30秒椅子立ち上がりテスト(CS-30)
本日は30秒椅子立ち上がりテスト(30‐second chair stand test:CS-30)についてです!
これ、好きなんですわ。
よく使います。
なんでかっていうと私は訪問でのリハが主職なんですけど、、、正直言ってですね、、、
・スペースがない!!
・道具がない!!
ってのは普通なんです。TUGなんて測れませんから。3m歩いて帰ってくるって意外と場所必要なんですよ、、、
と言ってもこの辺は地域差あります。
僕は都内訪問なので自転車移動でして、、、おっきな道具を持ち運ぶのもちょっと難易度高いんです^^;
なので、家にある道具で省スペースで出来る評価バッテリーってのが重要です。
んで、
私が思うCS-30の魅力ってのがですね
・妥当性がある
・数値として出る
・経過を追える
・手軽にできる
・そのままトレーニングとして使える
・だいたいの家に椅子はある(ない家もあるw)
・椅子から立ち上がるスペースがあれば出来る
っていう在宅に超向いてる評価バッテリーなんですよ!!
かと言って病院やクリニックに向いていないっていう話じゃなくて「椅子があればどこでも使える」ってのが魅力です!!
CS-30の方法
1.椅子の中央部より少し前に座り,少し前屈みになる(体幹が10度くらい前屈)
2.両膝は握りこぶしひとつ分くらい開く(X脚やO脚にならないように注意する)
3.足裏を床につけ,踵を少し引く(踵を引かないと立ち上がりにくい)
4.両手は胸の前で腕組みして胸に付ける(腕の反動を利用しない)
5.用意,[始め]の合図で両膝が完全に伸展するまで立ち上がり,すばやく,座位姿勢にもどる
6.測定中の座位姿勢では,からだが少し前屈みになった方がやりやすい(立位姿勢では背中をまっすぐ伸ばす)
7.練習を5~10回行わせ,姿勢を確認した後に30秒間繰り返す
8.測定は1回とする
9.立ち上がった際に膝や腰、背中が伸びていない場合は口頭で注意し、膝関節や腰関節に違和感を訴えたら中止させる
10.測定中は後方にバランスを崩すことがあるので,測定者は注意すること
11.座った姿勢から開始し,立ち上がって1回とカウント,座って再び立ち上がって2回とカウントする.30秒時に少しでも立ち上がり動作が見られれば回数にカウントする.
(http://www7b.biglobe.ne.jp/~toshiaki/CS-30.htmlより引用)
まぁ、細かく規定するとちょっとややこしいようですが、、、私が注意しているポイントは3つです。
1.手の反動は使わない(胸の前で!)
2.「しっかり立って、しっかり座る」で1回
3.出来るだけ早くやってもらう
この辺ですね。
論文にするわけじゃないので、継続的に本人が同じ椅子の高さで計測出来れば経過は追えるかなって思ってます。(もちろん基本は把握したうえでね!)
評価結果としてもこちら(CS-30作った研究室のHP)で年齢別の指標が出ています。性別・年齢別で出ている&5段階評価となっているので、以前地域のイベントでブース出したときに作ったたやつが↓です。
CS-30のは何を示しているのか?
1)CS−30テストの信頼性(再現性)は男性がr=0.84 、女性がr=0.88と高い相関関係を示した
2)CS−30テスト成績と膝伸展力との間に男性はr=0.44、女性はr=0.52の有意な相関関係が認められた
ここで注目すべきは上記の2点。
・信頼性(再現性)が高い
・膝伸展筋力と相関あり
ってことです。
ただし・・・
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