見出し画像

OODAループを理学療法に適応しよう

どーも、あんどぅです。

いまだBiSHにハマっております!

とりあえずこの動画の4:30くらいから見てみてください!!
アイナ・ジ・エンドの歌声がめっちゃかっこええんすよ!!


さて、みなさま「PDCAサイクル」はご存じですか?
PDCAサイクルと似てるようで違う「OODAループ」が今日のテーマです。

あまり耳にしないかもしれませんが、私はこれすごく気に入ってます!
ちなみに「OODA(ウーダ)ループ」と読みます。


OODAループって何?

OODAループ(英語: OODA Loop、ウーダ・ループ)は、意思決定と行動に関する理論。
アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐により提唱されて、元々は航空戦に臨むパイロットの意思決定を対象としていたが、作戦術・戦略レベルにも敷衍され[5]、更にビジネスや政治など様々な分野でも導入されており、コリン・グレイらにより、あらゆる分野に適用できる一般理論(Grand theory)と評されるに至っている。(wikipediaより引用)

意思決定と行動に関する理論ってのが大事っすね。

セラピストが業務する上で大事にしていることは患者さんまたはその家族の「意思決定」です。ってことはOODAループが大事じゃないはずがない!!



PDCAサイクルを医療に適応する違和感

PDCAサイクルは

Plan:計画
Do:実行
Check:評価
Action:改善

をまわしていくものです。

PDCAサイクルを調べるとどうやら製品管理とかから出てきた言葉みたいです。そして、私はこのサイクルを理学療法に適応するのに違和感を覚えていたんです、、、

なぜかって「意思決定」がないんですよ。つまり、主体がないんです。
そして、いきなりP(計画)から入るので、僕らが最初に行う情報収集・評価という項目がないんですよね。

P:プログラム立案
D:プログラム実施
C:再評価
A:再プログラム実施

とかにすると適応はできるんですけど、、、なんか省きすぎ感ないですか?
これだと要するにアプローチと評価を繰り返すだけやん!みたいな、、、


OODAループは

Observe:観察
Orient:状況判断
Decide:意思決定
Act:実行

をまわしていくものです。

これを理学療法で適応すると

O:評価、情報収集
O:統合と解釈、問題点の抽出、ゴール設定
D:プログラム立案および患者の同意
A:プログラム実施

となるわけですよ。

私がOODAループで何が気に入っているかというと「主観」が入るんですよね。
意思決定は誰においても主観でしかないので、、、そのプロセスが入るってめちゃくちゃ大事ですよ。

スクリーンショット 2020-06-06 11.12.55


OODAループで重要なところ

ま、全部大事っちゃ大事なんですけど。
個人的にはOrient:状況判断が重要だと考えております。

理学療法版でいうと統合と解釈、問題点の抽出、ゴール設定のところですね。
まぁ、もちろん全部大事なんですけど(2回目w

なんで大事かっていうと、ここがないとDecide:意思決定(プログラム立案および患者の同意)が出来ないんですよ。
(まぁ、それを言ったらObserve:観察がないとOrient:状況判断できないんですけどww)

情報をいかに集めても、判断ができないと意味ないっすからね。
Orient(状況判断)のために何が必要かっていうと判断基準なんですよね。


その判断基準ってなんだと思います??


これ2つあると思ってます。

A.医学的知識をもとにした判断基準
B.患者本人の価値観

この2つです。
この2つを踏まえてDecide:意思決定(プログラム立案および患者の同意)することが大切なんです。


ってことはですよ?

患者さん自身にもOODAループを回してもらう必要もあるんですよ。
結局私たちのDecideにも患者のDecideが必要なので。


患者さんにもOODAループを回してもらう

患者さん版のOODAはですね

O=自分の状態を知る
O=何がしたいか(hope)・どこまで出来るか(予後予測)わかる
D=意思決定
A=リハビリがんばる

ってなるわけです。
OODまではインフォームド・コンセントですね。説明と同意です。

スクリーンショット 2020-06-06 11.13.10

さて、ここまで来てふと気づく方もいるかもしれません。

OODAループ、、、当たり前じゃね?ってwwww


そうなの!!
当たり前なんです!!!!

僕らが普段から行なっている「意思決定」と「行動」のプロセスですので。


でもね、だからこそ大事。
だからこそ、ここを丁寧に徹底することが大事なんですよ。



自分の生活にもOODAループを!

そして、これは生活の中でももちろん使えるわけです。

何度も言いますが、、、

Observe:観察
Orient:状況判断
Decide:意思決定
Act:実行

です。

そして、重要なところはOrient:状況判断です。
なぜなら判断するためには判断基準が必要だからです。(2度目w

判断基準がないと意思決定できないんですよ。
もし、悩みがあったり何かに迷っている人は判断基準が明確じゃないからかもしれません。

個人レベルでの判断基準は、軸とか価値観といった方がわかりやすいかもしれないっすね!!

この自分軸、価値観を知るってのは自己理解です。
これは、まさしく自分をいかに深掘りできるか?ってことです。


ちなみに会社とかだとビジョンですね、ここは。
ビジョンという判断基準が必要なんですわ。



自分軸、価値観を明確化する

これはね、自分に質問しまくることです。自問自答。

自己理解は時に苦痛です。知りたくないことを知らなきゃいけなかったり、向き合いたくないことに向き合わなきゃいけないこともあります。

でも、そこを乗り越えていくと自分軸、価値観が築かれていくんです。

この自己分析はそのうちまた書きますねー!!
これね、完全に私のオリジナルの理論がありますwww


では、今日はここまで〜!!
興味がある人は「OODAループ」で検索してみてください!
理学療法版は出てこないですけど、普通のはいっぱい出てきますよ〜!!

ここから先は

0字

2020年9月までの過去の100本以上の記事はいつ購読開始して頂いても読めます。 2020年10月からの記事は入会月より継続購読している方のみ読めます。単品だと390円ですので、こちらの方がお得になっております!

あんどぅコラム from physio365

¥480 / 月 初月無料

あんどぅの雑多コラムです。毎週1本更新!! 主にphysio365の私の記事をこちらにも載せていきます!他のメンバーの記事も読みたい方はお…

・365日理学療法に関する情報をお届け! ・過去コンテンツ!1000コンテンツ以上読み放題! ・コラム・動画・ライブ配信であなたの「知りたい」をお届け!

365毎日お届けするマガジン!現在1000コンテンツ読み放題、毎日日替わりの現役理学療法士による最新情報をお届け!コラム・動画・ライブ配信…

サポートはいりません!!それでも少し…という方がいらっしゃれば、シェアという無料でできるサポートをお願いいたします^ ^