、ワールド制作やイベント営業運営手順など、イベントを構成するものの9割を元々私が一人で作成・維持管理してきておりましたほか、当イベントの特色は『めずらしい高度さのワールドギミックを駆使した異世界情緒あふれる場』であり、マンパワーに頼らない設計を目指して運営しておりましたので、再開にさほど支障はありませんでした。
 また、今回の件を知った上でビザールのスタッフをやってくださろうという方々から過去最多の応募をいただくこともでき、キャスト数についても早期回復が見込まれます。

 今後ともビザールで皆様と楽しい時間を過ごせますよう、尽力いたします。

出来事の詳細

 以降では、概要で説明した出来事について、時系列にそって詳細に説明します。

B氏の採用と辞めていただいた経緯

 B氏のことを私は元々知らず、ビザールにお客として来たことは認識していたが、ほとんど話したことはなかった。B氏はA氏と仲が良かった人物。
「ビザールで裏方スタッフは募集していないのか、と繰り返し相談を受けた」
「良い子なので絵担当として是非入れてやって欲しい」
などとA氏からのたっての推薦を受け、既に内部にいる人間からの推薦があることと、キャスト扱いではないということもあり、面接なしで採用した。

 B氏にはポスター制作を当初依頼していた。キャストを楽しんでもらうことは本人都合によりできないため、代わりに営業時のイベント優先入店権を差し上げ、スタッフ機能利用もキャスト同様に自由にしてよいものとした。
 当面の必要作業が終わったら、数ヶ月くらい何も担当せずのんびり在籍する形でいていただいて私としては構わなかったが、本人が「次の仕事はないのか」「何もやることがない」「もう私は必要ないのか」などと催促したため、当面の長期作業として『現在の全キャストのアクキー(※アクリルキーホルダー)用イラスト』を描く作業を依頼した。
 当初、B氏の作業スピードや自由時間が不明であったことや、必要というよりはB氏の気が済むように作った作業であったこともあり、期限を設けなかった。
 後日、全体会議の中で「アクキー計画に当面の期限を設けた方がいいのではないか」という意見が挙がり、出席していたB氏本人に可能な期限であるかどうか確認したうえで、数ヶ月後のハーフアニバーサリー発表を完了目標とした。
 B氏が絵だけに専念できるよう、各キャストへの資料撮影依頼はこちらで積極的に声かけし、利用アバターやアクセサリーに関する利用規約チェックや作者問合せ作業などは、こちらで全面的に担った。
 
 後日、B氏から私へのDM (Direct Message) で「ビザールを辞めたいです」と連絡があった。理由は「A氏に嫌われたからもう居たくない」とのこと。
 所詮お遊びの集団であるので、本人が嫌なら止められないと考え、「気が変わったら言ってくださいね」と応じて私はこれを了承。この時点ではA氏に特に確認や連絡などをせず、本人らの意志決定に任せた。
 その日の夕方、今度はA氏から私にDMがあり、「不祥事をやらかしました」と連絡があった。
 B氏のことかと尋ねると、「B氏だけではなくC氏も辞めてしまう」とのこと。C氏はB氏に非常になついており、B氏が辞めるならばC氏も離れてしまう、とのことだった。
 C氏は手間をかけて面接して採用していたほか、B氏にも長期間の打ち合わせを経てアクキー用イラストをお願いしていたため、『ここはイベント主催者として間をとりもとう』と3名をDiscord VC (Voice Chat) に招待して話し合いの場を設け、司会を務め、それぞれ必要な意見を話せるよう取り持った。結果、A氏・B氏・C氏は3名とも満足し仲直りした。
 B氏には繰り返し感謝され、「プラベさんがいなかったらこうならなかった」と喜ばれた。
 これにかかった時間は4~5時間ほど。
 
 それから2週間と経たない2022年5月29日の日曜夜22時、翌日にフルタイム勤務およびイベント営業を控えた深夜、B氏から私へのDMで、今度は「他のキャスト達との間に溝を感じるんです」と連絡があった。
 それからVCに呼び出され、理解が非常にむずかしい言葉づかいで、思い出せる限り以下のような訴えを受けた。

  • 約2ヶ月前;4月はじめ頃にあったビザールのスタッフ内輪イベントに参加した際、自分(B氏)という裏方スタッフに配慮せず「録画をしよう」という話が勝手に始まり撮影開始され、その後、自分に断りなく「ビザールさんぽに良いワールドに行こう」という話が出て(※この提案はB氏推薦者のA氏が出した)、置いていかれたことがずっと不愉快だった

  • 自分は裏方スタッフであるので、キャストたちとVCで会話していると、キャスト特有の話題についていけないので溝を感じる

  • これまでに描いたアクリルキーホルダー用のイラストについて、メンバー達からスタンプしか反応のないことが不愉快である。絵師の手綱の握り方がなっていない(※実際の発言)。もっと感想を述べて欲しい

  • (アクキー用イラストが間に合わないという連絡をうけ、私が即座に「いいですよ」と快く延期を了承した件について)アクキー用のイラストは期限がないという話だったのに、自分に断りなく勝手にハーフアニバーサリー(8月中旬)までと期限を決められた

  • 期限に間に合わせようと無理して必死に描いていた

  • 絵を描くのは自分(B氏)でなくていいと思う。自分でなくて、どうせ他の誰かが代わりに描いてもいいのだろうと感じる

  • 自分はビザールに合わないと感じる。面接を受けた方がよかったと思う

  • 絵をどれくらいで何枚描けるかなんて、自分のペースはまちまちであるから、事前に予測できないに決まっている。いつまでに出来るかなんて聞かれても分かるわけがない

  • 私(プラベ)が遊びのイベント名義上とはいえ店長という立場にあるから、目上に感じて話しかけづらい。その気持ちに配慮してほしい

  • ビザールスタッフ用のDiscordサーバーに参加していると、毎日朝晩かかさず確認してしまうので、情報量が多くて病状的につらい。自分だけ全チャンネルを閲覧できなくなるよう設定できないか?

  • ビザールスタッフ用のDiscordサーバーを抜けるが、アクキー用の絵は描き続けたいし、スタッフとして在籍したい。なので、私(プラベ)に今後すべての会話を取りもち、作業を続けられるようにしてほしい

 1項目めについては、てっきりB氏の都合が悪くて途中退席したとばかり思っていたが、配慮が足りなかったのは確かなので、イベント責任者として代表で謝罪を述べた。
 以下、質疑の概要。

私(プラベ):自身へのメンションに限って通知をONにし(Discordの機能上可能)、その確認にしぼるのはどうか?
B氏:前後関係を把握したいのでそれはできない。閲覧できる限りは朝晩確認してしまう。入ってくる情報が多くて辛い。
私:裏方スタッフになった目的は、他のキャストと仲良くなること?
B氏:いや......そういうわけじゃないけど......
私:スタッフを辞めたいという認識で合っている?
B氏:いや、辞めたくない。スタッフとして加えたままにしてほしい。だがDiscordサーバーは脱退する。アクリルキーホルダーの作業を続けられるようにしてほしい
私:私に取り次ぎ連絡を担当してほしいということ?
B氏:そう
私:もしもあなたが絵を描き続けるのであれば、アクリルキーホルダーとして販売する際もあなたと綿密な連携が必要になるので、Discordサーバーに残って欲しいのですが
B氏:情報量が多くて辛いから無理。サーバーは抜ける
私:(自分が描かなくてもいいと思った、について)あなたの加入については、A氏から「B氏がぜひとも裏方スタッフになりたいと言っている」と聞いて受け入れた(※サーバー招待もA氏が行った)が...?
B氏:よくわからないが、いつの間にかビザールに入ることになっていた

 この会話にかかった時間が深夜帯2~2.5時間ほど。
 了承すると、B氏は「わがままばかり言ってごめんなさい」「迷惑をかけたくないんです」と発言した。
 この後、私は以下のように全体連絡した。

  • B氏は、体調事由によりDiscordサーバーを抜ける

  • 以降のアクリルキーホルダー絵作業はB氏の希望で氏が続投し、私(プラベ)が連絡役を担う

  • 今後、新しい絵が納品されたら、スタンプだけではなく皆で文章での感想を述べて欲しい

 この連絡を全体にしたところ、B氏が次のように反発。

B氏:(感想について)店長、それはもういいって言ったじゃないですか!
私:そうでしたっけ?
B氏:そうですよ!頼みますよ、ホント(眉をよせた苦々しい顔の絵文字)。

 このやり取りの後、私の我慢が限界となったため、B氏の加入を推薦したA氏と会話し、A氏に今後のB氏との仲介役を担ってもらおうとした。しかし、この前日にB氏とA氏の間でもトラブルが発生しており、A氏が仲介することは難しいと判明。
 A氏は次のように提案した。
「(ビザールスタッフを)やめさせましょう!報・連・相ができませんし、プラベさんに連絡を担当させたら、プラベさんの負担が大きすぎます」

 B氏が精神疾患をわずらっており、数年にわたって休職しているということは、以前の会話で本人から明かされていた。私も、現在は職場に復帰しているものの以前同じ状態だったため、そうした状態がB氏の言葉えらびや頭の働きに悪影響を及ぼしており、B氏本人の努力だけですぐに解消できる問題ではないと理解していた。
 そのため、我慢してB氏を責めず、問題のある発言を聞き流し、B氏が続けられるよう気を遣い配慮し最大限努力してきた。しかし、これ以上相手することは私には無理だと感じた。
 
 B氏の仲介役は、他のメンバーにとっても非常に負担が大きいと考えられる。
 B氏の扱いについて他のメンバーと相談するにしても、説明するためにはB氏の病気や休職などの情報を明かさざるを得ない。もともとB氏と付き合いのあるA氏ならば事情を知っているが、このことを知らないメンバーに教えるのは、私の所属する会社で教わったところのコンプライアンス上よろしくない。
 また、B氏はよくDiscordサーバーのVCに入っており、イベント主催である私のざっと10倍程度キャストメンバーとの会話に時間をとっていたが、それでも「キャストたちとの間に溝を感じる」と本人が証言している以上、他のメンバーからも距離を置かれていると推測できる。
 
 さらに、全メンバーが出席した会議においてB氏に可能な期限かどうかを確認し、B氏自身の了承を得て期限を設定したにもかかわらず、B氏にとっては勝手に決められたことになっているため、今後とも何かをB氏と合意することはほぼ不可能と思われる。
 B氏自身も「置いてかれたことをずっと不快に思っていた」「ビザールに自分は合わないと感じる」「絵を描くのは自分(B氏)でなくていいと思う」「よくわからないが、いつの間にかビザールに入ることになっていた」と話しており、これらの発言からすれば、ビザールスタッフを続けることにも作業を続行することにも、そもそも気乗りしていると思えない。
 
 私は「B氏にビザールスタッフを辞めてもらう」判断をくだし、B氏がこれ以上ビザールの作業に時間をつかってしまわないよう、いそぎ以下のようにB氏に連絡した。

  • スタッフを辞めてください

  • 理由は「私がもうB氏と会話したくないから」

  • それまでに描いてもらったアクリルキーホルダー用の絵(5枚)について(B氏の権利を尊重して)ビザール側では利用しない。お返しする

 B氏自身に由来する理由を伝えなかったのは、B氏の年齢(私より5つ年上のアラフォー)や現在の状況を鑑み、丁寧に説明して指摘したとしてもB氏の理解や反省、軌道修正の役には立てられず、たんに不快にさせるだけだと考えたため。
 実際、B氏からの回答も「ビザールが本当に好きでした。それは嘘じゃなかったです」という、論点のズレたものだった。

 この件について、精神的に疲労困憊していたうえ、すでに日付が変わって夜も更けていたこともあり

  • 皆様B氏の絵をもう使わないようお気をつけください

  • アクキー計画は白紙にします

  • もうB氏の相手をしたくない

といった不明瞭な連絡のみを全体に伝えた。

 そうしたところ、キャストH氏から「話をきくので自分のイベント用DiscordサーバーのVCに来ないか」と提案があり(※ワールド制作の手伝いを頼まれて招待されていた)、ビザール加入後にH氏が立ち上げたH氏自身のイベント用サーバーVCにて、B氏の事情を説明。
A氏に相談して決めているし、今回はそれで良かったと思う。アクキー計画白紙はもったいないし、やはりお金を払わないと責任感がもてないということだと思うので、お金払って(絵を)他の人にお願いしたらどうか」
などとH氏は応じた。
 そのVCには、ビザールと重複するスタッフが私とH氏の他に4名出席していた。

緊急会議と直後の大量脱退

 翌朝の2022年5月30日、TwitterでB氏による以下のような公開ツイートを確認。
「ビザールをクビになりました」
「絵を大事にしてほしかった」
「がんばったのに無駄になった」
「しばらく人の依頼で絵は描かない」
 数はおよそ10個。
 そうしたツイート群に、事情を知らないビザールスタッフらが同情的にリプライしていることも確認できた。
 私は、怒りにかられてB氏に抗議してしまわないよう、B氏のフォローを外し、ミュートした。
 B氏については、ビザール運営Discordサーバーにて、明日説明会を開くと連絡した。
 
 夕方、仕事に一段落ついたタイミングでスマホの通知を確認したところ、ビザール運営Discordサーバーからの通知が大量に押し寄せていた。内容は以下のようなもの。

幹部E氏:何度もすみません。何名かから本日このような状態でイベントを開催すべきではないのと全体で緊急会議をしたほうがよいと提案が有りました。

H氏:すみません、仕事中とのことでしたのでE氏の代わりに補足させていただきます。現状いくつかの事情から、本日のイベントを開催すべきではないのではないか?という意見が出ている状態です。

 そうした意見をうけ、当日夜に予定されていた定期営業を中止し、夜に緊急会議を行う旨をアナウンスした。

私:本日営業を中止します。夜は緊急会議を行います、皆さんご参加をお願い致します。

E氏:しんこうはじぶんと(H氏)でいたしますね。

 緊急会議の時間までの間、H氏から個人通話があり、以下のような連絡をうけた。
「他の人の話を聞いてまわったが、今回のことはきっかけにすぎず、皆に不満があるようなので、今日の会議は荒れると思う」
「プラベさんが今までやってきたことは無駄じゃないと思う。今日のことはターニングポイントになるだろう」

 夜、約束した時間にDiscordサーバーのVCにて参加可能なメンバーが集まり、緊急会議が開始された。
 進行役に確認をとったのち、私から、B氏に辞めていただくに至った事情を説明した。病気についてなどは触れず、B氏による拘束時間や会話そのものの負担の大きさが伝わるよう、なるべく簡潔に説明した。
 その次は、たしかA氏が、B氏を辞めさせるよう私に提案した理由などについて説明した。おおむね昨晩聞いた内容と同一だったが、A氏は次のように述べた。

「ひとつ言い訳させてもらいたいんですけれど。私、たしかに『やめさせましょう』って言いましたけれど!でも私は(そのとき現実の用事が忙しくて不在だった他の幹部メンバーである)E氏とF氏以外に相談する相手をみつけないとですねって話をしましたし、プラベさんがそんなすぐに辞めさせるとは思ってなかったんですよ!」

 その次に、キャストH氏が発言した。ほどなくヒートアップし、怒り狂った金切り声にて発せられた内容は、前日夜に発言した内容や会議前に個人通話で話した内容と真逆で、思い出せる限り以下の通り。

「私、今日一日かけずりまわらせて頂きまして、皆の話を聞いてきました」
「私が皆の代表みたいに話すのおかしいと思うんですけれど、今回のことはきっかけに過ぎなくて、皆ずっと不信感を抱いてました。採用人数を増やすこととか、コラボポスターのこととか、私たちに相談なく勝手に決められて」
「私、仕事の最中もB氏の話を聞いてあげてて、怒られました。当たり前です」
「だいたい私、ビザールに運営幹部グループがあるってこと今日はじめて知ったんですけれど!」
「私! B氏のこと、大好きだったのに! ショックです!」
「私たち、共同制作者でしょう!? どうして私たちに相談なく勝手に決めちゃうんですか!?」
「B氏は、やめさせられることになった理由を教えて貰えなかったことがイヤだったって、言ってましたァ!」
「E氏が(B氏にやめさせることにした件を)知らないってどういうことなんですか!?」
「本当は、YouTubeの件(※後述)も私、納得してないんですからね!!クオリティにこだわる人は切ればいいじゃん、って話されて、ああ、私切られるんだなって思いました!」
「だいたい私、プラベさんに『今日は会議までTwitterもDiscordも見ないで寝て』って言いましたよね?なのにどうしてB氏にメッセージ送ってるんですか?」
「店長って、いつも自分が正しいと思ってますよね!」
「店長って、ぜんぜん折れませんよね!私、店長が折れたところ、ほとんど見たことないです!」
「店長なんだからァっ!ちゃんとしてよォー!」
「私っ......ビザールのこと本当に、大好きだったのに...!でも、店長を追い出すわけにはいかないし、私が出てけって話になるじゃないですか!」
「だから私、辞めます!」

 この間、私の反応や反論に対するH氏の応答は以下の通り。
「相づちやめてもらえますかっ!?」
「そういう言い方、やめてもらえますか!?」
「『だろう』とか!そういう言い方、やめてもらえますかァ!?」
「それやめてもらえますか!?」
「ほんっとそうですよね!」
 こうした応答が5, 6回あり、私に何もしゃべらせまいと妨害している様子で、話し合うつもりは最初から無かったと見受けられた。

 この間、進行役を名乗り出たE氏からのストップは一切はいらなかった。
 逆に、見かねたキャストO氏が「今日の会議は延期しませんか? こんな話は全体のいる場でするようなことじゃないです」と進言したところ、E氏は「Oさん。だまって」と遮った。

 以下、質疑。

【運営幹部グループについて】
私:採用を決めるグループがそのまま流れで幹部グループになって、全体に聞くほどのことじゃないことを相談していました。これは、私がこれまで経験した2つのRPグループや、私が所属している会社のやり方もそうなので、皆がキャストとして動きやすいように、
H氏:(遮り)会社ですかァ!?
私:会社じゃないですけれど、動きやすい仕組みになるように、
H氏:(遮り)ほんっと、そうですよね!

【E氏が知らなかった件について】
私:(E氏とF氏は)忙しくて最近いなかったから相談しにくかったですし、私が本当に限界だったので
H氏:(遮り)私も限界です!!
私:・・・そう。
H氏:今あきらめましたよね?
私:・・・。
H氏:だから私、やめます!
私:そうですか。
H氏:やっぱりあきらめますよね。どうせ、『ああ、スタッフが一人いなくなるだけだな』って思ってるんでしょう。
私:別にそんなことないですけれど。

【なぜB氏をやめさせる件について皆に相談しなかったか?】
私:B氏はサーバー抜けるって言うし、それで絵を描くってなっても、私はもう相手すんの嫌だし、A氏も対応できないし、他の人に押しつけるのは憚られ
H氏:(遮り)そういう『面倒ごと』みたいな!押しつけるって言い方、やめてもらえますかァ!?
私:・・・。

【H氏がやめる件について】
私:それじゃあ、今日の会議は「やめます」って言うためにわざわざ呼んだんですか?
H氏:いや・・・私が呼んだわけじゃないし。F氏(E氏?)がそれはやめてくれって言うから。だから私、店長が「これからは皆に相談する」って確約してくれたら、そのときだけ残るつもりで来ました。
私:相談って、どうしたらいいのか分からないのですけれど。
H氏:分からないって何ですか?(怒気を含んだ声)
私:私の生い立ち上、
H氏:(遮り)今、生い立ち関係ありますかァ!!?
私:今の私の性質に関係あるんです!
H氏:(何事かふたたび遮ろうとする)
私:(無視して声を大きくする)相談できる人間が周りにいない環境で育ってきたので!相談の仕方が分からないんですよ、本当に!
H氏:ほんっと、そうですよね。私、プラベさんとは相容れないと思います。

【YouTubeの件】
私:ええ?正確にはなんて言ったことですか?
H氏:覚えてませんよ。録音とかないですし。プラベさん、飲んでましたもんね!
私:でも、切るとかそんな話してないと思うんですけれど。
H氏:ああ・・・クオリティにこだわる視聴者はいいじゃん、っていう
私:ああ、その話。視聴者って話で、べつにH氏は
H氏:(遮り)私が切られるんだなって思いました!

 飲んでいたのは事実。H氏は以前から、相手をまったく配慮せずに強い口調で責める傾向があり、そのH氏が反対意見をもっている中でYouTubeチャンネル方針を示す必要があったため、頭に血を巡らせるために飲んでいた。酔って記憶喪失する傾向はない。

【TwitterやDiscordを見ないで寝るように言われたが寝ていなかった件について】
H氏:これは聞くの怖かったんですけれど、B氏に「ケンカ売ってるんですか?」ってDM送ったって聞いたんですが
私:ええ、送りました。
H氏:私、プラベさんにTwitterやDiscord全部とじて会議まで寝てって言いましたよね?なんで寝てないんですか?
私:頭が焼けるようになって全然ねつけなくて、B氏のしたことも許せなくて、送らずにいられなかったんですよ。
H氏:ほんっと、そうですよね!

 B氏にDMを送ったのは、Twitterの公開アカウントで延々と被害者意識の強いツイートを繰り返す姿が目に余ったため。
 このときも、彼女の抱える病気を侮辱するような文言は一切いれていない。ただ、彼女の行いに怒っているということを対等に伝えるもの。
 私は、あなたのためを思ったから他の皆にあなたの問題を公表していない。お望みなら、私もTwitterであなたの問題をおおっぴらに投稿しますよ、と。
 
【店長が折れたことない、について】
私:私、いつもかなり譲っているつもりなのですけれど。
H氏:折れたところ、ほとんど見たことないです!採用人数を増やすときとか、コラボポスターを掲載することとか、後になって決定したって連絡だけされて!相談なく決められました!

 私はこれまでに経験した2つのVRChat上RP組織、および所属する会社においても採用人数やコラボレーションの相談を受けたことがなく、幹部や関係者ではない自分のあずかり知らぬところでそれらが決定されていたが、それを気にとめたことはなく、そういうものだと思っていた。なので、採用人数変更、およびコラボポスターの件について、幹部メンバー(A氏、E氏、F氏と私自身)の中で相談し、全員の賛成を経て決定した。
 このとき、幹部メンバーの誰からも「このことは皆にも相談しませんか」などとは提案されなかった(別件ではそのように提案され、全体に尋ねたことがある)。
 また、経験済みの2つのVRChat RP組織では無かった私独自の取り組みとして、時間をとって皆の意見を聞く全体会議を何度も行ってきた。私の方針にやや反する提案も相当数取り入れてきたほか、つめの甘い提案については、実現のために補強策を考えて提案した。
 私がこれまでに所属したRP組織では、小規模であっても方針は幹部グループのみで議論されるか、主催が一人で考え、一般キャストには決定事項が連絡されるのみだった。

 休憩後、H氏から「感情的になって、プラベさんの人格を攻撃するようなことを言ってすみませんでした」「わけのわからない言い方を私がしました」と、一言二言ほど軽い謝罪があった。
 
 H氏の発言群のあと、E氏を筆頭に、私を責める形で次々と脱退を表明。

E氏:私ももうついていけません。ごめんなさい、いろいろと情報集めて元々ブレーキ役でいたにもかかわらず、このような事態になってしまって申し訳ないです。今までありがとうございました。

 E氏は、こちらの話をまったく聞かずに「その話はもうおわったはずだ」「暴走だ」などと面と向かって言い、どちらかと言えば怒りのアクセルをベタ踏みする人だった。
 H氏が腹を立てている採用人数変更、およびコラボポスターの件について、E氏は幹部としていずれも話し合いに参加し、賛成票を出していた。しかし、そのことはE氏の口からは一切でなかった。おそらく現在もH氏に明かしていない。

「申し訳ない、お話聞かせて頂いた上で、このような事が1度起こった組織でどうやっても今後ともやっていく事は難しいと判断しましたので私は抜けさせていただきます」
「こんな雰囲気が最悪になったら、もう続けられません。抜けます」
「ぼくも抜けます」

 これらの発言直後、次々とサーバーから脱退表明メンバーらが離脱。この3名は、いずれもH氏主催のイベントにスタッフとして現在も在籍しつづけている。
 
 幹部メンバーのF氏は次のように発言した。

F氏:ぼくたち幹部メンバーの判断だから、プラベさん一人を責めないでほしい。・・・でも、ぼくはずっと、幹部グループを作るのは反対だったから!それだけ言わせてね。

 F氏がいつごろそのように主張していたのか私には思い出せなかった。すくなくとも直近ではそのような意見を持っていると聞いた覚えがない。

 翌日、「私一人でもビザールを再建してみせる!」と宣言していたA氏も「そのためには...内部の事は絶対に漏らさない、マイナスのイメージだけは拡散してはいけない、それだけが絶対条件だった」と書き残して脱退。なぜそんな条件が成立しうると思ったのかは不明。
 F氏については、再建に向けた私の行動(A氏の長文の脱退宣言書き込みが雑談チャンネルに大きく出ている状態だったため、雑談チャンネルをoldとして別にし、新規の雑談チャンネルを立ち上げた)が気に入らない様子だったため、「あなたの責任感を評価します。でも正直やりにくいので、もう抜けて頂いても構いませんよ」と申し出、脱退いただいた。
 その他も、黙って抜けたり、私に感謝を残しつつも楽しかった頃のビザールにこだわってしまいそうだからと抜けたりして、最終的に2人だけとなった。

 会議で即時脱退した3名の元メンバー、およびE氏は、H氏がビザール加入後に立ち上げた別の新しい人外RP系イベントにいずれも所属しており、現在も彼女ら元ビザールスタッフ合計6名が所属している。
 ワールドを初めて作るというH氏の依頼を受け、厚意で手伝うためにそちらのDiscordサーバーに入った際、一般応募スタッフが入っていない状態で既に当時ビザール在籍中の7名(A氏もいたが現在は脱退させられた)が所属していた。
 その中にB氏は含まれていなかった。
 先日、そのイベントは、ビザールが元々開催されていた曜日時間と全く同じ時間帯にて開催された。

補足:YouTubeチャンネルの件

 この騒動の少し前、私は「メルヘン村で次のビザールさんぽを撮影しましょう」と提案していた。メルヘン村ワールドが非常におもしろく、ビザールメンバーで動画をとったらきっと面白いだろうと思ったため。
 そうしたところ、H氏を含む今回脱退したメンバー数名から反対の声があがった。
「流行り物にのっても長期的にみたらイマイチに見えるだろうし、内容が薄いから反対だ」

 私には、流行り物だと何がイマイチなのかも、オープン3ヶ月を過ぎたばかりのイベントで長期的にものを考える必要性も、そもそも内容が薄かったとして遊びなのに何の問題があるのかも分からなかった。
 しかし、メンバーの意見を一顧だにせず却下するのは良いリーダーのすることではないので、時間をとって話し合いの場をもつことにした。
 私は、彼女たちがどういう考えでそう言ったのかを考え、提案を準備して臨んだ。
『動画編集を任せていた人たちが気乗りしないようなので、気乗りしないものを苦労して作ることがイヤなのはわかる。私もそうだし。じゃあ、私が動画編集をするから気にしないでくれと提案しよう。それから、誰が編集した動画かわかるように表記もしよう』
 そのように説明と提案をした。

 そうしたところ、H氏らは難色を示した。動画編集を担当していたメンバーから次のように反論があった。
「私は、VRChatを知らない人でも楽しめるように編集したつもりだった。でも、チャンネルに駄作が並んでいたら、せっかくクオリティ高く作ったのに無駄になってしまうと感じる。そこまでの品質を求められていなかったんだな、と感じる」

 実際そこまでの品質を求めた覚えが私にはなく、「動画編集をしないとですね」「じゃあ私がやりますよ」「わあ、お願いします!」ぐらいのやり取りしかしていない。
 参考として紹介したVRChat動画でも、VRChatを知らない人向けの編集は特にされていない。そもそも、VRChatの動画はVRChatterのうちのほんの一部しか観ないものであるので、VRChatを知らない人はおろか、ビザールを知らない人すら考慮せず作っていただいて問題なかった。
 とはいえ、せっかく良い編集をがんばってやってくれた年少のメンバーに、それをそのまま伝えるのは冷たすぎると考え、次のように伝えた。
「でも、○○さんの作ってくれた素晴らしい編集のおかげで、最初に見て貰う動画は○○さんの動画になるでしょう?それだったら、少しくらい駄作が並んでも見て貰えるんじゃないかな」
 しかし、納得を得るには至らなかった。
 プレイリストの活用、概要欄に動画編集担当者を表記、いろいろ提案してみたが、どれも彼女たち反対メンバーらの納得がいかない。

 煮詰まっていると、進行役として参加していたメンバーが次のように提案した。
「H氏と○○さんが最低限の編集がされているかどうか監督して、それでOKになったものなら上げていいことにしたら?」
 その提案を聞くと、反対していた編集担当二人も「それなら」と納得した。私としても、私の仕事を代わりにやってくれるメンバーができるなら有り難いので、それでOKとした。

まとめ

 コミュニケーションは非常に難しいと思いました。相談してもトラブルになるし、相談しなくてもトラブルになりました。
 主な失敗要因としては『ひととなりを理解しきらないまま幹部メンバーを選んでしまったこと』と、『VRChatで遊ぶのではなく、何らかの成功や特別感を得たい人をメンバーに数多く加えてしまった』ことが挙げられると思います。
 どうせ遊びなのだからと雑に幹部を選んでしまったし、VRChatイベントを遊びと認識していない人間がこれほど多くいると想定できていませんでした。
 今回の件をふまえ、幹部メンバーはひととなりを良く知るフレンドを中心に構成することにし、ビザールイベントはVRChatで楽しく遊ぶためにあることを明記しました。

ビザール再開に向けて

 企画立ち上げから半年間、オープンから3ヶ月、私自身がワールド作成やオリジナルギミックの作り込みを担い、ウェブサイトを作成管理し、無数に更新しメンテナンスを重ね、苦労して大切に育ててきたビザールというイベントが崩壊してしまい、私はショックで一週間寝込みました。
 とはいえ、大量脱退以前からビザールの運営管理は私が9割担っていたため、たとえ私一人しか残らなかったとしても再開はそれほど難しくありませんでした。営業まっ最中こそは一人だと給仕の手が足りず忙しいものの、それ以外は元々私一人でほぼ担っていたので特に苦労しません。
 集客についても、ビザールが注目されている理由は『めずらしい高度さのワールドギミックを駆使した異世界情緒あふれる場』であり、個々のキャストの魅力はあくまでも付帯的なレベルだったため、目立って衰えることはありませんでした。
 
 また、実のところ、何人かの元スタッフらの大量の要望が負担でした。
 筆頭は、H氏の要望で出展することになったVket用ワールドブース作成で、非常に技術的制限がきびしく、単純なQuest対応の1,000倍は困難が予想されました。アバターやアクセサリーなどの商品紹介ブースならともかく、イベント宣伝ブースには先例もほとんどありません。ワールド技術者が私しかいないこともあり、他のメンバーに任せることはできませんでした。
 今回の件で出展どころではなくなったため、Vket運営事務局に連絡して、倍率2.5倍の貴重なスペースを他の方に使って欲しいことをお伝えし、当選取り消しとしていただける旨を回答いただきました。私が負担した出展費用3,300円は戻ってきませんが、スペースの無駄が出ないとわかってホッとしました。
 何より、もうブースを作らなくていいこと、その他多数のスタッフ要望ももう対応しなくていいことで、随分気が楽になりました。
 
 さらにありがたいことに、今回の騒動にも関わらず、過去最多のスタッフ応募をいただきました。3ヶ月はワンオペを覚悟して営業再開したのですが、この分なら比較的早い段階で元と同等の規模に戻れそうです。
 大部分の面接が完了しましたが、いずれも人柄のよさそうな、良いキャストになられそうな方たちでした。新体制にも期待できます。
 その中には、ビザールを立ち上げる以前から親しくさせていただいているフレンドも何人かおられ、今度は幹部メンバー選びにも失敗せずに済むと思われます。

 今後ともビザールをよろしくお願いします。

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