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「下駄を履いて歩く」という運動療法!!

どーも、あんどぅです。
本日は勝手に無料公開にします!気まぐれですww

最近、一本歯の下駄を買いました!!

なんかさ、下駄がいいっていうじゃん?
一本歯の下駄が足部機能を高めるっていうじゃん??

「ほんとかよ?」って思うじゃん!?
試してみたくなるじゃん!?

ってことで本日は予定を変更して一本歯の下駄トレーニングについて書きますww

まずは下駄での歩行について考えていきましょう!!


下駄による歩行の報告

・下駄歩行はエネルギー消費量が高く、歩行速度が上がるほど大きくなる
・下駄歩行は歩幅は小さく、歩行速度が上がると歩数を増やして対応する
・下駄歩行は速度が速くなるほど、運動の安定性を欠く

靴よりも下駄の方が不安定で、歩幅が小さくて、速く歩くと歩幅を増やすんですよね。つまり、下駄の方が疲れますww



・下駄の方が歩幅が10cm短かった
・左右方向に不安定であった
・歩幅が小さくても床反力の前後成分が高い

こちらでも左右への安定性は低く歩幅は低いとなっています。
さらに床反力の前後成分が高いということは、歩行時のブレーキとアクセルが激しいってことですから、筋に対する要求は増してきますよね。これはエネルギー消費が大きいことと関連してるかもしんないっすね!


ここで私見ですw
靴にはミッドソール(アウトソールという人もいる)によって、かなりクッション性があるものが多いです。しかし、下駄にはありません。木ですww

地面と接触するところにゴム材はくっついてますが、木ですww

歩行時に突き上げられるような感覚あります。
多分、その感覚入力が抗重力筋を賦活するんだと思うんですよね。



・裸足に比べて着靴でMP関節運動範囲、Arch運動範囲が有意に減少した
・靴着用中と比較して下駄着用時にはMP関節運動範囲、Arch運動範囲が改善する

↑こんな報告もあります。
足趾の積極的な使用(鼻緒を挟む)が足部障害の発生の予防に有効なんじゃない?ってことで締めくくられてます。



そして、やっぱり鼻緒を足趾で挟むことは足部の内在筋を賦活させるという報告もあるんですな!

下駄着用時には鼻緒を足趾で挟む為、足部内在筋の筋電活動が増加する。(高橋公、亀山順一、盛合徳夫、北純:ポックリの歩行筋電図、靴の医学 15:41-44,2002)
下駄歩行は歩行推進力としての腓腹筋への負担は少なく、歩行制御力としての足部内在筋及び前脛骨筋への負担が大きい(金井 秀作,長谷川正哉,大塚 彰,沖貞明:動作筋電図による裸足,整形靴及び下駄の歩行分析,靴の医学 18(2):42-46,2004.)


下駄歩行のまとめ

さて、色々と引っ張ってきましたが要するに・・・・

・不安定になる
・足部内在筋が使われる

んで

・歩幅は狭くなる
・エネルギー消費が増す

ってところまでは下駄歩行で言えることですかね。

私もやっぱり不安定でした!(一本歯なので尚更!!w)

もちろんですが、不安定ってことはリスクあります。セラピストたちが戦々恐々としている転倒リスクがね!!

・・・ん?私?

あぁ、、、もちろん転びましたよww

ちなみにまだ膝痛いっすwww


一本歯の下駄って?

一本歯ってわかります?!(今更ww

画像1

これは下に2本ありますよね?これが2本歯の下駄で、ゲゲゲの鬼太郎が履いてるやつですね。

画像2

これが一本歯の下駄で天狗とかが履いてるやつです。

私が買ったのは、この天狗が履いてそうなやつです!!


一本歯の下駄の考察

1.姿勢への影響

静止立位が難しいです。
履いてる時はずっと足踏みしてます。

逆を返せば常に重心が動いているってことです。
不安定なので重心がグラグラしてしまい、それをコントロールしようと必死こいてバランスを保とうとする反応がガンガン働きます。この能力が乏しい疾患ってなんだかわかりますか?

そう、パーキンソン病です。

多分パーキンソン病の人は一本下駄履けません。転びます。
逆にパーキンソン病の人には、重心を素早く移動してコントロールするトレーニングが必要ってことになります。ちょっと下駄とは話が違いますがww


えっと、話を戻しますw


この重心がグラグラしてるのに対してバランスを保とうとする反応はいわゆる姿勢調節とか姿勢制御って言われてる能力になるわけです。
これが賦活されることで、一本下駄を脱いだときにも姿勢が良くなります!!


2.足部への影響

これは上述してますが、鼻緒を挟むだけで下駄上に足を固定しないといけません。
足部内在筋が賦活されますので、圧倒的に鍛えられます!!

内在筋と外在筋の関係は、単関節筋と多関節筋の記事を読んで見てください!

内在筋が賦活化されれば外在筋は抑制されてきますので、負担が減ります。
そして、内在筋は弱化しやすい!!!!!

ぜひ、下駄トレをしておきたいところです。


3.関節のコントロール

関節のコントロールって書くと関節の話っぽいですけど、関節をコントロールしているのは筋なので筋の話です。

一本なので特に底背屈方向にグラングランです!!

すっごく単純な話にすると底屈筋(下腿三頭筋)と背屈筋(前脛骨筋)の協調的な動きがすごく鍛えられます。

どちらの筋にしても求心性および遠心性にブンブン働かされます。

嫌が応にも鍛えられます!!

これは二本歯の下駄にはあまりない効果ですね。


んで、前後だけかと思いきや意外と左右にも揺らされます。
地面の傾斜がもろに下駄の傾斜のなるので、回内外コントロールも必要になってくるんです。

上述の報告にも左右への不安定性が増すってのがあるのでもしかしたら中臀筋とかにも効いてるかもしんないと思っております。



4.下駄の問題点

現代社会において下駄履いてると浮くってことですww

あと寒いwww

5本指ソックスとか足袋ソックスだと下駄履けますが、木の上で滑るんですよね。
やっぱり下駄には裸足がええんですわ。



・・・さて、ちょっと運動療法月間に「これは運動療法なのか?!」という感じのをぶち込んでみちゃいましたww

息抜きだと思ってくださいwww


ライタープロフィール

あんどぅ


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