「特技」を聞かれるのが非常に困る話

昔から、自己紹介とか履歴書で書かされる「特技」が大嫌いだった。
候補に一瞬上がるものはあったりもする。
バドミントンなんかは中学生の頃から20年近くやってるし、
ビールもそこそこ詳しい自覚はあるし。

でもバドミントンではインターハイに出たわけでもなければ、ビアジャッジの資格を持ってるわけでも醸造してるわけでもない。
単純に、「書けるほど特異的に秀でてない」のだ。

「趣味」ならレベルは関係ない。
下手くそでも、始めたばかりでも書ける。
下手の横好きでも、「趣味」とすることには誰からも文句を言われる筋合いはない。
でも「特技」となると話が変わってくる。

辞書で意味を引くと、以下のように出てくる(新明解)
とくぎ【特技】[1]
(一)特別に自信のある技能。
(二)他の人にはまねの出来ない技能。

こうなってくるといよいよ何も書けない雰囲気になってくる。
ハードルがどんどん上がってる。
他の人にはまねのできない技能ってなんだ。
みんな一体何を書いてるんだ。
みんななにかしらのギネス記録でも持ってるのか?
たこ焼きを一気に頬張って、スイカの種みたいにタコだけを吐き出せる数とか?

こうなってくると、
口笛を口の3箇所で吹けます
とか書くしかない。これは事実なんだけど。
地味が過ぎるか。


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