睡眠時無呼吸症候群のあれこれ

どーも、physio365の王道じゃないところ担当のあんどぅです。

みなさま、明けましておめでとうございます！！！
本年もphysio365をよろしくお願いいたします。

ふぅ、、、

新年の挨拶とともに繰り広げられる親族からの健康相談タイムも無事に終えましたw

「若いから」という理由だけで、たらふく食わされるのをどうにかしてほしい😅w

— アンドゥ・ジ・エンド (@andyou_andme) January 1, 2020

さて、本日も王道じゃないところをお伝えいたしますww

今日のテーマはSASです！！
読むのめんどくさい人は「まとめ」だけ読んでくださいw

Sleep Apnea Syndromeの頭文字をとってSAS、サスって言われますね！

Sleep：睡眠
Apmea：無呼吸
Syndrome：症候群

なので、日本語にすると睡眠時無呼吸症候群です。

SASの症状

いびき、夜間の頻尿、日中の眠気や起床時の頭痛などを認めます。日中の眠気は、作業効率の低下、居眠り運転事故や労働災害の原因にもなります。（日本呼吸器学会HPより）

日中の眠気なんかはみに覚えのある方もいるんじゃないですかね？
もちろん深酒した次の日とか、徹夜で麻雀してた次の日とか、、、そんなんはSAS関係ないっすけどww

ちなみに私は実はたまに止まるんですよ^^;
診断基準から考えるとSASとまでは言えないレベルですけど（妻より）

だから私はお昼休みは積極的にお昼寝するんです。
眠気によってはご飯食べるよりお昼寝を優先するので５０分くらい寝るときありますw

SASって自分が把握していないところで自分を蝕んでたりするので怖いですよね・・・。でも、最近は若い人でもSASですって人は増えている印象ありますね。

SASの患者数

日本国内の睡眠時無呼吸症候群（SAS）の潜在患者数は、治療が必要な重症度の方に限定しても300万人以上と推計されています。
しかし、現在欧米や日本国内でもっとも普及している治療法であるCPAP療法でも治療者数は現在わずか40数万人程度だそうです。（睡眠時無呼吸なおそう.comより）

これ、すごくないっすか？？

実際数はかなりいるんだけど、見過ごされている人がどれほどいることか、、、。
下記にSASで発生するリスクとか書いてあるんですけど私たち医療職が関わる人はハイリスク群と触れ合うことが多いはずなので、できる限り私たちはしっかりした知識を有して「あれ？SASかな？」という視点を持つことは重要だと感じますね。

SASと事故

SASが一般的に認識されてきているのは居眠り運転事故などの原因としてあげられるニュースが多く取り上げられるからでしょうね。すこーし、どんな事件があるのか振り返ってみましょう！！

2002年：和歌山
乗用車が対向車線にはみ出し、軽乗用車と正面衝突。3人が重軽傷。乗用車の運転手は中等から重症のSASと診断。

2003年：岡山
山陽新幹線で運転士が居眠りをしたまま時速280kmで8分間走行し自動制御装置が作動。けが人なし。運転士はSASと診断。社会的に高い関心を集める。

2005年：滋賀
名神高速道路でトラック・バスなどを含む多重事故が発生。ブラジル人男性7人死傷。トラック運転手は重度のSASと判明。

2008年：山形
高速バスの運転士が眠気を催し走行が不安定に。乗客がバスを停車させて事故を防いだ。

2008年：愛知
大型トレーラーが赤信号の交差点に進入。横断歩道を横断中の男性を死亡させた。運転手は起訴後に重度のSASであることが判明。

2009年：長崎
遊漁船が岩場に衝突し釣り客ら3人が死傷。船長がSASであり慢性的な睡眠不足であったことが判明。

2012年：群馬
関越自動車道で走行中のツアーバスが運転手の居眠りにより防音壁に衝突。乗客45人が死傷。運転手にはSAS症状が確認された。

2012年：東京
渋滞中の首都高速湾岸線でトラックがワゴン車に衝突。ワゴン車に乗っていた東京税関職員6人が死傷。眠気を感じてから仮眠状態に陥るまで約1.5キロ、さらに事故に至るまで約1.5キロを運転していたとされる。トラック運転手にSAS症状が確認された。
（無呼吸なおそう.comより一部改変して引用）

2003年の山陽新幹線の事故は新幹線ということもあり、このニュース自体が注目を集め、SASが多くの人に知れ渡るきっかけになったと言われています。

2012年の群馬での関越自動車道での事故なんかは割と最近ですし、かなりのでかい事故ですので記憶にある方もいるんじゃないでしょうかね。

まぁ、何が言いたいかというとSASというのは社会問題として認識されているってことなんですね。

SASの診断基準

　問診などでSASが疑われる場合は、携帯型装置による簡易検査や睡眠ポリグラフ検査（PSG）にて睡眠中の呼吸状態の評価を行います。PSGにて、1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数である無呼吸低呼吸指数（AHI）が5以上であり、かつ上記の症状を伴う際にSASと診断します。その重症度はAHI5～15を軽症、15～30を中等症、30以上を重症としています。（日本呼吸器学会HPより）

ちょっとややこしい文章なので解説していきますねw

まず、睡眠ポリグラフ検査（PSG）や無呼吸低呼吸指数（AHI）って言葉が急に出てきましたね。
学生のレポートだったら「なんで急にこれ出てきたの？ここ以前に何もこんなこと書いてないじゃん！」って言われるやつですねww